七十二候は立冬の末候「金盞香(きんせんかさく)」に変わり、水仙(すいせん)の花が咲く頃になりました。(11月17日~21日頃)
この「金盞香」は、春に咲く金盞花(キク科の植物)ではなく、水仙のことを指します。
金盞は、黄金の杯(さかずき)のことで、六枚の花弁の真ん中に黄色い冠のような副花冠を持つ水仙(ヒガンバナ科)の異名。

和名スイセンという名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもので、中国で名付けられた漢名の「水仙」は、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来します。

開花時期は、冬から春(11月半場から3月頃まで)にかけての山の斜面などに白や黄色の花を咲かせます。
このことから「雪中花」とも呼ばれています。(水仙の異名です)

スイセンの学名は、ナルシストの語源である「Narcissus(ナルキッソス)」。これは神話の登場人物の名前にちなむそうです。
なんでも、ナルキッソスは、様々な女性に言い寄られる程、非常に美しい青年だそうですが、彼は女性たちに対し、高な態度をとっては傷つけていたそうです。
ナルキッソスの行いを見かねた女神は、自分自身に恋をしてしまう呪いをかけます。
そんなこととは露知らず…湖に出かけたナルキッソスは、水面に映った自分に恋をして、自分自身に恋こがれた結果、水面から離れられなくなり、その場で生涯を終えたそうです。
その後に、ナルキッソスがいた水辺にはうつむいたようなスイセンが咲いたそうです…さみしい話ですね。

花言葉は、「うぬぼれ」「自己愛」と、かわいい姿とは裏腹で笑えます。

ナルシスとですからね~。

冬場でも花を咲かせる植物、貴重ですよね。
なんとなく癒されるというか、ほっとするというか…。
最近は、花屋さん、葬式以外で花を見る機会も少なくて…野山に咲いている花なんてめったに気にしてません。
春の桜は、いろんな意味で盛り上がるので…山梨県民ですから、桃の花やすももの花、梅の花というのは見ますけどね。

釣りをするサーフでは、ほとんど花を目にすることはありません。
最近でいえば、ススキくらいでしょうか?
暗いうちに入砂して、疲れて退砂して…温泉浸かったらそれまでですから(笑)

山育ちなんで、水仙は身近だったのですが、ここ数年は山に行くことがありませんので、野生の水仙を見ることはないですね。
花屋さんで、栽培された水仙を見ることはありますけど。

そう考えると…花を愛でるくらいの心にゆとりがないといけないかなと思います。
野草もキノコも最近では記憶が薄れて忘れていますから…その分、魚の種類や見分け方は覚えたかな?

季節の変わり目、移り行くところは、日本人として四季を感じられるようにしていきたいと思います。
自然の当たり前がいつまでも続くと良いですね。

旬の食材も…。
11月といえば、里芋や薩摩芋、山芋といった芋類、春菊や長葱などの香味野菜に白菜、大根、ホウレンソウ、レタス、えのきやエリンギ、なめこといったキノコ類…間違いなく、「鍋」ですね。

魚は、先日も釣りあげたイナダ(一部地域でははまちと呼ぶ)、サワラ、サバといった青物にカマス(アカカマス)。

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これからシーズンのヒラメ、高価なフグ、鱧…大型の個体が捕食するコノシロ、骨切すると結構おいしく頂けます!

鍋…日本酒の季節ですね♪
熱燗で、刺身や鍋、想像するだけで温かくなります。

それと、家族からもリクエストのある「ブリしゃぶ」、今年もブリ釣れるかな?釣りたいな!

 


遠州サーフ、駿河サーフと期待しましょう♪

 

 

 

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