今日は「永久保存版」銀粘土で作品を作る時に必要な道具のご紹介をしたいと思います
(2023/03/27改定版ー商品の品揃えをチェックして修正入れています。基本的な内容は元のままです)
「何があれば銀粘土でアクセサリーが作れるのですか?」…というご質問を頂いたので、基本のお話をしたいと思います。
考えてみれば、こういう基本的なお話を今までしていなかった気もします
ご自宅で銀粘土による作品づくりをしたい場合に、何を買えばいいのか?
まず、必要なのは、銀粘土
これで厚みにもよりますが、100円玉より少し大きいくらいのサイズのペンダントヘッドが一つ、作れます。
三菱マテリアルが出している銀粘土には種類がいくつかあるのですが、赤いパッケージのPMC3と、そして後から発売になった青いパッケージのPMC Flexとがあります。Flexはこれです。
あくまでも使っている私の個人的な見解ですが、赤いPMC3は作品を削ったりして形を作る時に使いやすくて、青いパッケージのflexは乾燥が遅いので、初心者の方にはおススメです。乾燥するとヒビが入ってきたりして、それも修正方法あるのですが、初心者にはまだ難しいと思うので、失敗の少ない青いflexがいいかも♡
上にご紹介した5gだと、100円玉より少し小さいくらいのペンダントヘッドが1個作れるくらいの量なので、もうちょっといろいろ作ってみたいな~という方は、3倍の量のこちら⇓。割安になっています。
説明にあるように「じっくり制作ができる」ので、ロープ状にしたり花弁のように繊細な形を作りたい時には、flexの方がおススメです。ただし、銀粘土は「乾燥が敵」なので、最初から華奢で繊細なデザインを目指そうと思わず、まずは初心者用の作品に取り掛かりましょう。
クリアファイルのように、つるつるした台紙を下に敷いて、その上で銀粘土をコロコロ丸めるのに使えるのが、アクリル板(クレイプレッサー)です。手でこねてしまうと、手の温度で銀粘土が乾燥してしまうので、なるべく手で直接触る時間を短くするのがポイントです。
ただし、アクリル板は、固いアクリルのネームプレートなどでも代用可能です。
アクリル板でコロコロして、ギューッと2ミリくらいの厚みにしたら、スタンプや葉っぱ、レースなどを優しく押し当てて模様をつけます。その後、整えるのですが、こんな便利なものを発見しました!
私はこういうセットとしては持っていませんが、それぞれ、いろいろなところで長い時間をかけて買い足していった道具がいろいろあって、でも最初からこれがあれば、便利だっただろうなと思いました。似たようなもので倍以上の値段のセットも沢山ありますが、これで十分だと思います。
銀粘土で形を作ったら乾燥させます。これはご自宅にあるホットプレートやヘアドライヤーでできます。どちらもお持ちでない場合は、こんなものが便利そうです。
私はレッスンでは小型のホットプレートを使っているのですが、去年導入した一人用の銀粘土乾燥に便利なのは、コレです!
5段階での温度調節が可能で、銀粘土を乾かすのには、「3」くらいがちょうどいい感じです。
ただ、これ、上に重さ(コーヒーカップ)が乗っていないと自動的に消えてしまうので💦私は熱くならない部分に文鎮のようなものを乗せて使っています。そこだけ、ハイテクすぎるのですが、場所を取らないしお気に入りです♪
使用するホットプレートやウォーマーのポイントは温度調節ができること。低温(90℃くらい)で乾かしたいので、オンオフスイッチしかないと、熱すぎるかもしれません。
また、下がギザギザになっているプレートがついているものもありますが、平らな面の上に置いて乾かしてくださいね♪
乾いたら、ダイヤモンドヤスリ等で形を整えます。
セットで5本入り…等もありますが、基本的にはこの形のものが1本あれば、最初は十分です。高いヤスリを買う必要もありません。
形を整えたら、「焼成」にはいります。銀粘土は高温で焼いて初めて硬いシルバー製品になります。それまでは粘土状の時は柔らかく、乾燥したら壊れやすくて、ヤスリをかければポロポロしています。「これが銀?」と思ってしまいますが、高温で焼いて初めて銀の粒同士がくっついて硬い純銀になるのです。私は電気炉とよばれるオーブンのようなものを使っています。これはご自宅で趣味で…という方は買う必要はありませんが、ご紹介だけ。
決して安くはありません。…なので、とってもお手頃な商品があります!
更にもっといろいろついてくるセットはコチラ↓。これだとバラでブラシやヤスリを買ったり…が必要なくなります。
温泉に行った時などに出てくる一人鍋用の固形燃料をこの専用ポットに入れて、ご自宅で焼くことができます。
セットでご購入の場合は、必要ないかもしれませんが、その後の磨きに必要になるのが、ブラシです。
こんな感じのものです。これで焼成後の作品をゴシゴシします。
そして、最後に磨き棒で磨きます。
焼成用ポットの説明のところで触れましたが、焼成用ポットセットが何種類かあり、セットの内容によって、付属品が違います。
セットで購入される場合は単品で買うものとダブってしまわないように、セット内容をよくご確認されることをお勧めします。
そして最後に!!私世代(っていくつでしょう)の最強の味方がコレです!
これは大人気私の工房に通う生徒さんの半数以上が持っている優れもの!銀粘土でなくても手作業される方にはおススメです。ライトもついているしコンパクトなので持ち運びにも便利です。
何となく、どんな道具をそろえれば作れるのかが、イメージできましたでしょうか?
近日中に、道具を買った後で、どんな風にそれを使って作っているか…を、またこのブログでご紹介したいと思いますので、またチェックしてみてくださいね
ご自宅でも本格的なシルバーのアクセサリーが作れてしまうってスゴく楽しいです
それでもやっぱり、興味はあるけれど、難しそうだよな~という方、今はオンラインでレッスンを受けることができます。
パソコンがあればどこからでもご参加いただけますし、必要な道具だけを選んでお送りするので、とっても楽ですよ~
お気軽にお問合せくださいね。
link.a.ring@gmail.com