気がついたころから定番で、年中行事の一つとして定着しているクリスマス、子供から大人まで楽しみにしている最も大きなイベントですね。
FaceBookの投稿を見ていると…「Xmasプレゼント」ということで釣果報告が上がっていたりして、「いいな~」「うらやましいな~」なんて思いながら、「いいね」を”ポチ”っと…。
そのほかにもルアーや釣具、当たり前のケーキなど、もらった物や自分になんて「プレゼント」が沢山のSNSでしたね。
家族でゆったりとか、恋人達の記念日みたいな風潮がありますが…皆さんはいかが過ごされましたでしょうか?
私は毎年恒例のチキンのスモークを山梨の自宅で…しかし、今年はソミュール液に漬け込んだ物を干す前の「塩抜き」を忘れて…(/_<、)ヌイタツモリダッタ
乾燥してスモーク…色も、香りも満足な一品ですが…「塩辛い」スモークになってしまって、後からまた「塩抜き」するはめにwww
今週末、リベンジ(やり直し)の予定(T_T)
ところで、「Christmas(クリスマス)」の意味や語源(由来)をご存知でしょうか?
クリスマスとは、毎年12月25日に行われるキリストの降誕(こうたん:神仏・貴人・聖人などが生まれること)を祝う祭りです。
街で見かける「X’mas」とアポストロフィーを入れているのがありますが、これは間違いで「Xmas」もしくは「X-mas」書くのが正しいのです。
クリスマスの語源は、ラテン語の「クリストゥス・ミサ」の略で、Christ(キリスト)+mas(ミサ:礼拝)を意味します。
イエス・キリストの誕生を祝うための祝祭が起源とされているのですが、聖書に記述されているキリストの誕生日は10月1日もしくは2日が有力な説で、9月15日という説を唱える天文学者もいるそうです。
「じゃ、なんで12月25日なの?」と疑問に思うのは当然。
当時のローマ帝国では、太陽を神と崇める(あがめる)太陽信仰で、秋から冬にかけて日照時間が短くなると「死」が近づくと恐れていたそうです、ところが冬至を境に日が長くなることから、それを「太陽の復活」として祝っていたのです。
そんなことから、冬至の祭りとイエスキリスト誕生の祝いをするようになって現在に至るそうです。
もうひとつ、クリスマスの前日を「Christmas Eve(クリスマスイブ)」といって、前夜祭みたいに思われている方がいますけど…間違いです。
当時は「ユダヤ暦」というのが使われていて、1日の始まりは日没から…つまり、クリスマスイブは「クリスマスが始まる日」という意味なのです。
キリスト教の始まりはユダヤ教の一派、今ではキリスト教もカトリック教会・聖公会・プロテスタント・正教会・東方諸教会などいくつかの宗派がありますよね。
「神」というのは信仰の対象として尊崇(そんすう)・畏怖(いふ)されるものであったり、人知を超越した絶対的能力を持って人間に禍福(かふく)や賞罰(しょうばつ)を与える存在、または宇宙・万物の創造主であり、唯一の絶対的存在とされる。
神話や伝説に人格化されて登場する「火の神」とか「縁結びの神」、天皇をたとえていう「現人神(あらびとがみ)」など、世界や日本には沢山の「神」が存在する、先祖(霊)を守護神と呼ぶこともありますよね。
人間の心のよりどころなのでしょうか?
中には「貧乏神」や「疫病神」など、ちょっと好まれない「神」もいますが(笑)
そんな私でも、入砂する時に海に一礼します。
「今日も安全に、釣果に恵まれますように、よろしくお願い致します」と心の中で唱えます、神聖な場所に入る時の儀式のようですけど…。
サーフは足場の良いところが多いのですが、静岡(駿河区や久能、三保)みたいにちょっとしたサイズの石がある場所では注意が必要になります。
昨年は、大浜でブルーランナーを掛けてやり取りしている時に、ラインブレイクで体勢を崩して、埋まったテトラにつまずいて、リールを破損しました(>_<!)
さざれ石(細石)のところならまだ良かったのでしょうけれど…打ち身もあざになって痛かった(T_T)
ん?
