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稲若健志オフィシャルブログ

U23日本代表がオリンピック出場権を獲得しました。
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小学生にしても中学生にしてもこの時期はどのチームに行こうか。どのクラブに行こうか。









みんな凄いですよね。夏になるとクラブチームのセレクションが立て続けにあって子供たちの心労も大変。









でもですよ。











今回のオリンピック代表で小学生の時にJクラブで育った子供はほぼ0。










中学生の時にクラブチームで育った選手、3分の1もいないんです。









三種の選手が多いんです。ということは逆に言えばJクラブは代表選手を育てられないんじゃないか。









そんなことを考える人がいてもおかしくないんです。









でも実際はそんなことを思うことすらない。










クラブチーム=プロへの近道。










なんでそう思うのでしょうか。











理由はみんな一緒で、隣の友達と競い合ってるからです。








あいつがあのチームに行った。じゃあうちはあそこに行こう。









同じチームメイトのあの子はあのチーム受かったらしいよ。悔しい。じゃあうちはあそこに受かるよう頑張ろう。








一歩下がって外から見てみて下さい。










本当にそれが重要なのでしょうか。










クラブチームに行けばいい指導が受けられる。専門的な指導者がいる。もちろんメリットです。










でもですよ、睡眠時間は三種に比べ確実に減ります。部活は学校が終わりそのまま出来るため、睡眠時間は取れますよね。









子供たちの成長期にどれだけ睡眠時間が大事かわかりますか。











サッカー選手になるために一番大切なことはなんだと思いますか?










足元の技術。











メンタル。











シュート。











そうじゃないんです。










サッカー選手になるために最も必要なのはどれだけ長く選手をするかです。









子供たちは練習時間より睡眠時間なんです。










選手の前に成長です。











サッカー選手になる子供はどんな道を歩もうが、必ずなります。









中学生の時にレギュラーで出れない選手が高校に入り指導者に見出されレギュラーを獲得。









選手権で活躍してプロの道へ。










行ったチームの指導者と合わない。次に行ったチームで見出され才能が開花。










腐るほどあります。









要は誰と出会うかです。でもそんなのわからないわけですよ。









小さい時にクラブチームに行ってプロになれる保証なんかないんです。









今のU23代表がそれを証明してますよね。










なんで親がそこまで焦るんでしょうか。









もちろん真剣なのはわかります。










でもそれは周りの子供たちと比べてが、もしかしたらあるのかもしれない。










正解なんて何もないんです。









もっともっと楽に子供を見守ってあげて下さい。











なんで12.13歳の子供たちにそこまでプレッシャーを与えるのか。










もう一度よく考えてみて下さい。










親の力でプロにならされた人間と、自分の力で自分で決めた道で、プロになった人間とどちらが長く選手を続けると思いますか。










究極を言ってしまえば。










ストリートで自由にサッカーを楽しんでる子供たちだって、プロになる選手はゴロゴロいます。









サッカーを楽しんで、良く食べて、良く寝る。









それが一番大切。










子供だからさ。