みなさんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
ロメオ2/プラズマ/レンズ:HDグリーンジェイド
少しずつ暖かくなってきましたねー。
これからはエックスメタルの出番も増えてくるのではないでしょうか?
コロナも終息に向かっている感じで、皆さん活動的になって来ているみたいですねー。
最近では海外からの修理の依頼が増えてきています。
海外からの旅行者も増えているようで、先日インドネシアから日本に旅行に来たというIZATTが
訪ねてきてくれました。
イザット
ペニー エックスメタル
レンズはLINEGEARの偏光レッドミラーです。(その他ジュリエットも持って来てくれました)
かなりレンズの赤色にこだわりがあるとのことで、NXTやらポリカのレンズやら、実物を見比べて選びたいということで、
実物を並べてレンズの話をしました。
あれこれ話をした結果、ポリカの偏光レッドミラーを選びました。
上の画像がそうですが、ペニー、似合っていますね
「ところで、イザット、君、結構若くない? 何歳なの?」って聞いたら
25歳だそうです。
子供のころ映画で見たジュリエットがカッコよくて、それ以来エックスメタルのファンになったということでした。
「若い世代も結構いるんですよ。エックスメタル好きが」
まあ、それほど魅力的ってことですね。
「知ってしまったからには手に入れたい」 「手に入れたからには手放したくない」
というような不思議な魅力、そしてこれまで築いてきた歴史があるということだと思います。
「語れるフレーム」に確実になって来ていますね。
更に今日は、
「お父さんからジュリエットをもらったので、修理して大事に使いたい」というお問い合わせの電話がありました。
話を戻して、
記念に二人で、
エックスメタルつながりで、このような国際交流できるのも楽しみの一つです。
LINEGEARで修理して、まだまだエックスメタル使い続けてください。
さて、それではロメオ2について
ロメオ2は2004年にOAKLEYが発売した第6のエックスメタルモデルです。
「Romeo」のロゴはRomeo1から引き継いでいます。
「まあ、当たり前かロメオ・ツーなんだから」
とはいえ、ロメオ2をロメオと一緒なイメージでとらえるのは少し違和感があるほどデザインが違うような気がしますね。
マイナーチェンジするにしても、だいぶデザインチェンジされた感があります。
フレームカラーは4種類発売されています。
ポリッシュド/チタニウムイリジウム
カーボン/ブラックイリジウム
プラズマ/ゴールドイリジウム
エックスメタル/ブラックイリジウムポラライズド
4種類だけなので、覚えやすいですね。
エックスメタルのROMEO2にだけ、偏光レンズが付いていました。
ちなみに、イチロー選手もこのロメオ2、使用していた時期があります。
イチロージュリエットについての過去記事です
このモデルに関してはイアーソックスやテンプルショックスなど、その他エックスメタルのモデルと互換性のあるパーツは一つもありません。
全てを一新したような、ちょっと漸進的な新世代のエックスメタル的な感じがあります。
レンズ無しのフレームのみの状態
デザイン性に関しても、「折れちゃうんじゃない?」
と思うほどの細いステム
これほど細いアームはチタンでしか作れないですね。
アルミとかだとグニャっと曲がってしまうと思います。
そして曲線的で立体感のあるフレーム形状
テンプルにはOアイコンが付いています
しかもハーフリムと言う 今までになかったスタイルで、更に軽量化も図られています。
まさに
「ROMEOが新しい技術によって更に進化したよー、ROMEO 2って名付けます」
的な新しい技術を投入した新エックスメタルなので、「ロメオ2」なのだと思います。(私的予測です)
「いやー確かに技術が進歩した感じあるなー」
「マーズとか、ジュリエットとかに比べるとデザイン凝ってるもんねー」
チタンを鋳造でここまで作るのは大変だったのだろうなと思います。
国内での販売価格は多少高価だったため、(確か5万円~6万円ぐらいでしたかね。)
数はそれほど出回っていないので、現在は入手困難かと思います。
「ねー、こうやってじっくりと見ると、ロメオ2って魅力的じゃない」
LINEGEARのお客様の中にはロメオ2ファンがたくさんいます。
ロメオ2をメインに使っていて、何本も持っている方もたくさんいらっしゃいます。
これまで多数修理のご依頼もいただきました。
そして、傾向として多いのは、
ロメオ2にクリア系レンズを入れて、メガネっぽく使っている方が多いのではないでしょうか。
スカイクリアや、デイナイトを選択されるお客様が結構いらっしゃいます。
ROMEO2 デイナイトについて書いた過去記事です
よろしければお読みください。
「確かに、ロメオ2カッコいいなー、ほしいなー、」
しかし、
ロメオ2を買おうと思って、当時 実際OAKLEYに行って自分の顔に載せてみた方もいらっしゃったかと思いますが、
「自分の顔に合わない」
という理由であきらめた方もいるのではないでしょうか。
これがロメオ2の カッコいいのに、「自分にはちょっと合わないかも」というもどかしい問題だと思います。
お客様からよく相談を受けるのが、
「レンズが頬に当たる」
「睫毛がレンズに当たる」
という内容です。
