最近、静岡の某サーフでの太刀魚釣果が凄いとFaceBookなどのSNSに投稿があります。


夏の夜にZZヘッドにグロー系のワーム付けたり、日中は赤金やグロー系のジグや鉄板系バイブなどで狙ったりと、夏~秋のターゲットと思っていましたが、一年中狙えるターゲットなんですね。


昨年、西湘サーフでも太刀魚を釣り上げたところを見たことがあります、かなりの大物でした…1尾だけでしたが西湘サーフでも釣れなくはないみたいです、西湘のレジェンドに聞いても時折、上がるとのことでした。


そこで、太刀魚について調べてみました。


タチウオ(太刀魚、立魚、学名:Trichiurus lepturus、英名:Largehead hairtail)は、スズキ目サバ亜目タチウオ科に属する魚類で回遊魚。

学術的分類:顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目タチウオ科タチウオ属

サバの仲間なんですね…知らんかった(ToT)

頭はとがっていて、鋭く発達した歯が目立ち獰猛(どうもう)そうに見えます。


体は全体に左右に平たく、幅はセンチメートルより「指3本」とか「F3」などと釣人の間で表現されていて、長さよりは幅がメイン、非常に大きな物は「ドラゴン」なんていわれ方もしますよね。

背びれは背中全体に伸びて130軟条以上あり、尾びれ・腹びれはなく、尾部は単純は先細りになっている。


体表には鱗(うろこ)がなく、その代わりに全身が銀色に輝く「グアニン質」の層で覆われています。

※グアニン (guanine) は分子式が C5H5N5O の、核酸を構成する5種類の主な塩基のうちのひとつで、サケ科やタチウオ、サンマ等の魚類の銀白色部位を構成する主要成分


生きている状態(回遊、釣り上げ直後)ではやや青味がかった金属光沢ですが、死後ほどなくすると灰色がかった銀色となります。


太刀魚を釣ったことがある方なら経験してると思いますが、表面のグアニン層は指で触れただけですぐ落ちるほど落ちやすいです。


このグアニン層から採った銀粉は、かつてはセルロイドに練りこまれて筆箱や下敷きといった文房具、また模造真珠やマニキュアに入れるラメの原料として、ルアーの塗装にも使われていたものです。


世界中の熱帯から温帯にかけて分布し、沿岸域の表層から水深 400m 程度の範囲の泥底近くで群れて生活しているが、時には河口などの汽水域まで入り込むこともあり、日本の分布は北海道~九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋、瀬戸内海です。


産卵期は6-10月で稚魚や幼魚のうちは、甲殻類の浮遊幼生や小さな魚などを食べていて、成魚はカミソリのような歯で小魚を食べるが、時にはイカや甲殻類を食べることもあるが、貝やエビなど硬い殻を持つものは一切口にしない。


鋭い歯は、人の皮膚も容易に切り裂くため、生きているタチウオを扱うときには手袋やフィッシュキャッチャーなどを利用して身を守る必要があります、十分な注意が必要です!


成魚は夜間、深所にいて日中は上方に移動し、特に朝夕は水面近くまで群れて採餌をするが、幼魚は日中は泥底の上 100m ほどの場所で群れていて、夜になると上方へ移動する行動パターン、成魚と幼魚では反対の行動パターンです。


潮流が穏やかな場所では頭を海面に向けて立ち泳ぎすることがある。

場所によってはこの立ち泳ぎが群れになる事があり、潮流によってタチウオが一箇所に流されて来たという説と、敵から逃げる際に体に当たる光を目晦ましにするためという説がある。

潮流が早い場所では立ち泳ぎが出来ないため、この光景は見られない、時にはベイトを追って海面近くに群れで追いかけている、いわゆるナブラになることもあります。


一般的に釣り人の認識では、通常深さ100mくらいの泥底に群生して朝夕の薄暗い頃に表層に浮き上がり、餌を狙って立ち泳ぎしながら頭上を通り過ぎる獲物に飛び掛かって捕食することから、「立魚」(タチウオ)と名付けられたとか、姿が太刀に似ていることより、「太刀魚」(タチウオ)と名づけられたと名前の由来は2つあります。


釣りの対象として人気が高く、 特に関東以西で時期になると陸釣り・船釣りともに釣り人でにぎわいます。

陸釣りでは夜にキビナゴやイワシを餌にしたウキ釣りが手軽で人気があるり、ルアーフィッシングも陸・船からとも盛んです。

※ 船釣りは地域によって昼の釣りと夜釣りに分かれ、釣り方や使う道具も変化します。


釣りの最盛期は秋で、陸からの釣りは夜、外灯の有る港内や堤防などが釣り場となります。

最近の静岡某サーフではジグやワーム系のルアーで好釣果みたいです。


肉は柔らかく、塩焼き(バター焼き)やムニエル、煮付け、唐揚げなどで美味。

鮮度が高い状態のものは釣り師の特権で、刺身・たたき・酢じめ・なめろう・酢のものも美味しいです。


栄養は分量 100 g あたりカロリー (kcal) 266

脂質 21g、飽和脂肪酸 6g、多価不飽和脂肪酸 3.9g、一価不飽和脂肪酸 7g、コレステロール 72 mg、ナトリウム 88 mg、カリウム 290 mg、タンパク質 17 g、ビタミンC 1 mg、カルシウム 12mg、鉄 0.2mg、ビタミンD 14µg、ビタミンB6 0.2mg、ビタミンB12 0.9µg、マグネシウム 29mg

中でも「多価不飽和脂肪酸のイコサペンタエン酸(EPA)」の栄養的な効能は驚くほどです。

・血小板のかたまる物質を作り出さないようにし、血液をサラサラにする

・血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす

・善玉コレステロールを増やす

・動脈硬化、脳梗塞、高血圧、高血圧を予防する

・体内では生成できないドコサヘキサエン酸(DHA)が豊富

その他、DHAは脳の発達、老化予防に重要で血液をサラサラにし、動脈硬化などの成人病を予防します


ビタミンDも豊かで、カルシウムの吸収を促進し、骨粗鬆症を防ぐ効果があり、ナイアシンは血行をよくし、肌を健康に保つ効果、アルコールが分解されてできるアセトアルデヒドを分解して二日酔いの予防にもなります

まさに、お酒大好きアングラーや女性アングラーに健康と美にとって、欠かせないような釣魚です。


フラットが厳しい状況でしたら、タチウオを狙ってみるのもいかがでしょう。

あ、静岡某サーフの場所等は分かりません、お仲間やご自分で情報を集めて釣行してくださいね。


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