ボーカル自主トレの強い味方 VT-12 Vocal Trainer (Roland) | 岡浩司 -Link of Sound-

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作編曲家、キーボーディスト 岡浩司の音楽活動を中心としたブログ

今まで11回にわたりオススメハードシンセ、オススメキーボードをご紹介してきましたが、今回は趣向を変えてボーカリストの練習でオススメ出来る機材を紹介します!(^o^)

 

シンセでも何度もご紹介してきましたRolandさんより、「VT-12 Vocal Trainer」のご紹介をしたいと思います。(^^)

 

 

VT-12 Vocal Trainer

 

 

 

歌いながら声のピッチを確認できる、ボーカリスト専用チューナーと、効果的な練習コンテンツを内蔵したボーカルの新しい練習ツール。

ボーカル・トレーナーVT-12は、ローランドが新たに提案する、手のひらサイズのボーカル練習ツールです。歌いながら声のピッチを確認できるボーカリストのための専用チューナーやリズム感のトレーニングに最適なメトロノームを内蔵。さらにバークリー音楽大学の出版部門、バークリープレスが制作した練習ガイドを付属。練習ガイドに沿った多彩な練習曲も内蔵しています。
 
ボーカリストのトレーニングに必要な機能やメニューが多数内蔵されております♪
その中より、いくつか個人的にオススメ出来るポイントをいくつかピックアップさせて頂きます!
 
 
 
■見やすいボーカル専用チューナーで音感のトレーニング
本体の上部にC、C#、D…Bまで表示されていますが、発声した際にどのキーを発声したか赤く点灯して教えてくれます!
慣れてくると、今自分がカラオケや楽器に対してどのキーを歌っているかなど、感覚的に判断出来るようになってくると思いますが、最初のうちは「本当にちゃんとした音程で歌えてるだろうか?」と判らなかったりすると思います。(^_^;)
そんな時に「VT-12」があれば音程が正しいキーで発声出来ているか、視覚的に判断する事が出来ます!
 
これを繰り返す事で相対音感も鍛えらえれて、ピッチ(音程)コントロールを磨く事が出来ます!
 
…ここで、「相対音感(そうたいおんかん)」という言葉が出てきたので簡単に説明を添えたいと思います。
よく一緒に出てくる「絶対音感(ぜったいおんかん)」も合わせてご説明します。
 
 
絶対音感 … ある音を聞いたとき、その音の絶対的な高さを認識できる能力です。 
相対音感 … とは、1つの音と別の音がどれくらい離れているかを認識できる能力です。 相対音感では、音程の認識のために、基準となる音が必要になります。 たとえば、「ド」の音を聞いた後で、どれが「ソ」の音になるのかがわかるのが相対音感になります。
 
絶対音感は何の基準の音もなく、鳴った音に対して高さが分かる能力で、相対音感は基準の音があればその音に対してどのくらい上の音が鳴っているかなど、音と音の距離が分かる能力だという事ですね!
 
絶対音感の方が便利そうですが、絶対音感は幼少期に音感レッスンをすると身につくと言われているので後天的に習得する事は出来ないようです…。しかし、相対音感は後天的に身につける事が出来る能力なので、日々のトレーニングで磨いていく事が出来ます!
 
なので、「VT-12」で相対音感を鍛える事でピッチコントロールを磨いていく事が出来ます。(^^)
その際に、「ボーカル専用チューナー」というところがポイントで、チューナーといえば、ギターや管楽器用など楽器用のチューナーは色々出ているのですが、ボーカルの発声での利用では精度が細か過ぎてキーの確認が上手く出来ません…。
そこを「VT-12」ではボーカルでの利用がし易いようにチューナーの精度が調整されているのでしっかりキーの確認が出来ます!
 
そして、2人でのハーモニーの練習にも使えるように「2音検出モード」も付いています!(^o^)
 
 
■メトロノームを使ってリズム感をトレーニング
リズム感のトレーニングには欠かせないメトロノームを内蔵。メトロノームとチューナーは同時に動作しますので、リズム感と音感を同時にトレーニングすることができます。最初はゆっくり、慣れたらじょじょにテンポをあげて、色んなテンポで練習してみましょう。心地良いグルーヴを生み出す、確かなリズム感が身につきます。タップ機能にも対応していますので、感覚的にテンポを設定することができます。
 
 
■上達を実感できるレビュー機能
内蔵の練習曲を再生すると自動的に録音を開始。歌い終わったあと、すぐに結果が確認できるので、上達を実感することも新たな課題を見つけることもできます。VT-12を使ったボーカル・トレーニングは、「聴く(曲を理解する)」「歌う」「レビュー」のサイクルで進行します。結果を確認する「レビュー」は、上達のための重要なステップです。
 
■確かな練習メソッドと多彩な練習曲でスキル・アップ
ボーカル・スキルを効果的に向上させるためには、正しい方法で練習する必要があります。音楽の世界的な名門校として、数々のアーティストを輩出してきたバークリー音楽大学。VT-12はその出版部門バークリー・プレスが制作した教則本を練習ガイドとして付属。練習ガイドには、ボーカリストとしての心構えから正しい姿勢や呼吸法、そしてボーカルの上級テクニックに至るまで、丁寧で分かりやすい解説が掲載されています。権威ある確かなメソッドでボーカル・テクニックを学ぶことができます。
 
さらに、練習ガイドの内容に沿った練習曲を26曲内蔵。練習曲は喉を暖めるためのウォームアップと、声域を拡げ表現力を磨くためのエクササイズに分かれています。エクササイズには、基本的なスケールやパターンを学ぶためのものから、本格的なテクニックを身につけるためのものまで、多彩な曲が用意されており、目的やレベルに応じた練習が可能です。練習曲のジャンルはポップスやロック、ジャズやラテンなど多岐にわたり、飽きることなく練習に取り組むことができます。また、これらのエクササイズには、ガイド・ボーカル入りのトラックと、伴奏のみのトラック2種類用意されていますので、楽譜が苦手な方でも、無理なく練習できます。
 
■お好みの曲の追加も可能
携帯音楽プレイヤーなどを接続すれば、お好みの楽曲を取り込むことも可能です。スクールの課題曲や新たに挑戦したい曲で練習することもできます。
 
 
いくつかポイントをピックアップさせて頂きましたが、ボーカルのトレーニングは一人で判断して進めていくのが難しいところを「VT-12」の利用によって、判断し易くなったり、多彩なボーカル練習メニューも充実しているので楽しく練習することが出来るのではないでしょうか?
 
 
 
 
オフィシャルサイトよりチュートリアルと簡単活用ガイドを貼らせて頂きますので、ぜひ見てみて下さい♪