二十四節気「寒露」の次候にあたる七十二候「菊花開」は、10月13日~17日頃。

季節は晩秋になり、菊花開の意味は「菊の花が咲く」というそのままの意味です。

 

菊の花が見ごろを迎える時期に、青空が晴れ渡ることを「菊晴れ(きくばれ)」といいます。

菊は、日本にとって欠かせないような気がしますが、奈良時代に薬草として中国から伝わったといわれています。

菊花紋章(きくかもんしょう、きっかもんしょう)や菊家紋(きくかもん、きっかもん)と呼ばれるものは、古くから公家・武家の家紋や店舗の商標に使われてきました。

皇室の紋章も菊ですね、32弁の八重菊紋である「十六葉八重表菊」が使われています。

詳しくは、菊家紋章(出典:ウィキペディア)を参照

 

菊の花ことばは、「高貴」「高尚」ですから、とても大切にされていることが感じられます。

ちなみに、50円硬貨にも菊がデザインされています。

 

菊そのものは、古代より中国で延命長寿の花として菊茶・菊花酒、漢方薬として飲まれていたそうです。

日本では、江戸時代から民間で食されるようになったとされていて、「本朝食鑑」という本に「甘菊」の記述があるそうです。

 

菊の効能は、株式会社ポーラの研究によって、生体内の解毒物質「グルタチオン」の産制を高めることが発見されているそうです。

食用菊としては、発がん効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されています。

栄養は、ビタミンやミネラルが豊富でβ-カロチンやビタミンC、葉酸のビタミンB群などの抗酸化作用の高い栄養素を含んでいるといいます。

 

回らないお寿司屋さんとか、鮮魚を扱う魚屋さん、ちょっと高級な居酒屋などでは、刺身やちらし寿司など「つま」として添えられていることが多いですよね。

もっとも、菊その物の解毒効果を利用した殺菌目的もあるそうですが、スーパーには残念ながら、菊を添えたものは見ないですね(笑)

 

なんとなくですけど、赤系のルアーに金色の菊花紋が描かれていたら…高価ですよね。

赤金の菊花紋バージョン…釣れそうな気がする♪

こんなことできるの、川本さんだけかな~?

 

そうそう、10月13日は「さつまいもの日」でもあるそうです。

メキシコを中心とする南米が原産のさつまいもは、紀元前800年~1000年には栽培されていたそうです。

スペイン人やポルトガル人によって東南アジアへ持ち込まれて中国に伝わって、1600年ごろに中国から日本の琉球(現在の沖縄県)に伝わりました。

条件の良くない土壌でも良く育つので薩摩(現在の鹿児島県)で栽培しようと薩摩藩の前田利右衛門(まつだりえもん)が1705年に持ち帰って栽培を始めたといいます。
もともとは「唐芋(からいも)」と呼ばれていたのですが、薩摩に伝わった時に「薩摩芋(さつまいも)」と呼ばれるようになったそうです。

薩摩芋といえば…最近は芋焼酎しか口にしていないな(笑)

なにげに…埼玉県の川越市や隣接する所沢市、狭山市、新座市などでさつまいもの栽培が盛んになり、品質が良く高級品として「川越いも」と呼ばれるのもあったそうです。
今でも有名ですね。

まだ、焼き芋は見かけないし…振り返ると、ここ数年は焼き芋屋さん見かけませんね。
山梨のスーパーでには焼き芋あるんですけどね。

今夜は芋焼酎で一杯やろうかな?

それとも、久しぶりにさつまいもの炊き込みご飯にしようかな?