二十四節気「冬至」、七十二候は初候の「乃東生 (なつかれくさしょうず)」に変わり、乃東(だいとう)と呼ばれる靫草(うつぼぐさ)が芽を出す時期です。
乃東(だいとう)とは、冬に芽を出し夏に枯れる「夏枯草(かこそう)」の古名で、漢方薬に使われる紫蘇科の靫草の漢名(かんめい)のこと。

靫草は日当たりの良い山野に群生して紫色の花をつけ、夏至の頃に枯れます、この枯れた茶色い花穂が夏枯草と呼ばれています。
夏枯草は漢方として用いられていて、利尿・消炎作用があり、煎液は、ねんざ・腫物・浮腫の塗り薬として使われ、うがい薬にも用いられます。

和名の「靫草」は、花序の形が、矢を入れる靫に似ていることから付けられました。

冬至には柚子風呂に入ったり、小豆粥(あづきがゆ)・かぼちゃ・こんにゃくなどの「ん」のつく食べ物を食べると良いといわれています。
小豆の赤には、邪気などを祓うと考えられ、人々は太陽が力尽きる冬至の日に、小豆粥で食べることで悪い気を払い、翌日から運気を呼び込もうとしたそうです。

冬至の日は「死に一番近い日」と言われ、その厄(やく)を払うためにからだを温める慣わしとして、「とうじ」にかけて「湯治」として生まれたのが柚子湯で、野菜の少ない季節の食べ物として、冬至粥(小豆粥)や南瓜かぼちゃを食べるように習慣づけられました。
この風習は、太陽の恵みが最も少ない時期の健康維持の秘訣のようです。
日本のこういった習慣は和みますね。

冬至で食べられる「ん」の付く食べ物は?
南瓜(なんきん:かぼちゃ)・うどん・蓮根(れんこん)・寒天(かんてん)・人参(にんじん)・銀杏(ぎんなん)・金柑(きんかん)は冬の七草として食べます。

最近知った、かぼちゃとあずきの「いとこ煮」。
鍋に、一口大に切ったかぼちゃとさつまいも、水を入れて火にかけて、5分ほど煮てかぼちゃが硬めにゆであがったら、ゆであずき、醤油を加え10分煮たら完成です。
調味料が醤油だけというのも簡単で良いですよね(私は少し、三温糖を入れて作ります)。

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それと、当時の食べ物というわけではないですけど、この時期は、湯豆腐がおいしいですよね。
冬の代表的な鍋料理のひとつで作り方はいたって簡単。
1.鍋に昆布を敷きます。(塩を吹いた利尻昆布なら最高)
2.昆布がゆらゆらしたところで、一口大に切った豆腐を入れます。
3.温まったところで引き揚げて、醤油、酒、みりん、出汁を合わせて作ったつけダレに、ネギ、柚子、大根おろし、削った鰹節などを薬味にして食べます。
ポン酢に柚子胡椒もとっても合います。

寒い夜に、湯豆腐で熱燗、ビールも合いますよね(^^♪
豆腐も、スーパーの安いやつじゃなくて、豆腐屋さんで作られているのがベストです!

今夜は湯豆腐に、〆にはポン酢とうどんで温まろうかな♪

 

 

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