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岡浩司 -Link of Sound-

作編曲家、キーボーディスト 岡浩司の音楽活動を中心としたブログ

初心者向けオススメハードシンセ紹介、今回で4回目ですが、今回紹介するのは「GAIA SH-01」というシンセです!

いわゆる、バーチャルアナログシンセと呼ばれるシンセサイザーです!

 

 

GAIA SH-01

 

 

 

 

シンセに馴染みのない人だと、「バーチャルアナログって何?🤔」という感じだと思うのですが、簡単に言ってしまうと、ピコピコした音とか、ファミコンみたいな音が出せるシンセというとイメージし易いでしょうか?

 

今の現行シンセは、今までご紹介した「JUNO-DS」や「FA-06」のようにピアノやオルガンやストリングス、それに今お話しさせて頂いたピコピコ的な音も出せるオールマイティーなシンセが最も定番な機種のカテゴリーだと思いますが、「GAIA SH-01」のようなアナログモデリングシンセだったり、実際のアナログシンセも新たに発売されたり、過去のシンセの復刻モデルなんかも色々出ています!

 

因みに、アナログシンセやアナログモデリングシンセはピアノやオルガン、ストリングスといった現存する楽器の音は出ません…。(^_^;)いわゆる、ピコピコ音、ファミコンのような電子的な音しか出ません。(^^;;

 

ここまでの話だと、ピアノやオルガンとか色々な音が出せた方が良いんじゃない?と思いますよね!

なのに何故、アナログシンセやアナログモデリングシンセも未だに現行で出ているのでしょうか?

 

 

そもそも、アナログシンセというのは音声信号を電子回路(トランジスタ等)で増幅、制御し合成する事で音色を決める鍵盤楽器の一種です。

 

全てのアナログシンセはVCO(Voltage-Controlled Oscillator)、通称オシレーターと呼ばれる電圧制御発振器が内臓されており、このオシレーターで音色の元となるサイン波、ノコギリ波、三角波、矩形波、ノイズなどの基本的な波形を作り出します。いわば、シンセの音の源泉となるセクションです。電話の受話器を取った時に聞こえる「ツーツー」という音は、身近なサイン波の一つでもあります。

 

 

ちょっと難しい説明になってしまいましたが…。(^_^;)

電圧によってコントロールする楽器がアナログシンセということですね!

それに対して、ピアノやオルガンの音をあらかじめ細く録音したものを演奏で使えるように編集してあるものが「JUNO-DS」や「FA-06」のようなデジタルシンセです。

(FA-06にはバーチャルアナログのエンジンも一部の音色に入っていたりしますが…)

 

「GAIA SH-01」のバーチャルアナログというのは、アナログシンセの振る舞いをデジタルで再現したシンセの事です。

 

アナログシンセが、今でも現行機種として販売されているのは、「アナログシンセでしか出せない音がある」からという事ですね!

 

もし聴き比べる機会があれば、成る程と思って頂けると思います。(^o^)

デジタルシンセでは、似た音は出せても本物のアナログシンセの音はどうしても出せないですね…。

 

その中間にあるのが、バーチャルアナログシンセです。

その中でも「GAIA SH-01」は信号の流れがわかりやすくパネルに矢印→が付いていて分かり易く、アナログやバーチャルアナログの最初の一台として入り易い機種だと思います。

(^_^)

 

シンセの音を作る為のパラメーターのツマミやスライダーが表に出ているので直感的に音作りが楽しめます♪

難しいことは抜きにして、色々弄って音を作る事が楽しめるシンセですね!

あらかじめ作られた音も64個用意されているので、その音を色々鳴らしてみる所から入ってみるのも良いかも知れません。(´∀`)

 

 

オススメの氏家さんの動画をご紹介します!

