サーフといえば…一般的には、サーフィンとか「海水浴」がすぐに浮かんでくることでしょう。
サーフフィッシング(砂浜のルアー釣り)は、堀田光哉さんが釣りのスタイルとして確立したカテゴリー。
専用のロッドやルアーも数多く、メーカーからリリースされています。
ルアーはハードルアー(ラスチックや木、金属など硬質の素材を様々な形に加工し、針を取り付けたもの)やソフトルアー(合成樹脂やラバーでできた柔らかいルアーのこと)を海へとキャストして…。
フラットフィッシュと呼ばれる「ヒラメ」「マゴチ」を主体に、ブリ(出世魚:関東 - モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上))や根魚、太刀魚、イカ類(アオリイカなど)といったいろんな魚種をターゲットにしている。
ま~キス釣りもサーフフィッシングになるのかな?
一般的には、サーフといえばやっぱり「海水浴」ですね。
海水浴は、海岸で 水泳や日光浴、ビーチバレーなど遊びを行うレジャーといわれていますが…。
日本では、健康や療養のために海水に入る習慣があったことから、潮湯治(塩湯治)や潮浴(しおあみ)、塩湯浴み(しおゆあみ)などが行われてきました。
現代でいうところの「タラソテラピー(海洋療法)」です。
簡単にいえば、温泉と一緒です♪
愛知県常滑市の大野海水浴場は、鴨長明が塩湯治に訪れたとの伝承があり、「世界最古の海水浴場」であるとされることがあるそうですが、神奈川県の大磯海水浴場(大磯町)は、オランダの文献で海水浴の効能を知った陸軍軍医総監・松本良順の勧めで、「漁の邪魔になる」という漁師を説得して1885年(明治18年)に開設されました。
大磯は“海水浴場発祥の地”なんです。(大磯港の西側の海岸へ抜ける階段のところに石碑が建ってます)
医療行為から娯楽に転じて海水浴は発展したんですけどね。
今では、「大磯ロングビーチ」があるので、海岸で海水浴している姿はほとんど見かけませんけど、大磯港の東側では、海水浴を楽しむ人を見かけます。(2020年は神奈川県の海岸は遊泳禁止です)
大磯海岸で(懐かしい写真です)
大磯海岸(大磯港の西側)は、私がサーフフィッシングをはじめた場所です。
はじめたばかりの頃は、ヒラメやマゴチが結構釣れていたのですが、最近では地引網の網にはヒラメやマゴチの姿は乏しく…ほとんど目にしない状況。
当時は、毎週末や夕マヅメに通いました…そこでこのブログも始めたのですが、最近はご無沙汰してます。
西側の国府津海岸(こうずかいがん)では、青物の回遊があって年中にぎわっています…夏のワカシ、秋のイナダやブリなど。
小田原港の新堤防が作られる前は、アオリイカ釣りに通ってましたが、新堤防ができてからは釣り禁止で時には逮捕者まで出るほど警察の取り締まりも強化されて、いつの間にか足が遠のいてしまいました。
代わりにサーフフィッシングをやってますけどね。
大磯、いわゆる湘南・西湘サーフでもっと釣れるようにと、ドン深の駿河サーフや遠浅の遠州サーフに行き始めたのですが、遠州サーフのミノーに釣りにハマって以来、いつの間にかメインサーフ(ホーム)は遠州に…「遠州鮃組」にも入れて頂いて。
ちなみに、遠州鮃組は「夜会」もしくは「BBQ」がメインで、「飲みにケーション」が主流、サーフフィッシングは二の次です(笑)
今では、ダム建設の影響もあり、山から河川を通じて砂が海岸に積もらず、台風などの影響で海岸は削られてしまい、日本全国の海岸が減って、海水浴場も大きく減少しています。
特に、茅ヶ崎海岸の浸食は1960年代から海岸浸食が目立つようになり、高潮による擁壁崩落や路面陥没などの被害が出ています。
さらには西湘バイパスの二宮SAあたりでも台風や高潮の影響で海岸は削られて毎年、膨大な予算を組んで養浜事業を行っていますが、急激な海岸浸食により、海岸線の地形すらも変わってしまった湘南海岸をもとの状態に戻すことは既に難しい状況にあるといわれています。
