あなたに
いまのあなたに

どうしても伝えたいことがあってね。


すぐに忘れても
いつか思い出さなくても
なにも残らなくていい 。


それがいいね。




あなたを傷付けられるのは
あなたしかいない。



あなたを濁らせるのも
ほかでもないあなたで。


あなたを責められるのは
あなただけだったよね。



あなたがかけた呪いに
もがいているあなた。



あなたが身につけた鎧が重すぎて
身動きが取れなくなって。

自分で着たのに脱げなくて
あなたは立ち尽くす。





あのひとじゃない。

あのひとたちじゃない。




人目という名の
やわらかな「だれかのせい」にしたかった。




褒められたくて
認められたくて
居場所がほしくて。


ほしいのに ほしいのに
ほしいのに ほしいのに

どんどん遠ざかる。



ありがとうもごめんねも
言いたくなんてなかった。





そろそろ叫んでよ。
もう嫌だって。


いきなり大きな声が出ないなら
どうかささやいて。


あなたに聞こえればいいから。




だれかの幸せのために
我慢という祈りを捧げてきた。


もう 充分なんじゃないかな。




もしも人生に勝負があるとするならば
それはどこまで自分に正直でいられるかだ。



だれよりもあなたを知っているあなたに
嘘をつかずにいられるかなんだ。



どんな自分も信じ続けるというのは
じつは結構しんどい。


しんどいけど、価値はある。



あなたを勇気づけるのも
休ませるのも
あたためるのも
あなたしかいない。



なにかに励まされているようで
ちゃんと受け取ってるのはあなただよ。


やさしさに気づけたり
見つけたりできるのは
あなたがやさしいからで。


いちいち悲しくなるのも
寂しくなるのも
苦しくなるのも
あなたらしい趣味だねえ。

そんなあなたの味方でいるね。




もう大丈夫。


ってふと思えるようにね。


できることしよう。
嫌なことやめよう。


よく考えて 考えたうえで
とりあえずやってみよう。



いろんなことあきらめよう。


もうあなたは素敵なんだって。
そろそろあきらめて
信じてくれないかなあ。


かわいいんだって。
かっこいいんだって。
生きていく力があるんだって。


ひとりでいてもいいし
だれかといてもいい。



ゆっくり眠ろう。
窓を開けよう。
花を飾ろう。



さよならをしよう。

おはようを言おう。



あなたに。

あなたに。











✎︎____________

あとすこし なにか読みたい気分でしたら
もうひとつの日記系ブログ

安比奈豆腐店 へお越しくださいね