ご興味のある方は、是非、見てみて下さい♪

 

 

 

 

前回、前々回と初心者向けオススメハードシンセ紹介ということで、Rolandの「JUNO-DS」「FA-06」についてご紹介させて頂いておりますが、今回の第3回はその2機種をアップグレード出来ちゃうというお話で「EXPシリーズ」というものをご紹介したいと思います。

 

まずは、EXPシリーズとは何かという事からお話ししたいと思います。

 

 

 

[ EXPANSION BOARD ]

 

FA-06やJUNO-DSが出るずっと前のシンセは、「EXPANSION BOARD -エクスパンションボード-」と呼ばれるもの別途購入して、シンセの中にガチャっと挿し込む事で新しい音色を増やす事ができたのです。(^^)

 

 

こんな箱に入っていて、開けると…

 

 

 

 

こんなボードが入っていて、これをドライバーでシンセを開けて中に挿し込むとボードに内蔵された音色をシンセに拡張させて使うことが出来たのです。(^o^)

 

当時1パッケージが1万円くらいしたかなぁ〜?

モノによっては3万円以上のものもあったと思います…。(^_^;)

 

 

それがなんと、今は、無償でダウンロード出来てしまうのでです!

 

 

 

このAxialというサイトで、それぞれのローランドシンセに対応した追加音源を自由にダウンロードして使用することが出来ます。(^^)

 

もちろん、JUNO-DS、FA-06、に対応した追加音源もここからダウンロードしてUSBメモリーに保存して、それをシンセに挿して読み込ませる事が出来ます!

 

ここでポイントが、仮装スロットと呼ばれるもの数がJUNO-DSとFA-06で異なり、JUNO-DSが1個、FA-06が2個です。これは、まとめて読み込める数が違うという事でJUNO-DSの場合、例えばAという音源集を使っていて、Bを更に使いたいとなると、先にAを一旦削除して、Bを読まないといけないという事です。FA-06はA、Bまとめて読めますが。新たにCを読む際は、AかBを外さないと読めません…。

ただ、入れ替えは何度でも可能なので、その都度必要な音源を読み込ませれば全部使う事が出来ます!

 

 

 

 

こちらが、EXP-01 Dance Trax Collection

テクノ、ハウス、トランスといった80年代〜90年代を代表するダンス・ミュージックの制作に最適なサウンド・コレクション

 

こんなのもあれば、

 

 

 

EXP-10 Orchestra Collection

映画音楽、クラシック音楽といった幅広いジャンルをカバーするオーケストラ・サウンド

 

こんなのもあります!(^^)

 

EXPは、EXP-01〜EXP-11まで、それぞれジャンルやコンセプトに特化した音源集になっていて、お好みのEXPを追加する事で、JUNO-DSやFA-06を自分好みにカスタマイズできる感じですかね!(^o^)(⚠️EXP-11だけはFA-06の方にしか載っていなかったのでFA-06のみ使用可能かもしれません…)

 

EXP(エキパン)、昔からみんなエキパンって呼んでたなぁ〜。このエキパンですが、ここまでお話ししてきた通り、元々はみんな1つずつ1万円とかで買っていたものが10タイトルくらい無償でダウンロードして使えるので約10万円分くらいお得な感じだと思います!♪( ´θ`)ノ

 

もし今後、JUNO-DSやFA-06を購入される機会があれば、ぜひぜひダウンロードしてみて下さい♪

 

何か質問やコメントがあればお気軽にどうぞ〜!

お待ちしております。(^o^)

前回、初心者向けのハードシンセということで、JUNO-DS、FA-06の2機種を紹介しましたが、FA-06が曲作りにも興味がある人にオススメですよ〜!というお話をさせて頂いたので、今回はそのFA-06の曲作りに便利な機能をご紹介したいと思います!(^o^)

 

FA-06

 

 

曲作りに便利な機能

1.ARPEGGIO(アルペジオ)

2.CHORD MEMORY (コードメモリー)

3.RHYTHM PATTERN (リズムパターン)

 

今回は、上記の3つの機能をご紹介します!