同じように千葉県の房総半島では1960年代頃から海岸浸食が進み、40年間でおよそ30kmの海岸線が侵食され、陸地との境となる汀線は最大100mも後退しているそうで、海水浴場も30カ所以上が閉鎖されています。
海なし県民(山梨県)の私だから、海岸浸食など全く実感もなければ関心もなかったのですが、サーフフィッシングをはじめてから、少しづつ理解できるようになってきました。
確かに人々の生活や水害対策を考えれば、ダム建設、河川工事は重要な意味を持つでしょう。
その反面、魚介類をはじめとした海洋生物の他、海岸線には植物やプランクトンなど、生態系を維持するためのさまざまな生物が存在していますが、これらも海岸浸食により壊滅的な打撃を受けていて、生態系を乱す要因になっているのはいうまでもありません。
2020年は、コロナ禍で海水浴場の閉鎖も多く、海の家などは三密を避けるということで営業できないところがほとんど、レジャーや娯楽のスタイルも一変しました。
個人的には…サーフで見かける水着姿の…いや、やめておきましょう(笑)
日本の海岸浸食の原因は、高度成長期以降の山・川・海などの自然環境を変化させるために作られたダム建設、河川敷の砂利の採掘、埋め立て工事、港湾・漁港・防波堤工事などの人為的乱開発によって陸地から海岸線に堆積するはずの土砂が減っているのです。
また、天然ガスや地下水の過剰摂取により地盤沈下なども増加傾向です。
最近では八ッ場ダムの完成や、千葉県での住宅地の地盤沈下などがありますよね。
これでまた自然環境が壊れていくのはいうまでもありません。
利便性や安全性を考慮しての治水・治山・水資源開発を目的としたダム工事、沿岸地域の港湾、漁港整備が原因と分かっていても、一度作られた建造物は簡単に壊すことができません。
日本の海岸線を取り戻すことは、未来の子供たちのためにも必要と…サーフをこよなく愛するアングラーにとっても必要と思います。
経済再生を第一優先として「GoTo」を行っている政府(自民党)も、もっとこういう点に着目して血税を使うことを考えてほしいものです。
平等性も公平性もないGoToに税金を投入している場合ではないのでは?
経済大国日本ですが、自動車大国日本なのに、国内ではガソリンの重加算税や維持費(駐車場、自動車保険、車検など)の増加により、若者の自動車離れが進んでいます。
地方では生活するのに必需品の車ですが、それすら理解されないのでしょうね政治家さんには(怒)
サーフフィッシング、こんな楽しくてワクワクするレジャーを後世に残すにはどうすればよいのでしょうか?
ネットでE-Sportsが流行って、巣ごもりの若者が増加して…これが時代なのでしょうか?
大きな問題はこれくらいにして、今週末の「釣り旅」の計画でも考えるとしますか。
osamu.nのmy Pick
サーフ?
サーフといえば…一般的には、サーフィンとか「海水浴」がすぐに浮かんでくることでしょう。
サーフフィッシング(砂浜のルアー釣り)は、堀田光哉さんが釣りのスタイルとして確立したカテゴリー。
専用のロッドやルアーも数多く、メーカーからリリースされています。
ルアーはハードルアー(ラスチックや木、金属など硬質の素材を様々な形に加工し、針を取り付けたもの)やソフトルアー(合成樹脂やラバーでできた柔らかいルアーのこと)を海へとキャストして…。
フラットフィッシュと呼ばれる「ヒラメ」「マゴチ」を主体に、ブリ(出世魚:関東 - モジャコ(稚魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(35-60cm)→ワラサ(60-80cm)→ブリ(80cm以上))や根魚、太刀魚、イカ類(アオリイカなど)といったいろんな魚種をターゲットにしている。
ま~キス釣りもサーフフィッシングになるのかな?
