二十四節気「芒種」の次候「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」6月11日~15日の頃。
「腐った草が蒸して蛍になる」という意味。
 

皆さんは周りで「蛍」を見かけますか?
蛍(ホタル)は、コウチュウ目ホタル科に分類される昆虫の総称で、発光することで知られています。

蛍は雄と雌が互いの光の信号で自分の居場所を知らせあうために光る、羽化して焼く2週間ほどの成虫である間に子孫を残す、そのため雄は光りながら飛び交い、雌は居場所を知らせるために光る。

日本には40種類以上の蛍がいるといわれます。
有名な(主な)ホタルは「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」「ヒメボタル」「マドボタル」「オバボタル」など。
ゲンジボタルは隊長15mmほどの大型種、川の中流域に生息して夏の風物詩として有名。
ヘイケボタルは体長8mmほどの小型で、水田などの止水域で生息する。
これくらいしか蛍に関して知識はないのですが…蛍って、もうだいぶ見かけない気がします。

自宅の近くでもホタル観賞の「のぼり」を見かけることはありますが…出かけたことはありません。
水に関しては有名な山梨県なので、検索するといろいろと探せます。
まだ、幼少の頃は実家の周りには田んぼがあって風呂の窓から飛び交い光る蛍が見れました。
住宅が増えて、河川も生活排水が流れたり…田んぼが消えて蛍も消えた。
梅雨入りすると、ふと昔の光景を思い浮かべることがあります、そこには、蛍がいた風景が…。

今では環境も変わって、全国的にみられなくなりましたね、ちょっと寂しいかな。
 
ホタルと聞いて、夜釣りで使う「ケミホタル」を連想するあなた、立派な釣り人です(笑)

主に海釣りで竿の先に付けて使ったり?
太刀魚やイカ釣りにも利用されていますが…ケミホタルの名前の由来や開発の理由はわかりません。
※検索しても出てこないw

化学発光(ケミルミネセンス)から由来するのかと勝手に思っていますが…
ケミルミネセンスとは、、化学反応によって励起された分子が基底状態に戻る際、エネルギーを光として放出する現象の事をいいます。

ルミノール、ロフィン、ルシゲニン、シュウ酸エステルが化学反応を示す有機化合物と知れていますが、シュウ酸エステル以外の3つは直接発光、シュウ酸エステルの化学発光は過シュウ酸エステル化学発光と呼ばれています。

詳しく知りたい方はこちらをチェック
生物発光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
化学発光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
ケミカルライト(ケミホタル)は、シュウ酸ジフェニルと過酸化水素との混合溶液の化学発光により蛍光を放つそうです。
釣り以外でも、コンサート(オタクが手にして躍っているのも連想しますが)や防災に使われるケミカライトについてはこちらから
株式会社ルミカのHP
 
最近では、ルアーにケミホタルを装着したり、ワームに入れたりなんて使い方もありますね。
そういえば、夏祭りで子供がつけている腕輪もケミカルライトですね。

発光する魚としては、ヒイラギ類やイシモチ類のように浅海にすむ魚でも発光する種類もいるし、軟骨魚類のツノザメ科、シビレエイ科、硬骨魚類のウナギ目、ニギス目、ワニトカゲギス目、ハダカイワシ目、タラ目、アンコウ目、キンメダイ目、スズキ目などに属する約40科もいるそうです。

その他、ウミホタル、オキアミ、サクラエビ、ホタルイカ、アオメエソ類、マツカサウオ類、ホタルジャコ類、ソコダラ類なども発光するみたいです。

フィッシュイーターにすれば、発光している生物が捕食対象になっているんですね!

太刀魚やイカ釣りには効果がはっきりとあるようです…フラットフィッシュ(ヒラメ・マゴチなど)も同じかな?
薄く光る怪しい光は魚じゃなくても、人間も反応するか(笑)
 

今年は行けなかったけど、富山のホタルイカ…すくいに行きたいな♪