リンデンバウムのブログ -2ページ目

リンデンバウムのブログ

小さな香房からお香の魅力を伝えていきます。日本に生れたことに感謝!

先日お香の生徒さんのご紹介で成城学園前で開催された素敵なイベントに参加してきました。

詳しくはこちらをご覧下さい。

京ことばできく源氏物語 山下智子公式サイト - 京ことば源氏物語 山下智子

 

故高山辰雄画伯のアトリエ跡に作られたライブ感溢れる劇場の片隅で、源氏物語の八帖「花宴」の巻が山下智子さんの臨場感たっぷりの解説のあと、静かに語られていきました。聴覚を研ぎ澄ませて聴いていると、女房語りと言われるように、千年も前の宮中で几帳のかげや篝火を背景に交わされた女房たちの囁きが聞こえてくるようで、当時の情景が心の中に浮かび上がってきました。

 

光源氏と朧月夜の君の息づかいまで聞こえてきそう。

 

山下さんがパンフレットに書かれていたように、この感覚は聞香に似ています。

 

日頃多すぎる刺激に常に受け身でいると、イメージを描く力が弱くなるのかもしれません。

 

朗読や語りを聴いていると脳内や潜在意識の中に留め置かれている無数の情報の小片が繋ぎ合わさって、そこに温かな情感が吹き込まれる感じがしてきます。

 

聴くことに集中することで、どんな時代や地域にタイムスリップする感覚を味わうことも可能かもしれません。

平安の世の宴の余韻に浸りながら帰路につきました。

 

山下智子さんは源氏物語全54帖を連続して語っていかれるそうです。

 

私も拝聴したい巻で予定が合えばまたぜひ伺いたいと思っています。

 

 

右 花宴の巻  

左 次回 葵の巻(12月21日、22日)

アトリエQ藝術にて

 

 

 

 

 

 

10月10日は目の愛護デーだそうです。

9月の始め頃、突然右目の端にチカチカ光るものが見えるようになり、同時に黒いまさに蚊の足のような影がはっきりと見えるようになってきました。

元々飛蚊症の症状は多少あり、殆ど気にしていなかったのですが、その影が明らかに増え、色も濃くなり始めたのでまさか網膜剥離かと、かかりつけの眼科の先生に診察してもらいました。

 

検査の結果は網膜剥離には至っておらず、加齢による硝子体の濁りによるものなので、治療法は無く、慣れるしかありません、とのことでしたが、網膜に穴があくこともあるので飛蚊症の症状が

より酷くなったらすぐに来院して下さいと言われました。

 

以前このブログにも書きましたが、私は角膜内皮細胞が危険水域にまで減少していて、白内障や緑内障、網膜剥離の手術も出来ないだろうと聞いていたので、網膜の裂孔や剥離を一番恐れていました。そのため定期検診を欠かさず、気をつけていたのですが、

変化は突然現れました。

 

まず料理をしているとき、まな板やボウルの中に黒い点のようなものが見えるようになり、小バエかと思いましたが、見渡す先にずっとついてくるのでおかしいと感じたのが最初でした。

 

そしてパソコンに向かうと白い部分に虫が戯れているような不気味な影がチラチラと写ります。目の中にあるものなので、消すことが出来ず、このブログを書いている間も季節外れの蚊が上下左右に飛び回っているようです。

 

テレビや動画を見ている時は比較的気になりませんが、慣れてきたせいか少しは色が薄くなっているようにも思います。

日常生活に特に支障はありません。

でも油断は禁物。蚊が蛾のようになってきたら覚悟しないといけません。

 

お若い方でも飛蚊症や網膜裂孔や網膜剥離に罹ることもあるそうです。このような症状があったら、すぐに眼科を受診して下さいね。網膜裂孔や網膜剥離になっても角膜内皮細胞が健全ならレーザー治療や手術で完治するそうです。

 

Table: 光視症と飛蚊症の主な原因と特徴-MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

 

パソコンやiPad、スマホ、紫外線、ストレス等々、目の健康を脅かす環境から逃れることは出来ませんが、せめて出来ることは栄養や目の酷使に気をつけること、頑張ってくれている自分の目に感謝することくらいでしょうか。

 

目の中を飛び交う虫は普段当たり前のように、鮮やかな景色や有益な情報などを私に見せてくれている目の働きに改めて感謝することを促すために飛来した天使?かもしれません。

 

わかっているけどやっぱり出来れば消えて欲しいし、せめて見えないところに隠れて欲しい、と思ってしまいます(笑)

 

 

 

 

 

 

夏になると、特にお盆前後になるとテレビやネットで心霊特集とか怖い話が多く採り上げられます。

 

何となく見たり聞いたりしていると、心霊現象が起きる時にお線香のにおいがするという話をよく聞きます。自宅の最寄り駅近くにある心霊スポットで有名なビルの一室でもお線香のにおいがするそうです。また親しい人の死期が近くなると虫の知らせのようにお線香のにおいがしてくることもあると聞きました。

 

このお話がお線香を作っている私には結構堪えるのです。

私にとって手作りのお香の中でも最も思い入れがあって作りがいがあるのがお線香だからです。

どんなお線香のにおいなのか、心霊スポットに行ったことがなく私は嗅いだことがないので分かりませんが、不思議でしかたありません。元々お線香やお焼香は仏様に捧げられる神聖な供物であり、

上質の伽羅や沈香、白檀などの香原料で作られたお香は非常に強い邪気を祓う力と共に癒しの力をも宿していると千数百年も前から伝えられてきました(お線香の歴史はもっと新しいですが)。

 

故人に捧げられるお香も品質の差はあっても同じ効力を持っているはずなのに、恐怖の体験談の中で語られる霊が何故お線香のにおいを帯びているのか、考え込んでしまいました。もしかしたら供養の為に焚かれたお線香のにおいを霊のエクトプラズムが纏っているのかもしれないとも思いましたが、本当のところは分かりません。

 

 

このことで、お線香の香りを恐れたり、嫌いになったりする方が増えたりするようになったらとても残念で悲しいです。

 

伝統的な香りのお線香が益々作られなくなっていくのでは、と危惧しています。

 

近い将来お線香がLEDに変わってしまいそうな予感も致します。

 

心霊スポットで漂ってくるお線香のにおいだけは、どんな情報媒体でも伝えられないのは残念でなりません。