コパアメリカが行われているのは知っていると思いますが、ストップウォッチを片手に30秒測ってみて下さい。
南米サッカーはこの30秒の間に必ず接触プレーがあります。
次に1分数えてみて下さい。
その1分の間に試合が必ず止まります。
考え方の違いで日本ではフェアプレー賞というのがありますよね?
クリーンなプレーは賞賛される。
接触プレーがあまり見られない。
小さな頃から身体ごとボールを取りにいくことを勝手に覚えた南米の選手と、南米より二歩浅い足でボールを取りにいくことを教えられた日本人の差です。
アルゼンチンの評価はファウルしなければ止められない場面でファウル出来ることが評価なんです。
特にボランチ。
昔ボカにいたマウリシオ.セルナや今のアトレチコのシメオネ。
ファン、サポーターからは絶大な支持を集めました。
ついたあだ名はマタドール(殺し屋)。
それくらいチャンスの目を汲み取っていました。
やはり評価が違うんです。
小さい子供達が試合を見る際にネイマールの足技が!とかメッシのシュートがだけでなくそういうところにも目を向けてみて下さい。
日本の子供達に将来どこでプレーしたい?と聞くと90パーセントがバルセロナ、レアルマドリード。
これと同じです。南米の子供達に聞けば道筋を語れる。
最初はアルゼンチンのトップに出て、フランスのリヨンに行って、イタリアのインテル、そこからマンチェスター、最後はバルセロナで現役を終えたい。
10歳の子供でも言えます。
それは親がサッカーを知っていて子供に伝えてるからです。
後は子供達がもしプロになりたいというなら、まずはあだ名をつけてあげて下さい。
有名選手にはみんなあだ名があり、アルゼンチンでメッシのことをメッシとは呼びません。
プルガ(ノミ)です。
テベスはアパチェで生まれたからアパチェと呼ばれ。
サビオラはコネッホ(うさぎ)
アグエロは日本の漫画のキャラクターが好きだからクンと呼ばれます。
更にイグアインはピピータ。お父さんがピッパだったので。息子はピッパちゃんという意味です。
アルゼンチンは黒い選手はネグロ(黒)と呼ばれ、チビはエナノ(チビ)と呼ばれます。
日本なら間違いなく人種差別ですが土俵が違うのでセーフ。
日本人はいいプレーをすればハポネ!と呼ばれミスをすればチーノ!(中国人)と呼ばれ。
全然ダメだと、ポンハ!と切れられます。ハポンを逆から呼ばれるんですね(笑)
国によって色々な違いはありますが、どれもこれも全てサッカーです。
でもメッシと一緒だからと言ってもプルガは...。
どうでしょうか?