「七五三」とは、三歳の男女五歳の男子七歳の女子が11月15日にお宮参りをし、子供の成長を祝う行事。
子供たちは晴れ着に身を包み、千歳飴(ちとせあめ)を持って家族に連れられ、各地の神社にお参りして、記念撮影するのが一般的です。

最近では写真館の「子ども写真館スタジオアリス」などでは成人式同様に、事前に写真だけ撮影するところも当たり前になりましたね。

三歳の男女児は髪を伸ばす「髪直(かみおき):それまでのおかっぱを結髪〈けっぱつ〉に改めること」、五歳の男児には初めて袴をつける「袴着(はかまぎ):袴を着せて碁盤の上に立たせる」、七歳の女児には本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解(おびとき):それまで付け紐で着ていた着物を帯で締めるようにする」の儀式をしていたのが起源とされています。
この七五三の風習が盛んになったのは明治以後だそうです。

旧暦11月はその年の実りを神に感謝する月であり、旧暦15日は二十八宿(何事をするにも吉)とされる鬼宿(きしゅく)といわれる最吉日に当たったことから11月15日に行われるようになったそうです。

本来11月は農作業が終わって霜月祭(しもつきまつり:陰暦11月に行う民間の祭りで収穫祭や氏神(うじがみ)祭りが多く、祭日は地方によって異なる)を行うときにあたり、15日は多くの祝祭日のある満月の日であったから、この日が子供の成長を氏神に祈願する日として選ばれたのであろうという話もあります。

このような話をすると、「釣りと関係ないじゃん、七五三の説明じゃない」と思うでしょうが、ここからが肝心なところ!


あ、私みたいなド素人や初心者向けのお話しですから、ベテランの方はスルーしてくださいね(笑)

堀田光哉さんの釣り動画(シマノやDUO)や他のメーカーのテスターさん達の動画を見ると、「巻いて止める」というのをよく耳にします。
いわゆる「Stop&Go」ですが、何回巻いて止めますか?
何回巻いて止めるかは人それぞれの感覚や海の状況、潮の流れなどによって変わるでしょうけれど…大体は4~5回巻いて止めるのが主流じゃないでしょうか?

堀田光哉さんも動画の中で「1・2・3・4・5・止める」といいながら実際には4回とか6回とか巻いてる時がありますよね、気が付いてますか(笑)

実は「Stop&Go」にメリハリをつけるということで、七五三を逆にして「3回巻いて止める」「5回巻いて止める」「7回巻いて止める」というリトリーブもあり、「7回巻いて止める」の次はまた「3回巻いて止める」と繰り返します。(3→5→7→3→5→7)

キャストして着底させてから3回巻くことで移動距離は短く、チラ見させて魚に「何かいるぞ」と感じさせ、次に5回巻いてルアーを泳がせる(存在を更にアピール)、次に7回巻いてある程度の距離を泳がせることでルアーの動きに変化を与える(生命感を出す)ことをします。


高等な技術だと巻き始めにロッドを起こしてジャークを入れたり、ロッドのティップを小さく動かしてトゥイッチさせたり…私は不器用なので巻くことしかできませんが(笑)

4000番クラスのハイギヤのリールで概ね95~97㎝位の巻き取りになるので、七五三のワンセットだと15m弱のルアーの移動になります。


これを3セットで15m×3=45m、5セットで15m×5=75mと理論上はなります。
この距離ならルアーはジグヘッドのワーム系、ハードルアー系の飛距離になりますよね。

これを頭の中で把握していれば、だいたいどの辺りをルアーを通しているのか、ストップした時の着底の間隔で深さはどれくらいかとか、地形の変化(サンドバーやスポットの有無)などをサーチすることができます。

「遠浅サーフは流れ(離岸流:払出し)を探せば釣れる」というのもありますが、激戦区では移動ができない、「魚の反応はありそうだけれど口を使ってこない」なんてこともありますよね?

巻き取りスピード(リールのハンドル回転速度)やリールのギヤ比で巻き取れる長さが異なるので一概には言えませんが、使っているルアーの特徴(沈降速度、左右の移動幅、ルアーの動きのタイプなど)をしっかり捉えていれば、バリエーショを効かせた攻略ができます。

「ルアーカラーのチェンジをしても、ルアーを変えても、何の反応もない」という時、巻き取りに変化を持たせずに同じ巻き取りをしているなんてことはありませんか?


また、同じルアーを隣でキャストしているのに、なぜ隣に釣れて私には…なんてことはありませんか?
そんな時に変化を付けたリトリーブを試してみてはいかがでしょう。

同じような考えで3の倍数でやるなんてのもありますよ「3回巻いて止める、6回巻いて止める、9回巻いて止める」というやり方、考え方は同じです。

この方法はなかなか魚の反応が無いような時に「奥の手」として使って、意外と周りが釣れていなくても…なんて時に独りだけ…なんてことがあります(~_~;)

フラットフィッシングで実際に有名なテスターの方々を観察すると、一定の巻き取りなんて基本的にしていないのが分かります。


ある程度のパターンはあるのでしょうけれど、同じルアーをキャストしている時にはリトリーブや止め他時の”間”に変化を付けたり…凄いですよね。

要するに、釣れている人やテスターさん達の釣り方を観察することが必要で、観察した結果を自分で試してみることが重要です。


ルアーの沈降速度や動きなんて、某プールの水中で…もちろんフックは外していますよ、でも見つかったら多分、「出禁」でしょうね、自己責任でお願いします(/ー ̄;)

「この方法(メソッド)を信じて、実行してフラットをキャッチする」、信じるか信じないかはあなた次第(笑)

【おまけ】

これからブルーランナーのシーズンでもあるのですが、コノシロが捕食対象になってる時、コノシロが掛かったらそのままの状態で放置する(ある意味、ムーチング)ことで、弱った魚を表現すると、食いついてくる可能性が非常に高いです。(実際にこの方法でヒットさせることが多い)

朝練される地元の方も、週末限定で釣りをされる私みたいな「海なし県民」は一度、サーフに入れば長時間になりますよね、そんな時に色々試す機会があると思いますので、お試しになることをお勧めします。