FANTOM-G -音色紹介- | 岡浩司 -Link of Sound-

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作編曲家、キーボーディスト 岡浩司の音楽活動を中心としたブログ

前回のブログの続編ですが、一部おススメしたい音色をPickUPしました。
お持ちでない方も、是非楽器店等で、試聴してみてください!

[ FANTOM-G 音色紹介 ]

 <Category / Bank / Patch Number / Name>
● <AC.Piano / PRST / 0001 / G-Grand>
ピアノの繊細な表現から、強く壮大な音まで細かく再現してあり、現行のシンセに搭載されたピアノでは最高峰といえるでしょう。ジャンルを選ばないピアノの音色です。

● <AC.Guitar / PRST / 0394 / Liquid Nylon 1>
とても深みのある印象です。音の強弱に注目すると、鍵盤を優しく弾いた時と、普通の強さで鍵盤を弾いた時で、弦を弾く強さが違う事が確認できると思います。
更に、力強く弾いた時はスライド奏法を再現してくれるので、表情豊かなフレーズを構築することが可能です。

● <Keyboards / PRST / 0160 / Neo Clav 1>
音の起ち上がりから、減衰していくまでを非常に細かく再現してあります。
特に、鍵盤から手を離した時の弦の余韻まで忠実に再現してあるのは素晴らしいです。こちらも、従来のクラビより立体感のある音色になっています。

● <Synth Bass / PRST / 0601 / Unison Bs1>
曲を作っていくうえで重要な役割のベースですが、制作中によくある問題が、ベースをもっと厚みのある太い音にして重厚感を出したいという事で、色々試行錯誤する訳ですが、この音は現存するワークステーションシンセではNo.1といって良い程の重厚感を感じました。お薦めの1音です。

● <Strings / PRST / 0756 / Full Strings 1>
実際に演奏者が目に浮かぶようなストリングスですね。
こちらも、弦の細かい表情が再現してあり、鍵盤を軽く打鍵した場合は、ゆっくりと弦を弾いて、強く打鍵した場合は速く弦を弾いた表情が再現してあり、今までは複数の音で再現しなくてはならなかったものが、この音で再現でき、より表情豊かなストリングスフレーズを作る事が出来ます。

● <Wind / PRST / 0869 / Scotish PIPE>
こちらも非常に立体感のある音で、普通の強さで弾くと、発音時に出る「チッ」というような、ブレスノイズまで再現してあり、弱く弾くとその音もソフトになり、強く弾くとScotishPIPE独特の音の起ち上がりが再現されています。
エスニック的な要素が欲しい時にお薦めの1音です。

●<AC.Brass / PRST / 0899 / Tp Solist 1>
こちらも、まずは発音時のブレスの成分の音まで細かく再現されている所もポイントですが、鍵盤を抑えた後に、更に深く抑える事で音を揺らす表現が可能になっておりバリエーション豊かな表現が出来ます。

● <Pulsating / PRST / 1224 / Virtal Human>
楽曲にファンタジックな、スペーシーな壮大な雰囲気が欲しい時にお薦めの1音です。鍵盤を1つ抑えるだけでテンポに合わせてフレーズが鳴るので手軽に使用ができ、とても便利な音です。

● <DIST.Guitar / PRST / 0458 / Searing COSM 1>
楽曲にディストーションギターのエッジ感、厚みが欲しい時にお薦めです。
バッキングからソロまで、臨機応変に対応してくれる音色です。
ソフトに打鍵すると、ハーモニクスも再現可能でディストーションギターの多彩な表情が再現出来ます。