2018年の11月7日は「立冬」です。
冬が立つと書いて立冬ですが、地方にもよるけれど実際には紅葉が始まる頃…なんとなく立冬の意味とズレを感じます。

二十四節気では立冬から立春の前日までが「冬」とされています。
そもそも、「立つ」という字には新しい季節が始まるという意味があり、立冬は冬が始まる日とされています。
立春、立夏、立秋、立冬は四立 (しりゅう)と言い、季節の大きな節目です。


似たものに「冬至(とうじ)」がありますが、ちょっと意味が異なります。
どちらも二十四節気のひとつですが、立冬は二十四節気の19番目、冬至は22番目です。

立冬「冬の始まり」、カレンダー上ではこの日から”冬”になります。
冬至「日短きこと至(きわま)る」という意味で、太陽の昇っている時間がとても短い(少ない)、つまり1年で昼の時間が最も短い日のこと。
年によって多少の変動はありますが、12月21~22日頃になります。

冬至といえば「かぼちゃ」を食べるのが定番です。
かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)と書きます、昔から冬至に”ん”のつくものを食べると運がつくとされ、運気上昇を願ってかぼちゃを食べるようになったといいます。

山梨でかぼちゃと言ったら、かぼちゃほうとうです。
ほうとうといえばかぼちゃが入っていると思う方がいらっしゃいますが、夏にはネギ、タマネギ、ジャガイモなど、冬ではカボチャやサトイモ、ニンジンやハクサイ、シイタケ、シメジなどのキノコ類を入れます。

冬の季節が「かぼちゃ」の入る時期なんですよ。
出汁は煮干しで取り、米麹と麦麹の両方を使って仕込んだ「甲州味噌(こうしゅうみそ)」で作るのが本来のもの。
甲州味噌は信州味噌に近いような味で塩気が強いのが特徴、最近では減塩とか甲州味噌が入手しにくいことから、市販の信州味噌を使う家庭が多いです。

観光客目当ての郷土料理店では豚肉、鶏肉などの肉類を入れていますが、本来の「ほうとう」はかぼちゃを軸として野菜、山菜のみで具材を構成するのが基本です。

実家の影響か、私が作る時には豚肉を使うことが多々あり、かぼちゃを煮崩すかそのまま姿を残すかは気分次第で作ります。

作り方にちょっとした違いがあります。

立冬と冬至には明確な違いがあります。
立冬は「冬が始まる日」、冬至は「1年で最も昼が短い日」で、日付も別々です。

冬が始まるということは、フラットハンターならご存知の「寒鮃(かんびらめ)」のシーズンですよね。
遠州灘や静岡サーフ、西湘サーフなど日本全国でキャッチされ、釣果情報やSNSの投稿を見ていると、肉厚のヒラメが釣り上げられています。
当然、脂ものって鯛よりも高級と呼ばれるこの時期のヒラメ、釣りたての刺身やちょっと寝かせた生ハム(多分、釣り師しか知らない?)、熟成させた切り身を特製のたれで漬けた「漬け丼」、簡単にレシピをご紹介しましょう。

生ハム
(材料)
・ヒラメ1尾
・ハーブソルト適量(クレイジーソルトや香草シーズニングでもOK)
・ピチットシート1~4枚
(作り方)
0.ヒラメを釣り上げます(釣れない人は魚屋さんで購入w)
※50㎝前後が一番美味しいかな?
1.ヒラメを捌きます(五枚おろしにします)。
2.ピチットシートを広げ、その上にハーブソルトを振ります。
3.ヒラメの身をその上に置いて、身にハーブソルトを振りかけます。
4.ピチットシートでくるんで冷蔵庫へ入れます。
冷蔵して3日~5日程度で、ヒラメの身に「ねっとり」感がでたら完成。

日本酒だけでなく洋酒(ワイン、ウィスキー)にとっても良く合います。
私の個人的なお勧めはバーボンウイスキー(ジャックダニエル、ジンビームなど)です。

漬け丼
(材料)
・ヒラメ1尾
・日本酒
・みりん
・醤油
・卵黄(お好みで小ネギ)
(作り方)
1.ヒラメを捌きます(五枚おろし)
2.キッチンペーパーで水分を取ります。
3.キッチンペーパーで身をくるみ、その上からラップで巻きます。

*ぴちっとシートでも可能です。
4.1日~3日程度、冷蔵庫で熟成させます(寒鮃の時期なら熟成させないでそのままでもOK)
5.漬けたれを作ります(醤油・日本酒・みりんを1:1:1)
6.身をスライスして小皿(平たいもの)に並べ、たれを掛けます。(4~5分浸します)
7.どんぶりにご飯を盛り、小皿ごとその上に盛ります。
8.卵黄を中央に落として完成。
寝かせると身は柔らかく旨味を強く感じられます、釣りたての場合は、身のプリプリ感(新鮮さ)と脂を感じられます。


どちらも美味(絶品)、釣り師の特権といったところです。

ちなみに、マゴチでも同じ作り方で生ハム、特製漬け丼が作れますよ。

ヒラメのヒレはどうしてますか?
私は、良く洗って(塩で擦ってぬめりと汚れを落として)、天日干しにします。


それを軽くあぶってコップに入れて、そこへ熱燗を注いで…少し黄色身かかった感じで脂が浮いて…香りも香ばしく美味しいヒラメのヒレ酒を楽しみます。

最近ではヒラメの生ハムの作り方はネットで検索できますし、クックパッドにも紹介されています。
https://cookpad.com/recipe/3231637


ハーブソルトの作り方クックパッドで紹介されていますので、最初から全て手作りでという方は参考にしてみてください。
https://cookpad.com/recipe/4555264

生ハムも漬け丼もそして刺身も…先ずはヒラメを釣らないと…、なぜなら山梨のスーパーにヒラメは置かれていない(/_<。)マグロバカリ


そのためにはサーフに行かないと…海無し県ですからね、湖は富士五湖があるのですが…、ちなみに富士五湖(山中湖・河口湖・精進湖・西湖・本栖湖)全て山梨県ですよ。

11月18日までは演劇の送迎や介護の予定で週末は山梨に帰宅、それが終わるまでの辛抱(/_<。)ツライ


座布団も釣り上げたいが、この時期は50㎝位のサイズが欲しいですね、自分で釣り上げたヒラメ(こだわりです)を…ヒラメ以外の材料は揃えてあるのに肝心なヒラメがいない(無い)w
後数週間の我慢だな…それまではイワシ&サバの缶詰で晩酌かな~(T_T)ガマンダネ


持ち帰りサイズ釣らないと…最近は「ソゲ」ばかり(/_<。)サイズガ

そういえば、みんな釣った後は、どうやって食しているんだろう?


遠州鮃組ではBBQで塩焼きやったな、贅沢な逸品だったけれど、ムニエルも美味いよな~。

 

今日はちょっとしたレシピを書いてみました、ヒラメが釣れたら、一度お試しになってはいかがでしょう?


釣旅に行きた〜い(ノ_<。)