2019年の3月も残り1週間となりましたが、春の三寒四温、朝夕と日中の温度差による自律神経のアンバランスによる「春バテ」は大丈夫でしょうか?

桜の花が咲き、「花見酒」ですね、落語にも「花見酒」ありますが、桜を愛でて飲む酒ですよ。


この時期は、釣り師の間で真鯛を「桜鯛」といいますが、「桜鯛」は「真鯛」とは種類が異なります。
桜鯛はスズキ目スズキ亜目ハタ科ハナダイ亜科に属する魚で、主に南日本沿岸に分布し体長約15cmほどの魚です。

真鯛は「レッドショア」とも呼ばれて、駿河サーフでは釣果が多く、報告されています、一度釣ってみたいですね。
真鯛の産卵期は3月から6月頃、桜の咲く季節に浅瀬にやってくるのです、この時期の真鯛(雄)は、桜が散ったような白い斑点が点在し、鮮やかで美しい体色を持つとされることから、「桜鯛」や「花見鯛」などと呼ばれています、ごちゃ混ぜ気味の桜鯛ですね(笑)

今日の話しは鯛ではなく、「酒」に関する方です、皆さんは「アルコール健康障害対策基本法」ってご存知ですか?

「お酒は私たちの生活に豊かさと潤いを与えるものである一方、不適切な飲酒はアルコール健康障害の原因となります。更に、アルコール健康障害は、本人の健康の問題であるのみならず、飲酒運転、暴力、虐待、自殺などの様々な問題にも密接に関連します。」
(出展:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000176279.html

ということで、平成25年12月に「アルコール健康障害対策基本法」が成立、平成26年6月に施行されています。

アルコールに関する問題として…
先ずは「メタボリックシンドローム(高血圧・高脂血症(脂質異常症)・高血糖)

メタボリックシンドロームは詳しく説明すると…
○内臓肥満(内臓に脂肪がたまった)の状態(基準は腹囲が男性は85cm女性は90cm以上)かつ、高血圧(130/85mmHg以上)
○高脂血症(脂質異常症ともいう)(HDLコレステロールが40mg/dl以下あるいは中性脂肪(TG)が150mg/dl以上)
○高血糖(空腹時血糖が110mg/dl以上)

の3つの項目のうち、2つ以上が当てはまる場合をいい、この状態ではきわめて動脈硬化をきたしやすく、心臓・血管病(脳梗塞や心筋梗塞など)の重大な病気になる危険性が大きいからです。

肥満はお酒自体のカロリーだけでなく、つまみが脂っこいものであったり、アルコールによって食欲が亢進したりすることによったり、高血圧は飲酒量が多くなるほど頻度が増えるそうです。
高脂血症との関連としては飲酒により中性脂肪が増加することが指摘され、糖尿病も食べすぎによるカロリーオーバーだけでなく、アルコール性肝臓病あるいはすい臓(膵臓)病でも起こるそうです。

さらに詳しく知りたい方はこちら→ アルコールによる健康障害(e-ヘルスネットHP)

私もほぼ、この症状ですね…生活習慣病、しかもアルコール依存症に近い状態でしたね。
晩酌は欠かさず、むしろ飲まないと眠れないというストレス…今も少しあるかな。

国民の健康施策「健康日本21」の中で掲げられた、飲酒量(成人男子では1日平均2ドリンク(純アルコールで20g:日本酒換算約1合)程度までとし、さらにそれに週に2日間の休肝日を入れることが基準…ですが、はるかに越えていたように思います。

最近では、認知症との関連も、大量の飲酒は認知症の危険性を高めることが指摘されていて、飲酒量が増えるほど脳が萎縮するそうですが、一方で飲酒による脳萎縮は断酒することによって改善するそうです。

昨今の研究では、日本人は欧米人に比べるとアルコールに弱いという結果が出ているそうで、それは日本人がお酒に弱い体質の人が増えるよう数千年かけて「進化」してきたことが、理化学研究所などの分析でわかったそうです。

ちょっと詳しく説明すると…
お酒を飲んだときに発生する有害物質アセトアルデヒドは、体内の「ALDH(アルデヒド脱水素酵素)」によって分解されるのですが、ALDHにはアルデヒドが低濃度のときに働く「ALDH2と、高濃度にならないと働かない「ALDH1」があり、「ALDH2」の活性が弱いか欠けていると、アセトアルデヒドが貯まりやすく、「お酒に弱い体質」になる。

この酵素の活性は遺伝子によって異なるので、私たちは両親からお酒に「強い」か「弱い」かを受け継ぐことになりますね、でもアルコールで全身の臓器に障害をきたすのは、むしろ「お酒に強いといわれる体質」の人なので注意が必要です。
ALDH2が完全に欠けている人(一般的に下戸〈げこ〉といわれる人)は、いくら訓練してもお酒に強くなることはありません。
日本人の約44%は、ALDH2を持たないか、その働きが弱くアセトアルデヒドが貯まりやすいという研究結果があるそうです。

家の奥様もコップ半分のビールで「心臓が煽る」というほど…息子二人もほとんど酒は飲みません、なので「アルコールを飲む人の感覚が分からない」といわれます。
山梨ではキッチンドランカーで、「酔っぱらい」と…ひどいですよね(~_~;)


一般的には、女性よりも男性の方が、年輩の人よりも若い人の方が、アルコール分解能力が高いとされますが…結構な量を飲まれる女性を多く見かけているような気がします。


また、体重の重い人と軽い人が同量のお酒を飲んだ場合、重い人の方が血中アルコール濃度が低くなるため、酔いにくいといえるそうです。

健康診断(人間ドック)でも、「肝脂肪」に…という検査結果が出て医師に注意されたり。
最近では飲酒量はだいぶ減り、禁酒の日も1週間に1日は作るようにして、もう少しサーフで魚を追い求めたいし、「釣旅」も継続したいので、健康には留意しています。

でもね、入浴してからのビール(または発泡酒)が旨いんですよね~、350ml缶を1本で終わりにすれば良いのですけどね…その後がね。

アルコール健康障害対策基本法については、こちらをクリック(タッチ)してください。

アルコール健康障害対策基本法(平成二十五年法律第百九号)

若いからといって、無理を続けると…私みたいに突然の不幸が襲ってくるかも知れません。
飲酒は適度に、適量でね…でも、夜会はきっと飲んじゃうな~(笑)


肝臓大切に‼️