仕事ってなんだろうね。 | 楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

仕事ってなんだろうね。

こんにちは。
気持いい季節ですね。

日本に四季があるから涼しい・暑い・寒いって肌で感じ取れ、何カ月かおきに、いろんな姿が見えて楽しめる。

それってほんとすばらしいなと最近思います。一年通じて同じだったら飽きちゃいそうだし、名残惜しくも待ちどおしくもならないしね。

さてさて、ブログ随分放置状態。

昨日今取り組んでいる、若いご夫婦の住まいの最終打ち合わせ。

いつも元気で無邪気な3歳の「ももちゃん」も同席。

楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

私はいつも人の純粋な目にやられてしまう。

子供の目はキラキラと輝いている。

そんな目をみると試されているようで、自問自答してしまう。

大人になるにつれて、ずるくなってないか?
間違った社会常識を正当化してないか?
人に恥じないような生き方か?
希望をもっているのか?

ふと考えてしまいます。

楽しんで木・自然素材・土壁の家づくりをするために

この子は物心ついた時に私のこと覚えてくれているだろうか?
私は幼いころに父が家づくりをがんばって取り組んでいる姿を覚えています。



実際、設計の仕事はとてもつらいことが多い。

時間もお金も責任もすべてが割に合わない。

働きながら2つもの資格を取らなければいけない。

頭が悪いせいか、ずいぶん長い間かかったかな。
一番遊びたい盛りの時期をそれに費やし、遊び慣れてる人を見ると、うらやましくなる。

休みを多く、贅沢もできる職業に憧れることは常日頃。(隣の芝は青いんでしょうけどね。)

楽しいことだけを追求する日々でありたいそう思う。

仕事って、自分たちの生活のためにするものです。

しかし、働くことに多くの時間を費やす。
ただただお金をもらうために働くのはもったいない。

家族、人に身近なところで活躍できる仕事に就きたいと思って始めた仕事。
この家族の幸せの一部に携うことができることにとてもうれしく思います。

これを実感できた瞬間、この仕事をしていてよかったなと思う。

子供ためにと先の給料まで考えて家づくりをしている父親。
子供のために自然にやさしい素材をと考える奥さん。
キラキラした目で元気を与えてくれる子供

この家族の愛に少しでも貢献できるって幸せなこと。
私の場合、お客さんと一番近い距離にいて、それを肌で感じ取ることができる。

家づくりに携わる、お客さんと接点をもたない人たちに伝えるのも私の仕事。

このお家の現場の管理を担当してくれる私よりも経験が浅い若い子も打ち合わせに同行してもらっています。大切な仕事をしてるってことを実感してほしいから。


帰宅時一緒に帰ってるときに、「がんばります。」って力づよい返事をくれた。

お金があって贅沢であればいいものが得られたり、造られたりするものではなく、気持ち次第で、いいものは造られていくのだろうと思う。

なんか楽しみです。

なんの仕事でも同じで今自分が取り組んでいることって人のなんらか必要とされていることです。
必要とされていることを実感しながら働くことができれば、もっとやりがいがでるのかもしれません。

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ももちゃんから頂きました。
ありがとう、元気を分けてもらいました。

いいお家になるようにがんばるよ。