「さざれ石」って何かって…「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」の日本の国歌でうたわれていますよ、さざれ石は「細かい石」とか「小さい石」のことです。
長い年月をかけて小石の欠片の隙間を炭酸カルシウム(CaCO3)や水酸化鉄が埋めることによって、1つの大きな岩の塊に変化した「石灰質角礫岩(せっかいしつかくれきがん)」を、日本の国歌である「君が代」の歌詞にある巌(いわお)であるとして、この岩を指してさざれ石と呼ぶこともあります。
滋賀県・岐阜県境の伊吹山が主要産地で、2003年(平成15年)9月に、宮崎県日向市の大御神社で、境内の拡張工事中に日本最大級のさざれ石群が発見されたそうです。
岐阜県揖斐川町春日に「君が代」の歌詞の由来とされるさざれ石、岐阜県の天然記念物にも指定されている石灰質角礫岩があり、周辺を「さざれ石公園」として整備されているそうです。
「苔のむすまで」は苔が生えるまでという意味、「長い時間をかけて、小さな石が巌になり、苔が生えるまで」つまり、天皇陛下の御代が長い年月栄えますようにという歌なんです。
クリスマスの話からだいぶ飛躍してきましたが…実は、山梨県にも「さざれ石」って縁(ゆかり)があるんです。
山梨県甲府駅の北口を降りるとまっすぐと伸びる道路(武田通り)の突き当たりに「武田神社(たけだじんじゃ)」があります。
武田神社は、山梨県甲府市古府中町にあり、躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の跡地(武田氏館跡)に建てられており、武田信玄を祭神とする神社です。
大河ドラマで一時有名になりましたが…?
ここに、岐阜県揖斐川長(ぎふけんいびかわちょう)産のさざれ石が2012年6月の創建百年を記念して奉納されたそうです。
さざれ石は、皇居・明治神宮・伊勢の内宮(ないくう)と外宮(げくう)や各地の神社にも奉納されているそうです。
武田信玄といえば、知らない人はいないのではないかと思いますが…甲州(甲斐の国)を治めた「風林火山」で有名な戦国武将ですよ。
武田信玄の命日である4月12日に毎年行われる「信玄公祭り(しんげんこうまつり)」も有名だと思います。
4月12日に行われていた例大祭には神輿の後に地元相川住民による武田二十四将を模した騎馬行列が行われており、1947年(昭和22年)からは甲府市と市商工会議所、観光協会の共同開催で桜祭りが開催され、最終日を例祭に合わせていたそうです。
戦後に観光業の振興によって武田信玄が歴史的観光資源として着目されて、1966年(昭和41年)<私が生まれた年>から「甲府信玄祭り」が開催され、1969年(昭和44年)に上杉謙信を主人公にした「川中島の戦い」を描いた大河ドラマ「天と地と」の影響を受けて(世間に知られるようになって)、騎馬行列をメインとした「信玄公祭り」と名を変えて、武田二十四将を模した時代行列である「甲州軍団出陣」を目玉とする祭りになっています。
ちなみに、信玄公役で男優さんが毎年…今年は渡辺大さん、昨年は三遊亭小遊三師匠、山本勘助役に林屋三平と…過去には宇津井健、舞の海、田崎真也、辰巳卓郎(食いしん坊)、渡辺博之、勝野洋、北村一輝、宇梶剛士、若林豪、国広富之、山下泰裕、沢村一樹、松平健(暴れん坊将軍なのにw)、片岡鶴太郎、陣内孝則と…。
地域住民による伝統的な祭礼とは違って、行政主導による山梨県や甲府市のPRが目的の都市祭礼のひとつですから、遠州灘の各地域のお祭りとは質が異なります。
最近は外国人が甲冑を着けて行列したりしている…変わったよな(笑)
そういえば、話のはじめは「Christmas」でしたよね…クリスマス・イブに良い子のもとへプレゼントを持って訪れるサンタ。
常に笑顔で白のトリミングのある赤い服と赤いナイトキャップ姿で白ヒゲを生やした太りぎみの老人の男ですが、実はコカ・コーラ社が広告にサンタを起用して、サンタのイメージを考えて世界的に統一(定着)させたそうです。
いずれにしても、キリスト、サンタクロース、天皇、信玄公にさざれ石と、「神」として崇められて…
釣行の際、これからは、鯛や鮃が舞う竜宮城の乙姫様(女神)に想いを寄せて…「安全」と「豊漁」を祈願するとしようかな、先ずは「座布団」をお願いするか…それとも「ショアレッド(真鯛)」か…?
信じるものは救われる?
浦島太郎のお話は面白いのがあります…それはまた今度の機会に。
今週は…平成最後の釣行、先ずは気象条件のお願いだな…www