眼鏡越しにのぞいた キミの横顔


いつも横顔しか

見つめることができない


今日もキミは

教室の窓際で

友達とはしゃぎながら

初夏の日差しをあびている


開けた窓から

時折 流れ込む風に

髪を遊ばれながら

さわやかに笑ってみせる


いつからこんなに キミにひかれたんだろう

自信がない僕には

この気持ちを伝える勇気さえないのに

この想いだけは 少しずつ積み重ねられる


いつも眼鏡越しからのぞく キミの姿

いつか

向きあって 見つめあいたい

君の絵、描いた


小さいけど、ノートの端に


僕の、恋の始まり


授業のあいまに


かいま見る


君を


教科書、読んでいるフリして


描きあげた


僕の、恋の像


何年かぶりに訪れた街

ここに住んでいたあの頃は
毎日が息苦しかった

すさんだ思いを抱えながら歩いた道
思い通りにならず
あせりと不安感にさいなまれながらも過ごした日々

同じ日常を繰り返す
そんな時間が
永遠に続くかのように思えていた

それでも何かに出会える奇跡を探して
時には出会った人に心をゆだね
模索していた

この苦痛から逃げ出したいと

そして時が流れ
この街で暮らしたことは
思い出となり
今日を生きてる

強く願った心は
同じような毎日に見えていても
少しずつ変化を伴っていた

この街を離れ
再びここへ来て
過去の自分に話しかける
苦しさしかなかったけど
あの時の自分がいたから
今がある  と

そして
新たな一歩を踏み出す

私がココからいなくなったら

誰が悲しんで

誰が喜ぶのだろう


ふと 考えてしまった


どれくらいの人が 人たちが

”私”という人間を理解して

生きているのか・・・


良くても 悪くても

”私”という存在価値を

評価してくれる人は

いるのだろうか・・・


きっと

私がいなくなっても

何もなかったかのように

時間は過ぎていく

車の窓から 見つけた 花火のかけら

予期せぬ出会いに心が躍る


車をとめると

君は僕の手をひいて

花火が見える場所まで駆けていく

好奇心旺盛の君の表情は

生き生きと輝き

それにつられて

僕も笑顔になる


走り出した想いをのせて

僕と君の距離は

スピードをあげて接近する

夏の夜空に浮かぶ大きな花は

二人の想いをひとつにさせた


つないだ手から伝わる鼓動

乱れた呼吸を整えることも忘れ

二人で見上げた花火

あの一瞬のきらめきは

心に刻まれ

いつまでも いつまでも

そこにいたいと思った


この花火が終わることなく

君と離れることなく

この夏が続けばいいと思った