古の都(宮城県の異名、鞠古〈まりこ〉宮城県亘理郡山元町山寺では1189年(文治5年)に落人として来住したと伝える。)を感じる濃い霧、霧雨の中車を走らせる。

まるで映画のワンシーンを見ているような…。

 

富山の釣友と仙南サーフに入るのは、昨年に続いて2回目、前回は「爆釣」という結果だったこともあり、心が躍る。

ロッドを継ぎ、ラインを通してルアーを結ぶ、そんなことがとてもうれしい。

半年ぶりの釣行に釣友が一緒というのもとても心強い!

 

防潮堤から望む海は…波が大きく、少し濁りが入っている状況。

事前の情報では、今週は全く「ダメ」という…わかる気がする。

出発前に打ち合わせをした時に、「仙南が良くないなら鹿島へ行こうか?」と話していたのだが。

 

午前4時過ぎに入砂。

最初に使うのは、昨年これ一本で釣果を出したシマノの熱砂シリーズ「メタルドライブ」。

私の「巻かない釣り」には使い勝手が良い!(基本はStay、つまりはデッドドリフト)

簡単にいえば、渓流釣り(餌釣り)やフライフィッシング(ニンフ:ウェットフライ)の「脈釣り」をサーフでルアーを使ってやります。

流れが感じられなければ、基本のストップ&ゴーですけどね。

 

2時間余りキャストを続けるも、無反応…入砂直後に一度、バイトらしき「あたり」はあったのですが…。

 

前日から通しでドライブしていたこともあり、眠さと空腹に。

まずは腹ごしらえ、釣友の旅目的は「食道楽」ですからね。

「朝から何を?」の答えは、もちろん「ラーメン」を食べたいと答えネットで検索。

近くに「朝ラー」ができるお店を発見!

そそくさと移動して、「金ちゃんラーメン」へ♪

写真のラーメンは醤油ラーメン¥650(並)

 

お店の作りはシンプルでちょっとかわいい感じ。

ラーメンは、豚の旨味と表面にラードが浮いていて、それでいて塩加減は控えめの醤油感が立つスープにちじれ麺。

チャーシュウが大きくて肉感もしっかりした美味しい一杯でした。

 

お腹を満たしたら…2回戦目へ突入!

ここで睡魔が…2時間ほど仮眠zzz

ポイントは朝入ったところから少し南へ入砂、濁りは少しきつくなっているものの、波は落ち着いて、釣りができる状況。

サーフには多くのアングラーの姿も確認、霧も晴れていい感じ?

小一時間キャストを繰り返すけれど、無反応(T_T)?

 

繋釣会の会長、浅野さんが様子見にとあいさつしてくださり、直近の状況を話してくれました。

「先々週、先週はとっても良くて、繋釣会メンバーも全員安打だった」と、YouTubeで見ました!

しかし、今週は降雨の影響もあり荒れて地形も変わってしまって不調ということでした。

 

ポイントを変えようとルアーを回収している時、ひざ下あたりの波なのに、唇に海水が?

ん!

こんな時にお思うのは「海からの挑戦?」

「勝負しろ!」といわれているような感覚、フリッパー(堀田イワシ)をキャスト。

着底を確認して、リフトアップ…そのまま潮の流れに任せて「プルプル」感を感じながら、着底を待ちます。

2回目のリフトアップをして直後に」「ゴッ」とあたり、そのまま向こう合わせで間を入れると「グイグイ」と生命感がライン、ロッドを通して伝わります。

「この引きは!」

過去の経験から「ヒラメ?」と期待します。

首振りの感覚は感じない、ちゃんと引きがあって蟹ではない・・・確信‼

 

波打ち際で最後の抵抗がありましたが、無事にランディング。

キープサイズには少し足りない「37㎝」、サイズのわりに結構な「引き」でした。

ヒラメの刺身がとっても食べたいのですが…このサイズはもちろん「リリース」です。

周りもロッドを曲げている姿は確認できない状況での一枚、半年ぶりの生命感に感謝しながら、「満足感」と「優越感」に浸って。

 

釣友からは「おめでとう!」と祝福され、右腕を叩いたのはいうまでもありません(笑)

防潮堤からは浅野さんと眠り姫(富山の釣友の異名です)が、ワンピースのように右手を挙げて祝福してくらます。

釣友(朝倉さん)は、蟹をキャッチ、サイズが小さくてリリース、これで午後の部は終了。

 

次は寝る前にさっぱりしたいということで「鳥の島」の温泉へ。

入り口には「コロナ感染予防」のアルコール消毒が設置されています。

料金は、「一般大人」で¥700。

シャンプーとコンディショナー、ボディソープが完備されていて、タオルやバスタオルの販売もあります。

手ぶらで行けるコスパな♨

 

2時間余り浸かって気分は最高!

 

で…状況が良くないということで鹿島灘(鉾田)へ移動することに。

常磐自動車道を南下すること約4時間、霧と虫に行く手を阻まれながら移動。

 

ということで実釣編の1日目はここで終わり。

続きは実釣編2日目へ。