先日、母に面会に行ったときのこと、
突然、帰り際に
「左手がくさいの」
と言い出したので
あわてて、母の左手に顔を近づけると
本当にあまり気持ちよくない匂いがしました
気持ちの良くない話ですみません💦
母は、ホスピス内で
週に2回入浴の介助を受けており、
そのうちの1回はパスすることが多いと
聞いていますが、
週に1回は全身洗ってもらっているはずなのに、
手まではしっかり洗ってもらえていないのか、
他の原因かもしれません…
そこで、洗面器を使って
石けんで手を洗ってあげて
においがとれたところで
水分をよく拭きとり、
母が香りを好んでいる
ヴェレダのザクロクリームを
左手に塗りながら
簡単なハンドトリートメントを
してあげました。
ハンドトリートメントは
以前、ナードのアドバイザーの講座内で
学んでいたし、
AEAJのハンドケアセラピストの資格をとりに
いったこともありましたが、
実践してみる機会があまりなく
残念だなぁと思っていました。
一方、母は人から触られたり、
スキンシップをしたりするのが
好きではないので
マッサージやトリートメントなどを
受ける機会が
今までほとんどなかったと思います。
そんな母だから
ハンドトリートメントをしてあげたくても
拒否されてしまいそうで
なかなか実際にやってみる
機会がありませんでした。
でも、手がくさいと言い出したので
臭いをなくしてきれいにしてあげようという一心で
動いたら、
簡単ではあったけれど
自然にハンドトリートメントをしていました。
ひと通りトリートメントが終わったら
「まいこちゃんの手はあったかいのね」
と言って
母も嫌ではなかった様子でした。
トリートメントが終わって
本当に帰るときに
じゃあ、またねと
振り返ると
トリートメントした左手を
高く上げて
バイバイと元気よく振ってくれました。
このところ
母はしゃべらずに眠っていることが多くなって
そんな母を見ていると
不安や心配な気持ちが募りますが、
ハンドトリートメント後は
私の気持ちも安定して
なんだかしあわせな気持ちになったので
「幸せホルモン」と言われているオキシトシンが
分泌されているのだなぁと
実感しました。
あと何回できるか分からないけれど
出来るだけ母に触れる機会があると
いいなぁと思います。