ヒラメの旬は11~2月、特に「寒鮃」と呼ばれ、冬の寒い時期は脂がのり、身が引き締まって美味しい。
春から初夏にかけて産卵を行う、産卵期を過ぎると身が痩せ、味も劣る。
※産卵期は南に行くほど早く、九州南部では1月から3月、本州で2月から6月、北海道では6月から8月と北に行くほど遅くなります。
最近は養殖などで多く出回るようになっている、ヒラメの漁獲量の2割ほどが養殖ものらしい。
でも、今まで養殖物のヒラメがサーフで釣れたのを見たことがない!
養殖技術の向上で多く、生態に関する研究が進んでいるものの、移動に関しては解明されていない。
ある研究報告では一度捕獲したヒラメに目印を付けて海に返し、その後、再捕獲された場所との距離では300㎞という報告もあるそうです。
ということは…西湘サーフでリリースした子ヒラメは遠州や房総サーフへ行くことも…?
また、ヒラメは雌(♀)と雄(♂)では成長速度が異なることも知られています。

雌・雄とも3歳くらいになると産卵行動を始めるようです、この時のサイズは雌・雄とも40㎝くらい。
一番味が良いといわれる50㎝位のものは概ね5歳くらいのヒラメです。
今の時期の50㎝のヒラメが釣りたい (>_<)
鮃の漁獲量は北海道(1008t)が断トツで1位、次いで青森県(743t)、長崎県(448t)、千葉県(418t)、茨城県(336t)、愛媛県、新潟県、山口県、宮城県…神奈川県17位(96t)、静岡県24位(64t)
出典:農林水産省「海面漁業生産統計調査」
青森県はヒラメが「県の魚」に指定されているほど…漁業の漁法(定置網とか底引き網など)により変わるので一概にはサーフの釣果と結びつかないと思いますが、驚いたのは、静岡県より神奈川県の方が漁獲量が多いこと…。