今日、5月21日は、二十四節気「小満(しょうまん)」(5月21日~6月5日頃。)
小満とは、陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから小満といわれています。
秋に撒いた麦の穂がつく頃で、麦畑が緑黄色に色付きます。(最近は麦畑、見なくなりましたが…)

七十二候(初候)蚕起食桑(かいこ おきて くわをはむ) : 5月初旬にハキタテ(生まれたばかりの蚕の幼虫を蚕座紙に掃き落とす作業)された蚕が成長し、蚕の大事なえさとなる落葉木の桑も葉を茂らせ、春蚕(はるご)の養蚕の最盛期にあたります。

蚕(かいこ)とは、鱗翅目カイコガ上科カイコガ科に属する蛾の一種。
蚕は変態昆虫で、幼虫から成虫になるための変態期間である”さなぎ”を覆う繭を自ら作り出し、その繭を解いたものが絹糸(シルク)になるということはご存知のとおりです。
※韓国では「ポンテギ」というカイコの蛹を茹で、または蒸して味付けした韓国料理のおつまみ、日本でも製糸業や蚕農家の家ではおやつにフライパンで煎って、醤油味で食べていた…。

幼い頃、蚕農家が近所にあって、桑畑も近所にあり、サナギを食べていたのは知っているけど、こればかりは「釣り餌」としか思えなくて食べられなかった、だって”蛾”のサナギですよ…幼虫の蚕の変形ですからwww
最近は、鯉や鮒、黒鯛(チヌ)釣りの餌にサナギ粉・生サナギとして使われていますね。

季節が変わり…とはいっても、今日は朝から雨で、風も強く…通勤ではスラックスがびしょ濡れ。
海の状況も太平洋沿岸(遠州灘・駿河湾・相模湾など)は爆風に豪雨…まるで台風並み?
小雨や濁りが入らない程度なら、魚の警戒心も薄れるので良いのですが、底が荒れるような波やうねりが入ると、数日は釣りになりませんね…梅雨も近いし、気分は…曇っているのにブルーです。(ここ、笑うところですよ~って、オヤジだよな)


こんな気象の時は、沿岸(サーフや堤防など)は避けて、釣りも諦めて…魔界巡り麺屋(ラーメン屋)巡りかな?

(平日だから、一般的に皆さん仕事してるよ)
それとも、雑誌や釣りの教科書&DVDなどの鑑賞かな?
いずれにしても、「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じように「海が荒れたら、魔界が儲かる」ということでしょうねw

「風が吹けば桶屋が儲かる」とは日本のことわざで、ある事象の発生により、一見すると全く関係がないと思われる場所・物事に影響が及ぶことの喩え。

意味の由来は、「東海道中膝栗毛」(とうかいどうちゅうひざくりげ)の中にあるようです。
矢印(⇒右の文)は私が勝手にこじつけてます!
①大風が吹くと砂ぼこりが舞う ⇒ 海が荒れると釣りが出来ない
②砂埃が目に入って失明する人が増える ⇒ 暇を持て余す釣り人が増える
③失明した人は三味線弾きになる ⇒ 暇な釣り人は魔界を巡る
④三味線の売れ行きが伸びる ⇒ 魔界で物色する
⑤三味線の皮に使われる猫が減る ⇒ 新製品や話題の釣具を目にする
⑥猫が減るのでネズミが増える ⇒ 手にとって見ると妄想が始まる(釣りのイメージが膨らむ)
⑦ネズミが増えるので桶をかじられる ⇒ 「あれもいいな、これも欲しい」と、財布を開いて考える
⑧桶を買う人が増えるので桶屋が儲かる ⇒ 結局、散財して釣具を買うから、魔界(釣具屋)が儲かる
※「東海道中膝栗毛」は、1802年(享和2年)から1814年(文化11年)にかけて初刷りされた、十返舎一九の江戸後期の滑稽本(こっけいぼん)です。
別名、「弥次喜多道中」…やじさん、きたさんの東海道旅行の話しが有名なやつです。

こんな気象ですから、ちょっとした休憩(コーヒーブレイクなど)に楽しめたら…と思いますが、楽しんで頂けましたか、ちょっとした「うんちく」、お読みくださって、ありがとうございました。

 

それにしても…帰りは雨がやむかな?