一般的には、サーフといえばやっぱり「海水浴」ですね。
海水浴は、海岸で 水泳や日光浴、ビーチバレーなど遊びを行うレジャーといわれていますが…。
日本では、健康や療養のために海水に入る習慣があったことから、潮湯治(塩湯治)や潮浴(しおあみ)、塩湯浴み(しおゆあみ)などが行われてきました。
現代でいうところの「タラソテラピー(海洋療法)」です。
簡単にいえば、温泉と一緒です♪
愛知県常滑市の大野海水浴場は、鴨長明が塩湯治に訪れたとの伝承があり、「世界最古の海水浴場」であるとされることがあるそうですが、神奈川県の大磯海水浴場(大磯町)は、オランダの文献で海水浴の効能を知った陸軍軍医総監・松本良順の勧めで、「漁の邪魔になる」という漁師を説得して1885年(明治18年)に開設されました。
大磯は“海水浴場発祥の地”なんです。(大磯港の西側の海岸へ抜ける階段のところに石碑が建ってます)
医療行為から娯楽に転じて海水浴は発展したんですけどね。
今では、「大磯ロングビーチ」があるので、海岸で海水浴している姿はほとんど見かけませんけど、大磯港の東側では、海水浴を楽しむ人を見かけます。
大磯海岸(大磯港の西側)は、私がサーフフィッシングをはじめた場所です。
はじめたばかりの頃は、ヒラメやマゴチが結構釣れていたのですが、最近では地引網の網にはヒラメやマゴチの姿は乏しく…ほとんど目にしない状況。
当時は、毎週末や夕マヅメに通いました…そこでこのブログも始めたのですが、最近はご無沙汰してます。
西側の国府津海岸(こうずかいがん)では、青物の回遊があって年中にぎわっています…夏のワカシ、秋のイナダやブリなど。
小田原港の新堤防が作られる前は、アオリイカ釣りに通ってましたが、新堤防ができてからは釣り禁止で時には逮捕者まで出るほど警察の取り締まりも強化されて、いつの間にか足が遠のいてしまいました。
代わりにサーフフィッシングをやってますけどね。
大磯、いわゆる湘南・西湘サーフでもっと釣れるようにと、ドン深の駿河サーフや遠浅の遠州サーフに行き始めたのですが、遠州サーフのミノーに釣りにハマって以来、いつの間にかメインサーフ(ホーム)は遠州に…「遠州鮃組」にも入れて頂いて。
ちなみに、遠州鮃組は「夜会」もしくは「BBQ」がメインで、飲みにケーションが主流、サーフフィッシングは二の次です(笑)
今では、ダム建設の影響もあり、山から河川を通じて砂が海岸に積もらず、台風などの影響で海岸は削られてしまい、日本全国の海岸が減って、海水浴場も大きく減少しています。
特に、茅ヶ崎海岸の浸食は1960年代から海岸浸食が目立つようになり、高潮による擁壁崩落や路面陥没などの被害が出ています。
さらには西湘バイパスの二宮SAあたりでも台風や高潮の影響で海岸は削られて毎年、膨大な予算を組んで養浜事業を行っていますが、急激な海岸浸食により、海岸線の地形すらも変わってしまった湘南海岸をもとの状態に戻すことは既に難しい状況にあるといわれています。
同じように千葉県の房総半島では1960年代頃から海岸浸食が進み、40年間でおよそ30kmの海岸線が侵食され、陸地との境となる汀線は最大100mも後退しているそうで、海水浴場も30カ所以上が閉鎖されています。
海なし県民(山梨県)の私だから、海岸浸食など全く実感もなければ関心もなかったのですが、サーフフィッシングをはじめてから、少しづつ理解できるようになってきました。
確かに人々の生活や水害対策を考えれば、ダム建設、河川工事は重要な意味を持つでしょう。
その反面、魚介類をはじめとした海洋生物の他、海岸線には植物やプランクトンなど、生態系を維持するためのさまざまな生物が存在していますが、これらも海岸浸食により壊滅的な打撃を受けていて、生態系を乱す要因になっているのはいうまでもありません。
2020年は、コロナ禍で海水浴場の閉鎖も多く、海の家などは三密を避けるということで営業できないところがほとんど、レジャーや娯楽のスタイルも一変しました。
個人的には…サーフで見かける水着姿の…いや、やめておきましょう(笑)
日本の海岸浸食の原因は、高度成長期以降の山・川・海などの自然環境を変化させるために作られたダム建設、河川敷の砂利の採掘、埋め立て工事、港湾・漁港・防波堤工事などの人為的乱開発によって陸地から海岸線に堆積するはずの土砂が減っているのです。
また、天然ガスや地下水の過剰摂取により地盤沈下なども増加傾向です。
最近では八ッ場ダムの完成や、千葉県での住宅地の地盤沈下などがありますよね。
これでまた自然環境が壊れていくのはいうまでもありません。
利便性や安全性を考慮しての治水・治山・水資源開発を目的としたダム工事、沿岸地域の港湾、漁港整備が原因と分かっていても、一度作られた建造物は簡単に壊すことができません。
日本の海岸線を取り戻すことは、未来の子供たちのためにも必要と…サーフをこよなく愛するアングラーにとっても必要と思います。
経済再生を第一優先として「GoTo」を行っている政府(自民党)も、もっとこういう点に着目して血税を使うことを考えてほしいものです。
平等性も公平性もないGoToに税金を投入している場合ではないのでは?
経済大国日本ですが、自動車大国日本なのに、国内ではガソリンの重加算税や維持費(駐車場、自動車保険、車検など)の増加により、若者の自動車離れが進んでいます。
地方では生活するのに必需品の車ですが、それすら理解されないのでしょうね政治家さんには(怒)
サーフフィッシング、こんな楽しくてワクワクするレジャーを後世に残すにはどうすればよいのでしょうか?
ネットでE-Sportsが流行って、巣ごもりの若者が増加して…これが時代なのでしょうか?
大きな問題はこれくらいにして、今週末の「釣り旅」の計画でも考えるとしますか。