八月十一日は、「山の日」です。
2014年に「山の日」を制定する改正祝日法が可決されて、2016年から施行されています。
「海の日もあるなら、山の日も」ということで制定運動が起こったことで始まりました。
当初は8月12日という案が出されていたそうですが、日航機123便が御巣鷹山に墜落した事故があるため8月11日に制定されたそうです。
8月11日がなにか山に関連するかというと、何の関係もないそうです。
日本山岳会をはじめとする全国「山の日」協議会加盟諸団体やすでに「山の日」を制定していた地方自治体、その他の山岳関係者や自然保護団体等からの意見を受けて2013年4月に超党派110名の議員連盟が設立して活動。
「海の日」は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」として制定されています。
休日を増やしてくれるのは、個人的には良いと思いますが、子育て(小学生など)で大変な親にとっては、食事の準備などの家事に追われ母親が苦労するということも?
海は、山に降った雨が河川を流れて注ぎます。
山の地下水脈となって流れる水も同じですが、栄養分を多く含み、牡蠣などの貝類や微生物(プランクトン)の栄養になり、それを食すために小魚が集まり、その小魚を捕食する大型魚が集まる・・・食物連鎖が出来上がるんですね。
その反面、台風や豪雨により河川には大量の土砂やがれき、倒木や草木も流されて河口付近の海岸に大きな影響をもたらすこともあります。
海が濁り、硫化物が波打ち際に打ち上げられて。
釣り人にとっては、勝手な話だといおう人もいらっしゃるでしょうけれど、山や里で釣りをすればわかる通り、河川のごみはやがて海に流れ着いて海洋汚染を起こします。
海洋プラチック(マイクロプラスチック)の問題も、人が捨てたプラスチックが河川で砕かれ、もまれて海に流れ、さらに海洋で波に砕かれ、削られてマイクロプラスチックになります。
ビーチクリーンに参加するとわかるのですが、決して少なくない廃棄物を目にします。
サーフに釣りに行ったついでに、ごみの一つでも持ち帰ろうと思いますが、なにせ釣りができないほどごみを集めることになります。
生活が豊かになり、物資が豊富になって自分勝手な人間が投棄することで、河川や海が汚染され…人間は大きな過ちを犯して、生活に影響がなければ薬品も、工業廃棄物も垂れ流してきました。
タンカーの座礁でも重油流出事故も同じです。
「釣りをしないから」とか「海水浴しないから」なんて言い訳は通じない状況になってきましたが、世界的に見れば「まだまだ」。
国民性(民度)もあり思うようには改善されません。
日本は政府がぷらしちっくの削減にと、レジ袋の有料化を進めていますが…なんの根拠でレジ袋だけなんでしょうね?
そもそも、ペットボトルをどうして廃止しないのでしょう?
清涼飲料水はかつて、瓶詰されて販売されていました。
それがアルミ缶やスチール缶に変わって、今はペットボトル。
軽いし、携帯には便利かと思いますが、結局は捨てられてしまえばただの「ごみ」なんです。
豪雨や台風で家屋を失った方々には失礼な話ですが、今の建築資材は科学的に加工されたものも少なくありません。
分解されるのに長い年月がかかるということも事実です。
燃えない、燃えにくい科学的に加工された資材、プラスチックが多くなった生活用品や雑貨など、ここ最近で発達して便利になりました。
果たして、「便利=豊か」なのでしょうか?
最近は海でワーム使うの控えてます。
ロストしたワームが自然に帰るなら問題はありませんけど、プラスチックとして残り、多くの魚種に影響を及ぼすと考えると…そりゃ、プラスチック製のルアーも同じですけどね。
便利な世の中、けれど少し出も自分にできることがあれば…持ち込んだごみは責任をもって持ち帰り、分別して処分するくらいのことしかできませんけど…。
この時期に気になるのがBBQのごみ問題。
楽しい時間を過ごすのは良いのですが、お酒が入り気が大きくなって使った金網や空き缶、飲食物の残骸を放置したり、集積場に半ば強引に捨てていく人達。
もっと取り締まり強化して、罰則をきちんと設けることが必要に思います。
そう考えると…ロッドもバンブーロッドや和竿って究極の道具なのかな?
釣りの範囲にもよりますけど、昔はサーフでも竹竿を使っていたことは事実ですから。
自然保護という言葉に隠れた「偽善者」ですけど、自分のごみは必ず持ち帰って処分することは、登山者やハイカー(ハイキングする人)も、守ってほしいですね。
山にごみが捨てられて…毎年、富士山ですら観光客や登山者のごみ問題が起きているし、その他の日本100名山でも同じですよね。
山に捨てられたものはやがて海洋汚染になるということも、学校できちんと教育すべきだと個人的に思ってます。
BBQを教えたりする人たち(協会)は、BBQの後のごみの始末もBBQの中の流れの一環だといいます。
今年はコロナ禍で外出する人も少ないとは思いますが、「Go Toキャンペーン」での野外BBQする人の話が最近のニュースで報道され、それも「ごみの後始末」がテーマになっている状況ですからね。
BBQの専門業者もいくつかあってということですが、その業者ですらごみの廃棄をきちんとしないまま。
このままでは、あと数年したら…子供たちに自然を残せるのでしょうか?
釣り人にはマナーとゴミの問題だけはきちんと考えてほしいですね。
マナーといえば、ダイビングスポットとしても有名な、沼津の「大瀬崎」が釣り禁止…釣り人が常識を守らず、神社に参拝料も払わず、騒ぐだけ騒いで汚すだけ汚して、結果、「釣り禁止」ですからね。
情けないというか呆れたというか、常識が守れない人に釣りをさせたらいけません。
漁港も釣り禁止が増えて…漁を生業とする漁業関係者の漁港ですからね、こういう教育をしっかり学校で社会学でマナーや常識として教えてほ
大人はきちんと子供たちのお手本に、見本になるような行動を心がけてほしいですね。
あ~熱くなっちゃった。
何の話だっけ?
そうそう、「山の日」でしたね。