今、巷で話題の大型会員制ホールセール。
年間CD一枚分ぐらいの会員費をわざさざ支払い、その引換として消費者は商品の購入権を得る。
そこに陳列される商品は、小物から大型のものまで多岐に富み、いかにもアメリカナイズの匂いがする。
(外資系であるから、当然ではあるが。。)

ここの屋台骨となる収入源は、会員費であり、会員数が増えるごとに利益を積み上げていくシステくとなっている。
商品での売上は、収益の柱ではないと思われる。
広告費を抑制し、ほとんど口コミでの集客を狙ので、極端に利益率が高いのが特徴だ。
個人が会員費(3000円)以上の費用対効果を得たいとすれば、相当なベビーユーザーでなければ元は取れない。

倉庫に行くと誰もが物量が半端ないことに驚かされるだろう。
異国のような雰囲気に飲み込まれ、日本人が美徳としている倹約や節制という理性を瞬時にかき消してしまう。
結果、バイヤーも個人も大量購入するから、あの価格が実現するのだろう。

だが、この場を借りて問いたい。
その商品が会員になってまで本当にほしい商品なのか?
本当に必要なものなのか?を。

恐らく、商品を購入した大多数が、ボール球にバットを振らされていることに気がついていない。

かのニューヨークヤンキースで活躍した松井選手は、どの選手よりも選球眼があったという。
ボール球には一切手を出さないから、ファーボールを選べることもできる。だから、名選手になりえたのだろう。
実践しているのは、自分が打つべきボールがくるまでじっと待つというシンプルで理想的な戦略だ。

あれだけの商品がありさえすれば、あなたがほしいと思うストライクの商品がきっとあるでしょう。
でも内訳の大部分はボール球の商品で構成されているんじゃないのかな?と思ってしまう。

また、こんな例がある。
ペットが食べるドックフード。安売りしても売れない商品がある。
それは大袋と言われる、10Kg相当のドッグフード。
その名のとおりドックフートが大きな袋にぎょうさん入っているのだが、
時間が経過するにつれ酸化するという理由から愛犬のオーナーから好まれない。
そんな不味くて劣化したもの、犬も食べないという訳だ。

フードにとってみれば、
日本人はそもそも大食らいの民族ではない。肥満大国でもない。
必要なものを必要なだけ摂取しているから、健康が維持され、寿命も伸びる。
時として過剰摂取は体に毒となる。


テーマパークのような雰囲気に浮かれてはいけない。騙さてはいけない。
だから、よく手にとった商品に目を凝らしてほしい。
賢明な取捨選択を。