やはり海外の鼻の高い外人さん向けに作られているのか、快適にかっこよく使うのはなかなか難しいという問題があります。
まあ、この問題はロメオ2に限らず、もちろんみなさん顔の骨格は違うので、万人に完全にフィットするフレーム形状を作ることは不可能かと思います。
逆に言えば、バッチリと、顔にこのロメオ2がへばりつくようにハマっていればかなりカッコいいと思います。
※以前にアフリカ系のフランス人というお客様が来店した際に、顔の横幅が細くて、顔が小さいから、
「むっちゃ似合うんですよねー、ロメオ2が」
しかもフレームが顔にぴったりとフィットしていて羨ましいなーと思ったことがあります。
しかし、これらの装着時に関する問題はいろいろな手段で解決することが出来ますのでご安心ください。
解決策として、
LINEGEARでお客様に提案している内容として以下の3種類があります。
- ペニーのノーズパッドを付けてノーズパッドを高くする。
- XXのノーズパッドを付けて更に顔の高い位置でフレームがとどまるようにする。
- 縦幅の狭いナローレンズを取り付ける。
①ペニーのノーズパッド
②XXのノーズパッドを重ね付けした特大ノーズパッド
これ
ロメオ2のノーズパッドの上にX-METAL-XXのノーズパッドを重ね付けしています。
かなり大きいです
シリコンゴム用の接着剤で接着させていますので、簡単には剥がせないくらい強力に接着できています。
つまり
ノーズパッドの高さによりフレームが顔から離れ
縦の長さが長くなることにより接地面が下に来るため、フレームは顔に対して高い位置をキープします。
解決案②です。
上記2方法でどちらが自分に合うかは鼻の、ノーズパッドが接地する部分の個人差によるかと思います。
「睫毛が当たる」
と言う方はペニーのノーズパッドに変えるだけで解消するかと思います。
「レンズが頬に当たる」
と言う方は②の重ね付けの特大の方がフレームを顔の高い位置に持って来てくれますので良いかと思います。
ロメオ2とXXのノーズパッドを購入いただけば、製作費は無料でおつくりしますので、もし希望あればご連絡ください。
※このタイプのノーズパッドはジュリエット、XX用にも製作できます。
③縦幅の狭いナローレンズ
このレンズはオリジナルのサイズよりも2mmほどレンズの縦幅を短くしています。
見た目は殆んど違いは分かりませんが、
明らかに頬との距離は開いていますね。
このレンズに変えることにより、レンズが頬に当たらなくなるかもしれません。
いかがでしょうか?
これら③種類をうまく使えば、ロメオ2は「自分には合わない」と思っていた方もいけそうな気がしてきたのではないでしょうか?
ポイントは、MARSの時にも書きましたが、
MARSについて書いた過去記事
このようになると、だらしなくなってしまいますので、
「フレームを顔の高い位置にキープさせる」ということが大事ですので、その点覚えておいてください。
ちょっと余談になりますが、
外国の方は、逆にロメオ2のレンズの縦幅が短すぎて、「下から光が入って気になる」という方もいらっしゃいます。
ある日問い合わせで、
「ダイスケ、 おれ、ロメオ2かけるとレンズの下から光が入って眩しんだけど、3mmぐらい縦幅の広いレンズ作れない?」
というお問い合わせをいただきました
「えええー、そんなの聞いたこと無い。作れるけどこんな感じでいい?」
といって作ったのが
この 画像左側のターコイズブルー
ちなみに私もこのレンズでロメオ2装着してみましたが、
だいぶほっぺにレンズが喰い込みました(と言うかほっぺでフレームを支えている感じでした。)
※後にその外国のお客様から連絡が来て、レンズのサイズはバッチリだったとのことでした。
「人によって違うもんですねー」
ただ、色々と対策は打てますので、細かいことでも大丈夫なので、LINEGEARへご相談ください。
それではせっかくロメオ2について書いたので、
最後に少し、お客様のROMEO2を紹介させていただいて終わりたいと思います。
ROMEO2 ポリッシュド
レンズはNXT調光チタニウムクリアです。
調光時はこんな感じで濃い目のグレーになります。
ホワイトのラバーパーツが爽やかですねー
ROMEO2 エックスメタル
レンズはルビークリアです。
ルビークリアはクリアレンズにレッドミラーが付いています。
赤のラバーパーツとの組み合わせはとても相性がいいです。
ROMEO2 プラズマ
レンズはマットレンズ ブラックです。
マットレンズは相変わらず海外の方には大人気です。
LINEGEARでしか手に入らない特殊なレンズですので、皆さんも一度お試しください。
ROMEO2 カーボン
レンズはNXT偏光調光レッドミラーです。(最初に紹介したフレームです)
さて、
今日はロメオ2について書いてみました。
やはり、ジュリエットお持ちの方が多数かと思いますが、
エックスメタルシリーズ、8種類ありますので、いろんなフレームをシチュエーションによって使い分けてみるというのも
楽しみの一つかと思います。
これを読むことにより、ロメオ2に興味を持っていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは失礼します。
REVIVE X-METAL!
<おまけ>
再販されたMUZMのロメオとジュリエット
YOUTUBEに出ていたので興味ある方は見てみてください。
MUZM 再販されたロメオとジュリエットについての過去記事です