新学期が始まって2ヶ月目の10月にもなると、最初は興奮気味で過ごしていた留学生活も、現実が目の前に迫って来る頃ですね。
特にまだまだ親の助けの必要な高校留学生にとっては「困った。。。」「どうしよう。。。」「エージェントは何もしてくれない。。。」「親がすごく心配してる。。。」などの悩みを抱えて、この先どう進めばいいのか迷っている方も多いと思います。
私のところにもこの時期になると、ご相談が送られて来ます。
その中でも愕然とするのが、未だに基本レベルの問題が起こりすぎということ。
例えば、ホストファミリーからの食事提供が契約どおりではない、とか。
私が「カナダ高校留学の実態」詳細を日本の親子に発信し続けて何十年にもなります。
「こんなことがある?!」と愕然とするような人間として基本的なことさえ提供しないホストファミリー。
「日本では橋にも棒にもかからなかった生徒?」と思えるような日本人高校生がたむろするカナダの高校。
そんな基本的・人間的にも欠けているようなことが、今のカナダ高校留学で起こっているのではと、心配しています。
その原因は3つ考えられます。
1.カナダが日本人留学生をますます軽く見るようになったかな。
「日本人は文句を言わないので、何をしても扱いやすい」と何度も聞かされたことがあります。
特にカナダの高校自体、何でもかんでも自分の言い分を押し通したい「自我の塊」のような生徒で溢れていますので(もちろん、それを経験しに来たんだと思いたいですが、日本からの高校生は)。
また教師たちのストライキ(アルバータ州では一ヶ月近く続いています)も、普通に起こるカナダ。
カナダの高校のみんなの目は、留学生の方なんか向いてませんよ。
その中で自分の存在感を出し、実りある経験をしようと思っても、自分から前に出る訓練の出来ていない日本の生徒、そして間違ってもいいから英語で自分を主張する訓練など日本の学校からは全く受けていない日本の生徒の居場所はありません。
ですから仕方なく「日本人同士固まり、日本人村」を作り、毎日そこで過ごす「カナダ高校留学の実態」にすっぽり入ってしまった状態。
そんな相談もあります。
2.ホストファミリーの質がガタ落ち
これも大きいですよ。背筋が寒くなるほど落ちてます。
これから子供さんを高校留学に送ろうと思っている方は要注意。
まず。
学区は、面倒くさい問題の山積するホームステイからはとっくの昔に手を引きました。
その後に「金儲け〜〜」としゃしゃり出てきたのがホームステイのみをビジネスとする団体。留学生を人間扱いしていないカナダホームステイネットワークなどがこれに当たります。
契約からすべてに至るまで、留学生の立場には立っていません。
自分たちの利益のみを求め、自分たちの利益の障害となる留学生には容赦なく「今度文句を言えば帰国させるから。」と脅します。
留学前のご相談には、「カナダホームステイネットワーク」を使っている学区は避けるようにお勧めしています。
ただ、最近は他の「なんじゃこれ?」という団体が「儲かるのなら我も我も」と参入しているのが、学区と契約するホームステイ斡旋団体です。
そんな増え続けるホームステイ団体を尻目に、どんどん減っているのがホストファミリーそのものです。
留学生がホストに払うホームステイ費は恐ろしく値上がりしましたが、それでも「自分が生きていくのが精一杯」の現在のカナダ人の経済状態では、外国から来た子供など面倒みているどころじゃない、これが本音です。
部屋も汚く、机さえも揃っていない、食事も満足に作れない(食材も買えない)家庭を、ホスト不足問題に困り果てたホームステイ斡旋団体が奪い合いしている状態が現在のカナダのホームステイ事情だと考えて下さい。
そんな中に子供さんを送るのが現在のカナダのホームステイの実態です。
3.エージェントの質が犯罪に近いほど落ちている
学区も当てにならない、ホストも酷いもの、そこに正義の味方として登場するのがエージェントだと日本の親は大きな勘違いをして子供を送り出すのではないですか?
いえいえ。
エージェントはな〜〜んにもしません。
問題があったときにはエージェントが子供を守ってくれると勘違いして送り出しましたか?
いえいえ。
エージェントは、学区からリベートをもらって生計を立てていますので、まず学区が嫌がることはしません、というより出来ません。学区におべっかを使ってないと、エージェント契約を切られてしまいますから。
そして。
ホームステイ。
悲劇的に足りないホストファミリーを自分が送った留学生にあてがうのがエージェントの仕事です。
英語を使わないホストであろうとも。
シングルマザー1人だけのホストであろうとも。
毎年トラブルばかりのホストであろうとも。
生徒をメイド代わりに使っているホストであろうとも。
食事を出さないホストであろうとも。
とにかく「留学したいです。。」と連絡して来てウハウハ「金儲けが来た!」とカナダに送る日本人高校生を何とかしてどこかに押し込まないと、自分の儲けがなくなります。
これがエージェント。
ですから、おわかりでしょうか。
ホスト宅でのどんな問題にも生徒の側に立っては考えてくれません。
例えば、「食事が満足に提供されない」と親が何度もエージェントに申し入れても「なんやかんや」論理的に意味の通らない言い訳ばかりするだけです。
「生徒のコミュニケーション力が低い」
ー だから食事がないんですか?!
生徒親子が留学の申込みをしたときに、「英語のコミュニケーション力が低いと食事がないことがありますよ。」と(馬鹿げてますね)説明しましたか?してないなら詐欺ですね、これ。
酷い言い訳としては「カナダでは普通のことです」
ー だから食事もなく、生徒のケア出来る人はホスト宅にはいないんですか?
それを「普通」というなら、これも生徒親子が留学の申込みをしたときには「カナダのホストではほとんどケアされることはないです。食事がないこともあります。」と説明しましたか?
「ホストを代わると問題のある留学生と言われて次のホストが見つからない」
_ あのね、「10代の未成年の高校生に食事が提供されないんですよ。」それが理由でホストチェンジをすると、留学生が問題児ですか。
呆れて言葉が継げません。
エージェントの質はここまで落ちましたか。
中でも要注意のエージェントがあります。
ご相談があるたびに「どこのエージェントを使っていますか?」とお聞きしていますが、呆れる問題には顔を出し過ぎのエージェントがあります。
たくさんのトラブルの元凶エージェントです。
くれぐれにそのエージェントに引っかかることのないように気を付けてください。
日本からの未成年が無事にトラブルを切り抜けることが出来ますように。
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