現在、周知の通り、外出自粛が大原則になっていますが、
家にいることが苦ではない人と、
1日一回は外出しないと気が済まない人と分かれると思います。
あなたは、どちらですか?
2年前に、アーユルヴェーダに基づいた体質分類が、人間関係の問題において
解決の糸口になるとの考えを紹介した本をブログで取り上げました。
以下、本の内容のネタバレとなることをお許しください。
ちなみに、私は、アーユルヴェーダに詳しくはありません。
アーユルヴェーダの蓮村誠先生によると
人間には、休日になるととりあえず出かける「外出派」と
家にいることが苦ではない「在宅派」とに分かれるそうです。
「外出派」と「在宅派」を分類する本質は、「過程性」と呼ばれる性質で、
過程性が強ければ外出派になり、弱ければ在宅派になります。
ここでいう過程性とは、理知によってあらゆる対象を決定する項目の多さのことを指しています。
(例えば、外出したら、ランチを食べるお店を決め、注文する料理を決め、美味しいかどうか判断する、といったように、理知によって決定する機会が多いですよね。)
外出すると目に飛び込んでくる情報が多くなるため、理知が決定する項目も多くなり、家にいるときよりも、こころに広がりを感じることができます。
外出派の人にとっては、この広がり感が大切なのです。
でも、注意しなければならないのは、
一見、在宅派に見える人でも、疲れ過ぎて無理矢理家でじっとしている隠れ外出派もいるし、
一見、外出派のようにこまめに外出している人でも、
居場所が居心地が悪くて外出することで気を紛らわしている隠れ在宅派の人もいるということです。
本によると、体の具合は、悪いところはないのに、どうも落ち込みやすいという人は、
本来の体質とは逆のことをしている場合があるそうです。
「Stay Home」、「おうちで過ごそう」が叫ばれている中、
家族や身の回りの人が、やたらと用事をつくっては外出して、気になる方も多いと思いますが、
体質からして外出派である可能性があるので、
原則は家で過ごすことですが、
散歩など3密にならない状況で、予防をしっかりした上での短時間の外出なら、認めてあげられるといいと思います。
私は在宅派だけど、兄は外出派で仕事以外の休日も欠かさず外出していました。
現在、兄は1日に一回、在宅勤務の終わった夜などにコンビニに行く用事を作ったり、ジョギングをしてきたりしていて、家族としてはコロナを連れてこないか心配ですが、
今回、アーユルヴェーダに基づいた体質分類を思い出して、兄の外出は仕方がないのかなぁと思いました
それにしても、外に出なくても、外出派の人が家で外出の時に感じる楽しみを味わえるようになるといいですね。
おまけですが、外出派と在宅派が一緒に旅行をする場合は、
旅行の手配は外出派が行い、目的地に着いたら在宅派が仕切ると、
それぞれのもつ特性が活かされて楽しいものになるそうです。
なぜだろうと思ったら、この本を読んでみてくださいね。
いま、身の回りの人との人間関係のストレスを抱えやすいですが、
アーユルヴェーダからのアプローチで解決ができるのは、おもしろいですね