 

 

1.ARPEGGIO(アルペジオ)

 

シンセサイザーにはわりとこの機能が付いているシンセは多く、定番の機能とも言えるかもしれませんが、意味合いは「分散和音」要するに自動的に音を分散させてくれる機能です。例えば、鍵盤のド、ミ、ソを同時に押せば通常ジャーンと3つ同時に鳴りますが、この機能をオンにすると、ドミソを同時に押さえていても、ド・ミ・ソ・ド・ミ・ソ…と順番に繰り返し鳴ってくれたりします!

そして、このパターンは1つではなく色んなパターンがありドミソだったりソミドだったりミソドだったり、パターンを切り替える事で、色んなパターンで鳴らすことが出来ます!

 

このパターンにどんなものが入っているかは各メーカー、各機種によって異なりますが、FA-06の場合は「バッキングパターン」と呼ばれるドミソ同時で「ジャジャウンジャーン」とか、「ジャジャジャウンジャ」とか色んなリズムで和音を鳴らしてくれるパターンが入っているのです!

ピアノやオルガンなどでどんなリズムでバッキングしたら良いか分からない時には色んなアイデアを提案してくれる強い味方です。♪( ´▽`)

 

 

続いて、

 

 

2.CHORD MEMORY (コードメモリー)

 

こちらはアルペジオがリズムのサポートをしてくれるのに対して和音のサポートをしてくれる機能です!

例えば、ドを押さえた時に普通は「ド〜」と単音で鳴るだけですが、この機能をオンにするとドだけ押さえてもドミソがジャーンと鳴ってくれます!

アルペジオと同様にこちらにも色々パターンが入っていて、ポップなもの、ジャズっぽい感じなど、作りたい曲のイメージに合わせて選ぶことが出来ます。

コードって難しいよね〜とか、よく分からない人はこのコードメモリー機能で自分のイメージに近い和音を探して作ってみるのも良いかもしれません。(^_^)

 

 

そして、ここまで紹介してきた「アルペジオ」と「コードメモリー」ですが、なんと併用出来ちゃうんです!

 

どういう事かというと、例えばコードメモリーでドを押さえると「ドミソシ」がジャーンと鳴るように設定している状態で、アルペジオ機能を使うと、実際に押さえているのは「ド」だけでも自動的に「ド・ミ・ソ・シ・ド・ミ・ソ・シ…」と繰り返し鳴らしたり、ドミソシの和音でジャジャジャとリズミカルにバッキングさせたりする事が出来るのです!♪( ´θ`)ノ

 

なので、本当に何も分からない所からスタートしてもこういった機能がイメージを形にするサポートをしてくれるので、曲作り初心者の方でも始めやすい機種だと思います♪

 

 

そして、3つ目。

 

 

3.RHYTHM PATTERN (リズムパターン)

 

こちらは、名前で一番イメージしやすいかもしれませんね!

文字通り、ドラムで色んなリズムパターンを鳴らしてくれる機能です。こちらもコードメモリーの」ようにポップな感じとか、ロックっぽい感じとか、ジャズらしい感じとか色んなパターンが入っているので、作りたい曲の雰囲気に合わせてパターンを使い分けることが出来ます!

ドラムも一から自分で作るのは最初はなかなか大変な作業だと思いますが、この機能を使うことでスピーディーにリズムを作ることが出来ます。(^o^)

 

自分もよくやりますが、曲作りのアイデアを考える時に、リズムパターンをずっと鳴らしながらピアノを弾いてアイデアを練ったりするとアイデアが出やすかったりする事もあるので、(作りたい曲のジャンルなどにもよりますが…(^_^;))

アイデアを練る時に使うのも、良い活用法だと思います!

 

 

以上、今回はFA-06の曲作りに便利な機能を紹介しました〜!(^^)

 

何か質問などあれば、お気軽にコメントお待ちしておりま〜す♪