会社にきている掃除のおばちゃん
一生懸命やってくれるから、たぶん、前よりきれいになった。
だけど目にみえて前より乱雑になったのが、
掃除用具スペース・・・・
自分の道具をあれこれ持ち込むのはいいけど、お客さんにも丸見えなので
せめて整理整頓してくれないかな。
と、言ったらばおばちゃん一言!
「それはできない」
う~ん、ほこりやごみや汚れを落とすだけが、掃除じゃないのよぉ・・・・!!!
と叫びたくなる私は神経質か!?な!?
まぁいいか、おばちゃんがわかってくれるまで、私が整頓しておいてあげようっと。
と、そんなある日、ありえない光景を目にすることに・・・!
掃除道具をそのまま置き放題で、見栄えよく整頓して置く、ということが出来なかった
おばちゃんが考え出した結果が・・・
「のれん」、がついてた!
凍りつく、わたし!
ちょっと待って!!!
一応はるか昔、高校家庭科技術検定で洋裁・和裁の1級持ってるわたしの目は、
ハッと大事を発見する!
これは・・・これは・・、手作りだよ・・・!
真っ黒にバーンとでっかく白文字で「USA!」と、プリントされていて、
ショッキングピンクのバイアステープが布の端を見事に添って縫われており、
角はわざわざRになっている。あえて丸みをほどこしている。
うっそぉ~!!!
しかも、のれんがドアを閉めれるような状態になるように、
同じキツイ色のピンクのヒモまで備え付けられている!
モノとしては最高の上出来作品オートクチュール!デザインは怪しいお部屋!
でも、
とても「美意識」などという大前提のスタンスとかなんとかに
心を戻すと、
20秒と見ていられない(ああ、世界中を敵にまわしても、ごめんなさい!)
私は心を鬼にして天使にして、感謝と尊敬の心構えをもって、
なるべく言葉多くして、おばちゃんに説明した。
女の人は、こういうときは、特に気をつかうよぉ。
家ではいいけど会社じゃね・・・
おばちゃん、やっぱりわたしが気に食わないらしい。
その後、プイっと帰ってしまうことになる。
しかし、会社内に勝手にそんなものつけていいのかなぁという気になってきた。
「どなたかに確認とられましたか?」
「確認?そんなものいるの?」
とおばちゃん。
ああ、社会性のとぼしいことは、責めれることではないけども。
「そうだ、会長には言った。」
ここで、ミラクル形勢逆転が起こる・・・
このおばちゃんは、はるか社長のお父様でこの会社の創業者である会長の、お友達なんだって!
会長は仕事とはとっくに離れていて、正月にくるくらいだけど・・・
「会長はいいと言ったのに」
その後、
おそるおそる、社長と専務にそれぞれ謝りに行ったワタシ・・・
事の経過にみんなわたしの味方をしてくれたけど、
なにやらドキドキするのは、
わたしはやっぱり神経質?
ダサいものくらいがまんしちゃえ?