先日お香の生徒さんのご紹介で成城学園前で開催された素敵なイベントに参加してきました。
詳しくはこちらをご覧下さい。
京ことばできく源氏物語 山下智子公式サイト - 京ことば源氏物語 山下智子
故高山辰雄画伯のアトリエ跡に作られたライブ感溢れる劇場の片隅で、源氏物語の八帖「花宴」の巻が山下智子さんの臨場感たっぷりの解説のあと、静かに語られていきました。聴覚を研ぎ澄ませて聴いていると、女房語りと言われるように、千年も前の宮中で几帳のかげや篝火を背景に交わされた女房たちの囁きが聞こえてくるようで、当時の情景が心の中に浮かび上がってきました。
光源氏と朧月夜の君の息づかいまで聞こえてきそう。
山下さんがパンフレットに書かれていたように、この感覚は聞香に似ています。
日頃多すぎる刺激に常に受け身でいると、イメージを描く力が弱くなるのかもしれません。
朗読や語りを聴いていると脳内や潜在意識の中に留め置かれている無数の情報の小片が繋ぎ合わさって、そこに温かな情感が吹き込まれる感じがしてきます。
聴くことに集中することで、どんな時代や地域にタイムスリップする感覚を味わうことも可能かもしれません。
平安の世の宴の余韻に浸りながら帰路につきました。
山下智子さんは源氏物語全54帖を連続して語っていかれるそうです。
私も拝聴したい巻で予定が合えばまたぜひ伺いたいと思っています。
右 花宴の巻
左 次回 葵の巻(12月21日、22日)
アトリエQ藝術にて
