3月16日は『国立公園指定記念日』、1934年3月16日に内務省が、瀬戸内海・雲仙(現在の雲仙天草)・霧島(現在の霧島屋久)の3箇所を国立公園に指定し、日本発の国立公園が誕生したことに由来。


国立公園はわが国の風景を代表する自然の景勝地で、環境大臣が指定した公園、現在29の国立公園が指定されている。(現在は環境省の管轄


山梨県に関係する国立公園をご紹介します。

山梨県を含む3つの国立公園

秩父多摩甲斐国立公園(ちちぶたまかいこくりつこうえん)
森林美と渓谷美であふれる首都圏に最も近い森と渓谷の山岳公園 


指定:昭和25年7月10日
面積:126,259ha
埼玉県、東京都、山梨県、長野県

秩父多摩甲斐国立公園は、北奥仙丈岳(2,601m)を最高峰とし、金峰山、甲武信ヶ岳、雲取山など標高2,000m級の高峰が連なる奥秩父山塊と、その周辺の大菩薩嶺、両神山、御岳昇仙峡、奥多摩などを含む、山岳と渓流が特徴的な公園で、東西約70km、南北約40kmの広さを有しています。


 奥秩父山塊は、千曲川(信濃川)、笛吹川(富士川)、多摩川、荒川など関東・本州中部の代表的な河川の源流と分水嶺にあたり、これら河川の浸食により、急峻なV字谷が発達するなど山岳や渓谷の景観は変化に富んでいます。


 国立公園としては首都圏に最も近く、交通の便も良いため、公園には多くの利用者が訪れ、ハイキング、登山、キャンプ、釣り、沢登りなど、様々な楽しみ方で、自然に親しんでいます。 
私の実家がある甲州市(旧塩山市)で、雲取山には親戚の運営する山小屋があります。

父親に連れられて、渓流釣りを始めたのも笛吹川(富士川)水系、多摩川水系で、ヤマメ、アマゴを狙えます。

昔とだいぶ渓相は変わりました…多摩川水系の小菅村には渓流を利用した釣り場(釣堀)もあり、BBQも楽しめます。

 

富士箱根伊豆国立公園(ふじはこねいずこくりつこうえん)
太平洋の島々から霊峰富士を繋ぐ一大火山群
-- 火山地形と文化が創り出す多様な景観 --


指定:昭和11年2月1日、富士箱根国立公園(昭和30年3月15日、伊豆半島地域編入・名称変更、昭和39年7月7日、伊豆諸島地域編入)
面積(陸域のみ):121,749ha
東京都、神奈川県、山梨県、静岡県

富士山は、単にわが国の最高峰の山というだけでなく、日本人の心の奥に根差した名峰であり、日本の象徴として世界的にも知られている山です。


 富士箱根伊豆国立公園は、富士山を北端として富士火山帯に属する各種火山地形や温泉、変化に富む海岸線や島嶼からなる火山国日本を代表する国立公園です。


 富士箱根伊豆国立公園は、富士山を中心にその周辺の湖沼や高原を含む富士山地域、東海道の宿場町であり、古くから温泉地として名高い箱根地域、天城連山と変化に富んだ海岸線、そして温泉が魅力の伊豆半島地域、今日でも火山活動が活発な島々を含む洋上の火山島からなる伊豆諸島地域の4地域に分けられます。


いたるところから秀麗な富士山が眺望でき、首都圏に近いこともあって、日本で来訪者が最も多い国立公園です。
伊豆半島はアオリイカ、カサゴ、メバルの釣行に3年ほど通いました、海水浴は天城を越えて下田の白浜海水浴場が定番でしたね…。

アオリイカを初めて釣って、うれしくて天然わさびを買いに走ったのは…懐かしい思い出です(笑)

