月の状態
朔(新月)→上限の月→望(満月)→下弦の月
月齢による「月の満ち欠け」の名前(別名)をご紹介します。
月齢:月の名前/別名
その意味
という形式で表示します。
 
1日目頃:新月(しんげつ)/朔(さく)
月の満ち欠けの周期は約30日、「大陰暦(大陰太陽暦)」では、新月を月初めの日(月齢1日目頃)としているので、月が全く見えない「新月」が最初の日となります。
「始まり」を意味する「朔(さく・ついたち)」の別名があります
 
2日目頃:繊月(せんげつ)/二日月(ふつかづき)・既朔(きさく)
右側に繊維のように細い光が現れることから、繊月といいます、二日目の月なので二日月という別名もあります。
「既に朔を超えた月」ということで、「既朔」という別名もあります。
 
3日目頃:三日月(みかづき)/初月(ういづき)・若月(わかづき)・眉月(まゆづき)・蛾眉(がび)
月が弓状であることから「三日月」で、右側に細い弓形の光が出ているものを指します。
三日月はその姿が美しいことから、「初月」「若月」と呼ばれます。
 
7日目頃:上限の月(じょうげんのつき)/弓張月(ゆみはりつき)・半月(はんげつ)
月の右半分が明るくなった状態(半月)、月の形を弓に例えた時に、弦と呼ばれる糸が上側に来ることから名づけられています。
また、弦を張った弓の形から「弓張月」という別名があります。
 
10日目頃:十日夜(とうかんや)/
月の3分の2程度が明るい状態、名前の通り月齢10日目頃の月を指します。
 
13日目頃:十三夜(じゅうさんや)/
満月より左側が少し欠けた状態。
昔の人々は、「満月の次に十三夜の美しい」と好んで月見をしたと伝えられています。
 
14日目頃:小望月(こもちづき)/十四日月(じゅうよっかつき)・待宵月(まつよいづき)・幾望(きぼう)
満月の別名が「望月」であることから、その前日なので「小望月」といい、「待宵月(まつよいづき)」という別名もあり、近いという意味の「幾」を使って「幾望」という別名もあります。
 
15日目頃:満月(まんげつ)/望月(もちづき)・十五夜(じゅうごや)
地球から見て月全てに光が当たった状態なので「満月」。
旧暦8月15日の「中秋の名月」にお月見をする習慣があります。
 
16日目頃:十六夜(いざよい)/既望(きぼう)
月の右側がかすかに欠けた状態、16日目頃の月を指します、満月を過ぎてすぐの月であることから「既望」という別名があります。
 
17日目頃:立待月(たちまちづき)/十七夜(じゅうななや)
満月の頃より遅く月が昇るのを、今か今かと立って待つことから「立待月」と名付けられました。
 
18日目頃:居待月(いまちづき)/十八夜(じゅうはちや)
月が昇るのを立って待てなかったので、座って待ったことから「居待月」と名付けられました。
 
19日目頃:寝待月(ねまちづき)/十九夜(じゅうくや)
座っても待ちきれず、横になって(寝転んで)月を待ったため、「寝待月」と名付けられました。
 
20日目頃:更待月(ふけまち)/二十夜(にじゅうや)
夜更けにならないと月が登らないことから、「更待月」と名付けられました。
 
23日目頃:下弦の月(下弦の月)/
月の左半分に光が当たった状態で、上弦の月とは逆になるため、「下弦の月」と名付けられました。
 
26日目頃:有明月(ありあけづき)/
三日月とは逆に、左側が弓の形に光る状態。
夜明け頃に登る月なので「有明月」と名付けられました。
 
30日目頃:三十日月(みそかづき)/
ほんの少しだけ左側が光っている状態。
「三十日(みそか)」は月の最終日という意味、最終日の月が隠れて見えないことから「つごもり」ともいいます。
 
月齢と呼び方で満足していては、「釣り師」と言えませんね!
潮の呼び名には5つあります。
大潮は、潮の干満の差が大きく、新月・満月の前後数日
中潮は、潮の干満の差が中程度
小潮は、潮の干満の差が小さく、上弦・影の月前後数日
長潮は、小潮の終わり
若潮は小潮の直後、中潮の直前
 
潮の名前(大潮・中潮・若潮・小潮・長潮)と月齢には厳密な基準や定義はなさそうなのですが…?
第五管区海上保安本部海洋情報部のウェブサイトに参考になるものがありました!
大潮(月齢)1,2,14,15,16,17,29,30
中潮(月齢)3,4,5,6,12,13,18,19,20,21,27,28
小潮(月齢)7,8,9,22,23,24
長潮(月齢)10.25
若潮(月齢)11,26
月齢と潮(潮汐)の関係を覚えて、釣行できたら「カッコいい」かも?

面倒だから、潮汐表をネット検索するか、気象予報のウェザーニュースや日本気象協会、気象庁、Yahoo!天気の潮汐か「釣り」という特集コーナーを見た方が確実(早い)かな(笑)
 
月の呼び名、月齢…潮汐との関係、そんなことを考えながらサーフに立つ(入砂する)のも、風情があって日本人らしくて良いのではないでしょうか?

月の光具合(満ち欠け)と、位置を見ながら…素敵な時間を経験できると思いますよ。
もちろん、夜明けや日没(夕焼け)の景色も素敵なのです。
薄明の時間帯(釣りのタイミングは朝マヅメ・夕マヅメ)を静かに眺めるのも、釣り師の特権の一つじゃないかな。
 
今週末は、とっても楽しみにしていた宮城県で開催されるDUOサーフ感謝祭…自宅(山梨)の地区一斉清掃という行事のおかげで不参加ですが、参加される皆さん、楽しんでくださいね。
 
個人的な応援を追記
富山の朝倉さん&笠井さん、宮城の繋釣会のメンバーの皆さん、頑張って楽しんでね~!
豪華賞品のGet、期待してますよ!