二十四節気「大暑」の次候「土潤溽暑」へと変わり、蒸し暑い日が続きます。

「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」とは、土が強い陽気を受け熱を発する、その熱を「土熱れ(つちいきれ)」といいますが、梅雨が明けず、日差しの強さを感じることも少ない状況です。

 

梅雨前線の影響で全国各地で豪雨の被害が報告されています。

今日は秋田県でも福部内川が氾濫というニュースも…。

 

全国各地の被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

 

この時期といえば、真鯒(まごち)が旬の魚です。

サーフフィッシングはもとより、船や磯場、防波堤でも狙えます。

 

マゴチは、カサゴ目コチ科コチ属の魚で最大1メートル近くになるといわれています。

50センチを超える大型のものはすべて雌(♀)で、雄(♂)は大きくならないことが最近の研究で明らかになっています。

 

この時期は別名「照りゴチ」と呼ばれ、高級魚として扱われます。

山梨県では見かけたことがありません…スーパーにもない…きっと、水産市場から寿司店あたりに送られいるのか?

それとも、そもそも山梨県では真鯒を食べないのか?

白身で、弾力に富み甘みが強いので、「薄造り」などの刺身が良いですね。

その他には、アラからとっても濃厚な出汁が出るのでお吸い物や鍋などでも美味しく頂けます。

熱を通しても身が固くならないので、唐揚げや素揚げなどの揚げ物、ムニエルやソテーなども良いですね。

遠州鮃組では、内臓を取り出して塩を全体に振って、アルミホイルに包んでBBQコンロの上で塩焼きにします。

これがとっても美味!

 

6月~7月くらいに産卵期を迎えるマゴチは産卵のため砂場から磯場へ移動するそうです。

今、まさにサーフのターゲットは「マゴチ」ですね♪

青物のワカシ・イナダ(鰤の幼魚)も脂がのってこの時期ならではのターゲットですけど…やっぱりマゴチがおいしいです。

 

扁平な頭にかわいい2つの眼、よく見るとひとみがハート形に見えることも?

尻尾の模様も白と黒のコントラストが特徴的です。

 

 

 

ゴンゴンとロッドを伝わる首振りの感覚も良いですね。

活性が良いときのマゴチの引き(生命感)は病みつきです!

 

マゴチは潮流の影響を受けるそうで、潮が流れていないと口を使わないといわれています。

海底から50センチ以内にルアーを通すのが釣り方の基本、泳ぎが得意ではないようでヒラメのように必要に追わないそうです。

もっとも、ヒラメはマゴチ上の層(海底から50センチ~1メートルくらいまで)の捕食対象を見ているといわれています。

海の透明度やベイトなどにも影響されると思いますが、そんな感じです。

 

この時期はヒラメもマゴチもキスを補足していることも珍しくはないですが?

マゴチは産卵を終えても荒食いするほど食欲が旺盛ですから、脂ものって美味しいですよね。

 

先週は見事に、ポイントを外したこともあり、今年は未だにマゴチとご対面できていません。

今週は、恒例の「帰宅命令」が発出されているので海には行けませんが…この先、コロナ感染予防で「緊急事態宣言」が発出されるかもしれませんね。

政府は経済の活性化ということで動いていますが…「Go To コロナ」ですよね、例のキャンペーンは(-_-#)

 

梅雨が明けて、ウェーダーを切るのではなくサンダルと短パンで…日焼け対策は重要ですけど。

今週も、全国各地(遠州と駿河以外?)で釣果の報告が絶えませんね、FaceBookやInstagrmなどへの投稿が多くみられます。

 

 

今週末は梅雨が明けるのかな?

遠州灘(「掛川市)の天気予報は晴れ…海がどれくらい回復しているかですが、釣れるんだろうな~?

 

 

今週末は早くも8月、令和2年も残すところ5ヵ月ですね。

マゴチをキャッチして、刺身食べたいなと思う今日この頃です。