福井新聞に、左足でブレーキを踏むべきだとする投書があったそうである。それに対して識者からこのような運転方式に変えることは慣れないことをすることになるので、止めるようにとするコメントがあった確かに、いきなりこのような運転に変えるのは些か無理があるだろう。両足を使った運転は、もっと早くから教習所で示唆するべきであった。私自身はもう40年来このやりかたで運転している。デメリットは二つ。一つは、マニュアル運転がやりにくくなる。二つ目は腰に負担がかかる。二つ目は、車のペダル位置の問題もある。アクセルとブレーキは、やや右側に配列してある。このため、運転者は少し右側に傾いて運転せざるを得ない。なんとなく、オカマポーズとなる。このため、腰への負担が増すことになる。車の設計は、AT車になっても、クラッチペダルを前提に、つまりそのように運転する人用にあくまで作られているようである。だが、色々試してみて、合理性から両足運転にした。例えば両足でペダルを踏んでみる。車は止まる。決して暴走しない。踏み間違いも解消される。坂道発進は、ほぼ名人クラスのように可能となる。宮本武蔵は、かつて「五輪書」で二刀流の合理性を両手があるのだからと喝破した。車の運転も、しかあるべきだろう。ところで、マニュアル車では、左足はクラッチペダルを踏むことが任務だ。マニュアル車で車を停車させるとき、クラッチは切る。ブレーキを踏むイメージとさほど違いはない。問題は、あくまで緊急でブレーキが踏めるかどうかだろう。右足をアクセルペダルから離し、ブレーキペダルへ移行させて踏むまでの時間的なロスは決定的であろう。ましてペダルの踏み間違いはおこの沙汰で、識者がおっしゃるほど運転方式を変更してもさほど問題はないような気がする。