「知る権利」と「知る義務」と | ひとりごちる ~エホバの証人(JW)・ものみの塔(WT)・jw.orgについて考える~

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一般人りんごの思うこと、あれこれ書いてます。
基本的に公開記事が多いので、個人情報に気をつけてコメントして下さいね。

前記事「長老たちの反乱? 」の最後の方に書いた言葉です。


「知る権利」と「知る義務」と。

他人に伝道する以上、信者の方々には、その両方があると私は思っています。


これは、それこそ私が部外者ゆえのシビアな言葉かもしれません。


WTの事実を知らせることが、時にどのくらい熱心なJWの方々の心を傷つけることになるのか。。。

今まで、人生のすべてを賭けて信じてきたのに。


WTが

「特別に神に是認された唯一・真の神の組織」

でもなんでもなく、

「単なる不完全な人間による半ば営利目的の宗教企業団体」

であるということ。


WTがこれまでにしてきた事実。

数多くの児童性虐待の隠匿。

度重なる偽預言。

軍事産業やたばこ会社への株式投資。

都合が悪くなると光り出す、その場しのぎの「新しい光」。

自分たちに都合がよくなるような、つぎはぎだらけの聖書解釈の数々。

何よりも確たる根拠もなく、自称しているだけの「唯一・真の神の組織」。

他にもまだまだ際限なく出てくる様々な事実。


どこの宗教団体にでも見られるような。。。

というより、そこらへんの宗教団体よりも悪質にも見えるこれらの事実は。。。

熱心に信じてきた信者の方々にとっては、それこそ信じたくもない知りたくもない事実ばかりだと思います。


それを知らせることは可哀想だ、とのご意見もよく見かけます。


このまま、何も知らずに信じていた方が幸せに違いない。

今更、事実を知ったところで、どうしようもない。。。


でも。

でもね。

JWの方々が、他人に伝道しないのならば。

家族を、特にまだ判断もつかない子どもを巻き込まないのならば。


好きで信じ切っている、善良なそのJWの幸せをわざわざぶち壊すこともないのかもしれません。


善良なそのJWが騙されていることも。

善良なそのJWの人生が搾取され続けていくことも。


それは残念ながら、その人の自己責任だとも言えるのですから。。。


。。。

でも。


他人に伝道するでしょう?

家族を、子どもを巻き込むでしょう?


その人たちの人生の選択肢を大幅に狭めるでしょう?

自分自身の人生の選択肢も狭めながら。


自分たちの所属している宗教団体の問題を、知らされもせず、知りもせず、調べもせずに。


他人に、家族に、そしてたくさんの可能性を秘めた子どもたちに。

自分の人生の時間を必死に捧げながら、伝道するでしょう?


「組織の提案通り」に生きることこそが、救いの道だ、と。

「組織の提案」こそが、神の提案と同じなのだ、と。


あんな大間違いばかりのWT組織の提案通りに?


「不完全な人間の組織」なのだから仕方がない?

いずれエホバが正される?


そうそう。

名古屋の事件で亡くなられたJWの方の悲劇を、エホバは訳あって許されたのだとかいう現役の方のご意見も見かけました。

たくさんの児童性虐待で苦しみ続ける被害者のことも、エホバは訳あって許されたのだという現役の方のご意見もあちこちで見かけました。


自分や家族や大切な人が殺されても、性虐待で一生背負う心身の傷を負っても。

エホバは訳あって許されたのだと思うのでしょうね。


「不完全な人間の組織」

が自称しているにすぎない

「唯一・真の神の組織」

という言葉を信じたいがために。


。。。

そうやって、知ったところで変わる気もないJWの方々もたくさんいらっしゃるようです。

それが「信仰だ」と自分に言い聞かせ。

自分の「良心」よりも「信仰」?を重視して。


知った上での判断ならば、それは仕方ありません。

その人自身の人生の選択であり、それこそ、その人自身の自己責任です。


でも、知らない場合は?

まるっきり知らない場合、知らされていない場合は、判断する材料もなければ選択の余地もありません。


そして、知りもせずに、調べもせずに伝道することは?

自分でもよく調べてもいない不確かなものに、何も知らない相手を勧誘することは?


進学、就職、結婚。

人生の大きな選択肢にいちいち口出しするこの宗教に勧誘しておいて。

後から知りませんでした。。。っていうのは、なんて無責任。


それも。

今は、JWもネット解禁。

以前のような情報統制の時代じゃないのに。


調べようと思えばいくらでも調べられる時代なんですよ。

お手元のタブレットでいくらでも調べられるでしょう?


何も知らされず、何も調べようがなかった、かつてのJWの方々とは違うのです。


「知る権利」

JWである方々には、当然ご自分が所属する宗教団体について知る権利があると思います。


「知る義務」

他人に伝道し、勧誘する以上。

知っておかなければならないことです。

宗教はその人の人生に多大なる影響を与えるものであり、かつJWはパリサイ人並みに多くの律法を作り出しているからです。


そもそも。

組織に不都合な情報を調べるなって組織がわざわざ言うこと自体、後ろめたいことがあるってバレバレじゃないですか☆


そして。

そういう事実。

知ったら信者の方々が傷つくような事実があること自体、この組織の有り様を示しているんじゃないですか(^_-)-☆


「知りたくない」

「知らせたくない」

そのどちらの気持ちもわかりますが。。。


でも。

誰かに伝える以上、あなたには「知る権利」と「知る義務」があるということを、ぜひ考えてみてほしいと思います。