えっとぉ、雨が嫌だとか、こんな時なんだからせめて晴れててほしい…だとか、いつも言いながら、晴れていた今日に文句言うのも図々しいのですが、やっぱり「爽やかに晴れて」いてほしいですね
今日の東京は湿気もあって、晴れてはいたのですが、ちょっとベタついていました
…ってわかってますよこれから梅雨だし、夏だし、どんどん湿気も多くなるし、暑くもなるんですよね
はい。覚悟しています!
本当はちゃんとがんばって歩こうと思ったのですが、湿気と暑さに負けて(負けるほどの湿気でも暑さでもなかったのですが)、今日は1722歩でした。自宅と徒歩2分の工房の往復のみ。ただ、忘れ物を何回かしたので、少し歩数稼ぎました
「類は友を呼ぶ」とは言いますが、「すごっ!1000歩以上歩いたんだ」…と感心してくれる友達がいて幸せです
あ、すみません。今日は銀粘土とは関係のない内容です
…で、今日のタイトル、今時の女子高生。
これは、娘のことです。高校3年生。受験生です。
このコロナ騒動で誰もが不自由な思いをしたり、手足を縛られるような生活を強いられたりしています。高3の娘は、修学旅行がキャンセルになり、ずっとずっとがんばってきた部活のバドミントンの集大成の試合が全部中止になりました。特に部活に関しては、中学に入ってから、ずっと娘にとっての優先順位は常に部活のバドミントンが一番にきていました。勉強をがんばるのも、遊びに行くのを我慢するのも、バドミントンを続けたいから…でした。部活がない日も、お休みの日も、あいている体育館をネットで探しては、友達と練習をしていました。朝早く起きて筋トレもしていました。少しでも強くなりたい。1試合でも多く出て勝ちたい!…親から見ていても眩しいくらいのまっすぐな気持ちで、娘はバドミントンに向き合っていました。そして、いよいよ6年目。最後の年の一番大きな試合が、今年の夏のハズでした。
大会が中止になったという連絡を受けた時の娘は、感情がないみたいな声で「大会中止になったって」と私に伝えました。
「そう…なんだ」としか、言えませんでした。
それが、娘にとって、どれだけショックなことだったか。。。
私はその日だけは、週に1回だけの買い出しルールを破って、一人で買い物にでかけました。
買ったのは、イチゴ、レモン、オレンジ、リンゴ、キウイ、ブルーベリー、バナナ、そして、サイダー
娘の大好きなフルーツポンチを作ることにしました。娘がキッチンに来ない時間にフルーツを全部切って、大きなジプロックに入れて冷蔵庫へ。サイダーも冷蔵庫へ。
夕飯が始まると、いつも一番のおしゃべりで家族のムードメーカーの娘は、言葉が少なくて暗い顔をしていました。
途中で、「バドをやるためにがんばってきたのに」…と。
そうだよね。わかってるよ。ずっと、見てきたよ。応援してたよ。…。私も胸が苦しくなります。
食事が終わって、片付けに入ろうとした時に、私は、フルーツポンチをするときに使う大きなガラスのボウルを出してきました。
「え?どうして?」…と目に涙をためて、娘が聞きました。
「こんなことじゃ、足りないけど。ちょっとでも嬉しい気持ちになってほしくてね」
…と言って、ジプロックに入った沢山のフルーツと、サイダーを冷蔵庫から出しました。
娘はポロポロ泣いて、「嬉しい。ありがとう。うん。嬉しい」…と言いました。
私もボロボロ泣いてしまいました。
こんなことしかできなくて、ごめんね。せっかく、ずっとがんばってきたのにね。わかってるよ。
それから数日後、バドミントン部のお母さんたちのグループLINEがあって、そこで、大会が中止になってしまいましたね。…とお母さんたちの間でも話題になりました。私がそこで「娘があまりにガッカリしていて、どう励ましたらいいのか…」と発言したことを、同じ部のお母さんが娘さんに伝えて、そして、その娘の友達が、娘に手紙を送ってくれました。LINEだのメールだのが飛び交っている今、わざわざ切手を貼ってポストに送り届けられた、文字でいっぱいの手紙は、本当に体温を感じられてあたたかくて、ありがたかったです。
しばらくして、娘が私に、「ね、友達にお返事書いたんだけど、これでいいか読んでくれる?」…と自分が書いた手紙を見せてくれました。
それには、友達に対する感謝の気持ちと共に、こう書いてありました。「悲しいけれど、それをずっと考えていても仕方がないから、今は、今までバドミントンに向けてきたエネルギーを受験に向けることにするよ。バドができないことを考えないようにする」…と。
親ばかですが、あっぱれ!…だと思いました。あれだけの情熱を、この短い時間にこう切り替えた
今時の女子高生、なかなか見事じゃない?
何だか清々しくて、まだ感情の切り替えができていない私は、また泣いてしまいました
そんな娘から、母の日のカードをもらいました。
「受験生だから、今までみたいに一緒にテレビを見たり出かけたりできないけれど、がんばるからね。いつも一番の優しさをありがとう」
……。
なんだか、娘に、人間として、抜かれてしまった
一緒に遊べなくてごめんね…的な?
そして私はせっかく晴れても湿気があると文句を言い、歩かなきゃ…と言いながら、1722歩しか歩かず
いけない、いけない。
私も娘に負けないくらい、前向きにがんばらないとね