南アルプス国立公園(みなみあるぷすこくりつこうえん)
海底の記憶が刻まれた高峰群
 ~深い森に抱かれ、今なお隆起し続ける重厚な山岳地~


指定:昭和39年6月1日
面積:35,752ha
山梨県、長野県、静岡県

南アルプスは、甲斐駒・鳳凰山系、白峰山系、赤石山系の3つの山系から構成され、日本で2番目に高い北岳(3,193m)をはじめ、3,000m級の高峰を十座以上有し、大井川、天竜川、富士川の源流部となっています。


日本アルプスの中でも最も南に位置し、夏に雨が多く、冬の雪は少ない山域です。


大量の雨が引き起こす河川浸食作用によって、深く切れ込んだV字谷が数多くみられ、また積雪量が少ないことから、森林限界の標高が高く、稜線付近まで森に覆われているという特徴が見られます。


 日本で氷河が存在した痕跡のある最も南の場所で、高山帯には2万年前頃に造られた氷河地形・周氷河地形が現存しています。


仙丈ヶ岳や荒川三山などで見られるカール(圏谷)もその一つです。


氷河時代に分布を広げ、今なお高山帯で生きているライチョウ、キタダケソウ、チョウノスケソウや高山蝶などの動植物も見られます。


また、古くから山岳信仰の対象でもあり、自然環境のみならず、文化の継承にとっても重要な地域です。

現在の自宅がある南アルプス市、ここから富士川水系(尾白川、塩川)にヤマメ、イワナを求めて入渓していました、特にイワナは天然物(尺物)が釣れる、秘境的な渓谷が魅力です。

一時、ロングティペット・リーダーやルースニンングで有名な「岩井渓一郎さん」により紹介されて…入渓できないほどのフライフィッシャーで溢れかえりましたけど…。

熊も出るので、一人の釣行はお勧めできません。

 

日向山(ひなたやま)には、家族で登山(ハイキング)…何回登ったか(笑)

矢立石から山頂を目指すコースと、尾白川渓谷の錦滝を通るコースがあり、矢立石から山頂(逆も同様)のコースは、比較的緩やかで、初心者やファミリー方にお勧めです。
尾白川渓谷の錦滝を通るコースは、ロープや鎖を使って上り下りする場所があったり、大変急な道となっている為、充分に気を付ける必要があります。

鹿や猿にも良く出会います。


出典:環境省ホームページhttp://www.env.go.jp/park/parks/index.html

 

2019年のGWは、10連休という方も多いのでは?

海外旅行をする方もとても多いとか…私は、未だに外国へ行ったことがないのです、もちろんパスポートを持ったこともありません。
外国にはあまり興味がなくて、日本の各地(温泉・海岸〈サーフゲーム〉)を巡る方が楽しみです(笑)


今年も、富山(湾)へホタルイカを求めて…「朝倉さん、笠井さんに会いに行きたいな」と思っているのです、もちろん、遠州にも、駿河にも「釣り」に「温泉」、「夜会」に「ラーメン」…奥様次第かな?

山梨県の国立公園、もしくはその麓には沢山の「温泉」があり、登山や渓流釣りの帰りに立ち寄る方、蕨(わらび)などの山菜を摂りにくる方やBBQ・キャンプでお越しになる方もいらっしゃいます。

山梨県には町営や市営といった温泉もあり、リーズナブルに利用できます。
※地元民にはとても安く、来訪者は地元民料金より割高ですが、だいたい500円~1,000円未満で利用できます、秘境的なある温泉はちょっと割高かも?


バスセットを持ってくれば入浴料金だけですよ、タオルやバスタオルのレンタルもありますから、手ぶらでもOKです。

温泉利用のマナーで問題になっているところもありますが、銭湯と一緒で体を洗ってから入浴することを守って頂ければ良いのです…それだけ。

Googleのバナーに「山梨」「温泉」と入力して、検索してくださいね、「信玄公の隠し湯」で検索すると…山梨県内では「積翠寺温泉」「湯村温泉」「川浦温泉」「下部温泉」、それと長野県の「蓼科温泉」「平湯温泉」がヒットします。


温泉によっては「日帰り入浴の時間が決まっている」ところもありますから、事前に確認してください。

1ヶ月ほど先ですが、計画するのも楽しんではいかがでしょう?