最近話題になっている映画、
『君たちはどう生きるか』の
原作を読んでみました。
原作は、吉野源三郎さんが書いています。
※映画と原作本は、お話が異なります。
この本の存在は知っていたけれど、
読むのは初めてでした。
読んでみて
もっと若いころに読んでいればよかった
と思いましたが、
十分大人になった今でも
深いメッセージのある内容で、
想像以上によかったです。
心に残った場面のひとつは
主人公のコペル君のお母さんが
女学生のころに、
石段でおばあさんを助けられずに
後悔したことを
ずっと今に至るまで
忘れずに生きてきたことを
コペル君に話す場面です。
（以外、ネタバレになってしまい、すみません。）
「あの石段の思い出がなかったら、お母さんは、
自分の心の中のよいものやきれいなものを、
今ほども生かして来ることが出来なかった
でしょう。」
（『君たちはどう生きるか』
（吉野源三郎（岩波文庫）より引用しました。）
こうすればよかったと
何度も後悔することがあるからこそ、
自分の心の中のよいものやきれいなものを
その時の一瞬かぎりの機会と思って
生かしてこれたのだという考えが
とても素敵だなと思いました。
まさに、魂を磨くということに通じるのではと
感じました。
映画も機会があれば
観に行きたいです。
今月は、
ディック・ブルーナ展が銀座で開催されるようで
そちらも行きたいと思っています。
漫画版もあります↓
ベランダの夾竹桃が、暑さが残る中で涼しげに咲いています。
フラワーエッセンスを
くわしくは、
