(今日は銀粘土とは関係のない内容です)
今日は法事がありました。母方の祖父母の法事です。
鎌倉のお寺に集まったのは、母の兄弟5人(母を含めて)と、その家族たち、総勢26人
毎年新年会で集まる仲良しの親戚ですが、息子の受験があった私が、親戚の集まりに参加をするのは2年ぶりでした。
小学生の頃、夏休みとお正月は、毎年その祖父母の家に泊りに行きました。
200坪もある大きなお屋敷は、小学生の私たちにとって夢のような遊び場でした。
かくれんぼをすれば、隠れる場所が沢山あってなかなか見つからないし、鬼ごっこをすれば、走り回るスペースがいっぱい
奥の暗い小部屋は「おばけの部屋」になっていて、みんなで肝試し
夜は年の近いいとこ同士で布団を並べて寝て、「お話ごっこ」。
夏はみんなで水遊び、夜は花火、そして、すいか。
冷房なんてなかったけれど、風鈴の音を聞きながら縁側で食べるすいかは、美味しくて楽しくて、暑さなんて忘れさせてくれました。
お正月は羽根つき、それから大事な集金(お年玉)
テレビゲームなんてない時代でしたが、私たちを楽しませてくれたのは、その広い空間と、季節と、お互いの工夫と、そして大人たちの温かさ。それだけがあれば、充分でした
でも、成長するに従って、私は段々と叔父や叔母に会うのが、億劫になっていきました。
中学生の私に、叔父や叔母は「どんな高校に行くか決めているの?」…と聞きました。
高校に入ると「大学はどういう方向に進むの?」…と聞きました。
大学に入れば「どういう職業につきたいのか?」
就職すれば「結婚はまだか?」
結婚すれば「子供はまだか?」
些細なことに悩んだり迷ったりしながら、必死に生きていた若かった私は、自分に自信がなくて、いつもどこかでビクビクしていました。
そんな私に、立派な大人の叔父や叔母がズケズケとしてくる質問は、いつも一番聞かれたくない質問で、私には答えの用意がなくて、一番自分でも悩んでる部分で、そして、そんな弱い自分を、大人の叔父や叔母が試しているように思えました。
「え~、まだわからないよ~
」
…とヘラヘラ答えながら、私はいつも心の中では泣きべそをかいていました。そしてとどめが刺されるのです
「わからないじゃダメだよ~。ちゃんと考えなくちゃ
」
ちょっと怖い顔を作ってダメ出しをする叔父たちは、まるで学校の先生のように思えたものです。
今日の法事には、髪が白くなって仕事も引退した叔父や叔母が勢揃い。
「最近はどうしてるの?」
大人になった私には、今は、わかります。
あの質問は、私を試していたのではなくて、年に1回か2回しか会わない私を、もっと知ろうと思って聞いていたのだと。「元気?」…という愛情のこもった挨拶のようなものだったと。私を責めていたのは叔父や叔母ではなくて、自信のない自分を、自分が勝手に責めていたのだと。
「工房をやったりして、忙しいんですよ~。貧乏暇ナシです
叔父さまはお元気ですか?」
「いやぁ、もうすっかり年とっちゃってさ、目は見えないし、足元おぼつかないしさ、もうヨロヨロだよ~。ははは。」
そんなこと、言わずに、長生きしてくださいね。
今度は私が質問をしますから。
仕事をやめても、ちゃんと外出してますか~?
健康診断、受けてますか?
孫の面倒、みてあげていますか?
それから、ずっと長い間、遠くからあたたかい気持ちで見守ってくれていて、ありがとうございます。来年も、再来年も、それから先もずっと、元気に集まりましょうね。楽しみにしていますよ
今日は法事がありました。母方の祖父母の法事です。
鎌倉のお寺に集まったのは、母の兄弟5人(母を含めて)と、その家族たち、総勢26人
毎年新年会で集まる仲良しの親戚ですが、息子の受験があった私が、親戚の集まりに参加をするのは2年ぶりでした。小学生の頃、夏休みとお正月は、毎年その祖父母の家に泊りに行きました。
200坪もある大きなお屋敷は、小学生の私たちにとって夢のような遊び場でした。
かくれんぼをすれば、隠れる場所が沢山あってなかなか見つからないし、鬼ごっこをすれば、走り回るスペースがいっぱい
奥の暗い小部屋は「おばけの部屋」になっていて、みんなで肝試し
夜は年の近いいとこ同士で布団を並べて寝て、「お話ごっこ」。
夏はみんなで水遊び、夜は花火、そして、すいか。
冷房なんてなかったけれど、風鈴の音を聞きながら縁側で食べるすいかは、美味しくて楽しくて、暑さなんて忘れさせてくれました。
お正月は羽根つき、それから大事な集金(お年玉)
テレビゲームなんてない時代でしたが、私たちを楽しませてくれたのは、その広い空間と、季節と、お互いの工夫と、そして大人たちの温かさ。それだけがあれば、充分でした
でも、成長するに従って、私は段々と叔父や叔母に会うのが、億劫になっていきました。
中学生の私に、叔父や叔母は「どんな高校に行くか決めているの?」…と聞きました。
高校に入ると「大学はどういう方向に進むの?」…と聞きました。
大学に入れば「どういう職業につきたいのか?」
就職すれば「結婚はまだか?」
結婚すれば「子供はまだか?」
些細なことに悩んだり迷ったりしながら、必死に生きていた若かった私は、自分に自信がなくて、いつもどこかでビクビクしていました。
そんな私に、立派な大人の叔父や叔母がズケズケとしてくる質問は、いつも一番聞かれたくない質問で、私には答えの用意がなくて、一番自分でも悩んでる部分で、そして、そんな弱い自分を、大人の叔父や叔母が試しているように思えました。
「え~、まだわからないよ~
」…とヘラヘラ答えながら、私はいつも心の中では泣きべそをかいていました。そしてとどめが刺されるのです
「わからないじゃダメだよ~。ちゃんと考えなくちゃ
」ちょっと怖い顔を作ってダメ出しをする叔父たちは、まるで学校の先生のように思えたものです。
今日の法事には、髪が白くなって仕事も引退した叔父や叔母が勢揃い。
「最近はどうしてるの?」
大人になった私には、今は、わかります。
あの質問は、私を試していたのではなくて、年に1回か2回しか会わない私を、もっと知ろうと思って聞いていたのだと。「元気?」…という愛情のこもった挨拶のようなものだったと。私を責めていたのは叔父や叔母ではなくて、自信のない自分を、自分が勝手に責めていたのだと。
「工房をやったりして、忙しいんですよ~。貧乏暇ナシです
叔父さまはお元気ですか?」「いやぁ、もうすっかり年とっちゃってさ、目は見えないし、足元おぼつかないしさ、もうヨロヨロだよ~。ははは。」
そんなこと、言わずに、長生きしてくださいね。
今度は私が質問をしますから。
仕事をやめても、ちゃんと外出してますか~?
健康診断、受けてますか?
孫の面倒、みてあげていますか?
それから、ずっと長い間、遠くからあたたかい気持ちで見守ってくれていて、ありがとうございます。来年も、再来年も、それから先もずっと、元気に集まりましょうね。楽しみにしていますよ