立秋の末候「蒙霧升降」(8/17〜8/22頃)、深い霧が立ち込める頃ですが...。
蒙霧(もうむ)とは、もうもうと立ち込める濃い霧のこと。
特に前日に雨が降り、空気が湿り気を含んでいる時には、山や水辺に白く深い霧が立ち込め幻想的な風景が見られます。
今年は、熱中症アラートが出るほど夜明けから気温が上がり、霧を見ることがありません。
最低気温が30度を越えるところもあります。
本来なら、この時期は朝晩は冷んやりとした空気が心地よく感じる季節ですが、全くその感じはなくて...。
霧は発生する場所によって呼び方が変わります。
山梨県などの盆地の霧は盆地霧、山に発生する霧は山霧、渓谷に発生する霧は谷霧、川に発生する霧は川霧、海に発生する霧は海霧。
海霧(うみきり、かいむ)は、暖かく湿った空気が、冷たい海面に接することで生じます、夏場の早朝のサーフで見かける霧です。
三陸沖から北海道南東部にかけて頻発して空港の視程障害の原因となることで有名です。
最近ではそれどころじゃない程、気温が上がりその影響で天気が不安定になりゲリラ豪雨が発生しています。
それと、釣り人にとって最も怖い「雷」もゲリラ豪雨の時には発生します。
カーボン含有率が高く通電性のロッドですから雷の音が聞こえたら直ぐに避難することが重要です。
最近では聞くことが無くなったようですが、鮎釣りの最中に落雷に遭い命を落とすという話しは、少なくありません。
ゴルフなんかも一緒ですね。
平地で避雷針持って立っていることになりますから、非常に危険です。
特にサーフでは平地ですから、音を聞いたり、雷の閃光を見たら直ぐに避難しましょう。
私の経験ですが、高校時代にラグビーのポールに雷が落ちて同級生が亡くなった事があります。
金属を身につけているだけでも落雷により感電することがあります。
サーフの釣りではロッド以外に、ロッドスタンド、フィッシュキャッチャーなどの大きめな金属がライフジャケットに付けている方がほとんど、注意が必要です。
良識ある釣り人はマナーを守ると同時に自身の安全にもご配慮ください。
熱中症対策を万全に、気象を確認しながら楽しい時間をお過ごし下さい。
ご安全に!