リンデンバウムのブログ

小さな香房からお香の魅力を伝えていきます。日本に生れたことに感謝!


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今日  夜8時からテレビ朝日で放映されます「事件18」の中で、今年2月に「がんの自然治癒お話会&香木を聞く会」でお世話になった「健康古民家かのう」様が撮影現場の一つになっていることをみちさんのブログで知りました。

 

楽しみです音譜音譜

 

ご興味がおありの方はぜひご覧くださいね合格合格

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先日のことですが、友人のこじまもとこさんと川崎にある素食Cafe Saraさんにお邪魔してランチをいただいてきました。

 

こじまさんのブログで更さんのお食事のことを知り、一度いただいてみたいと思っていたので、伺うのをとても楽しみにしていました合格

 

静かな住宅街の中にあるお店はオーナーの上川美智子さんのご自宅の1階にあり、木の温もりが感じられる心地よい空間でした霧  重厚な木のテーブルでいただいたランチは、上川さんの手作りで、選び抜かれた食材が使われていることが良く分かりました。素食ってほんとにぴったりなネーミング!

上川さんはご自身のがんを自然退縮させた経験をお持ちの自然療法の専門家でもあります。

 

どのお料理も食べやすく、とっても美味しかったです照れ

 

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初めて見るピンク色のじゃがいもを使ったビシソワーズやレンコンで出来た蒲焼など、新鮮な野菜を堪能出来ました。この日は10人以上のご予約があったようで、店内は賑わっていました。

 

ランチをいただいた後、上川さんとスタッフのYさんと友人のこじまさんとおしゃべりしているうちに、お香の話になり、持参した電子香炉で聞香用の伽羅を3種聞いていただきました。私は香道の門人ではありませんが、香司として香木に関わっているうちに、香木の魅力にすっかりはまってしまいました。たまに聞香用の良い香木が手に入ると、その香りをシェアしたくてたまらなくなるのです。電子香炉はそのための有難いツールです。

 

皆さん、優れた感性をお持ちの方々ばかりで伽羅の香りを大変気に入ってくださったようで、私も嬉しくなりましたキラキラ音譜

 

香木の中でも天然のベトナム産の伽羅は、稀少性が高く人類の宝のようなものなので、その素晴らしさを直に感じて下さる方にお会い出来るとこちらもワクワクしてきます。

 

初めて伽羅の香りに触れた方でも、何か気持ちが前向きになるとか、視界がはっきりするとか、リラックスするとかおっしゃいます。これは実際に体験してみないと分からない感覚かもしれません。

 

そこで、急遽「素食Cafe Saraさん」で「匂い袋作りと聞香体験講座」を開催させていただけることになりました。お持ち帰り用に白檀を主体とする天然香原料を使用した布製の匂い袋を3つと、

和紙製の文香をいくつか参加者様ご自身で作っていただいた後、電子香炉を使って聞香用の高品質な沈香と伽羅を数種薫き、香りを楽しんでいただきます。

 

素食カフェSaraの上川さんがこの講座について書いて下さった記事はこちら になります。有り難うございますラブラブ

 

 

日程:       10月27日(金)   13時~16時

 

講座料金:    6,000円(資料代、材料費込)

                Saraさん特製のお茶菓子付き

 

定員:       7名様   (満席となりましたので、以降キャンセル待ちとさせていただきます。有り難うございました。)

 

お申込み先:  素食Cafe Sara 上川様   044-333-8801  

 

         

 

手ぶらでお越しください。
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袋はいろいろ選べます。

 

ご一緒にお香の世界に遊んでみませんか?

 

 

追記

 

こじまもとこさんがSaraさんでの体験講座のことをブログに書いてくださいました!!

 

こちら です。

 

こじまさん、いつも本当に有り難うございますラブラブ

 

 

 

 

 

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昨日は重陽の節句でした。この日が来ると私はいつも菅原道真公のことを思います。私がお香創りに興味を持ったのも10代のころにこの漢詩に出会ったことが、きっかけだったかもしれないと思っています。

 

「去年の今夜 清涼に侍す 

 愁思の詩篇 独り断腸

 恩賜の御衣 今ここに在り

 奉持して毎日 余香を拝す」

 

これは菅原道真公の有名な漢詩です。旧暦の9月9日の重陽の節句の翌日に詠まれた詩でお香の世界でもよく引用される漢詩です。と言いますのもこの漢詩の中に余香を拝す、というくだりがこの時代の天皇や公家の生活の中に薫物が欠かせないものになっていたことの証でもあるからです。道真公の胸を締め付けられるようなお気持ちを感じると共にこの余香という言葉にも強い関心を持ちました。

 

薫物とは現在では練香とも呼ばれ、粉末にした香原料と炭を蜜で固め、手のひらで丸めて作ります。それを炭を入れた香炉や電気香炉などで温めて香りを楽しみます。沈香や白檀、丁子、龍脳、桂皮などを季節やテーマに合わせて調合し、お部屋や衣類に香りを焚き染めたりもしますし、一人ひそかに香りを聞いて心を和らげたりもします。練香は主原料が沈香という香原料で、沈香は精神を鎮静化させる薬理作用があると科学的にも証明されており、赤ちゃんの疳の虫に効くという漢方薬にも使われています。

 

この練香が日本で知られ始めたのは、西暦700年代の中頃、唐から鑑真和上が日本に来られたころに遡ります。鑑真和上は何度かの命がけの航海の末に日本に渡来され律宗を広め唐招提寺を建立されました。長い苦しい航海の際に病人が出たときの為に当時お薬として使われていた香原料の数々を丸薬状にしたものもそのときに日本に伝わりました。それまで推古天皇の時代に香木が淡路島に流れ着き、その香木を聖徳太子が御仏に捧げられて以来、お香は御仏への供養に使われるものであり、沈香や白檀などの香木に火をつけて焚きその煙と香りを捧げていました。ですが唐からもたらされたお香の新しい用い方に当時の日本人、公家達はカルチャーショックを受けたようです。

 

貴重な香原料も組み合わせ方によって幾通りもの香りが作れること、自分独自のオリジナルな香りが出来る上がるため、平安時代は公家貴族の教養やセンスなどを表すアイテムとして盛んに薫物作りが行われました。源氏物語には薫物が非常に多く登場します。冒頭の漢詩にあるように衣類には秘伝の調合をほどこした薫物が焚き染められました。良質の香木の妙なる香りから顔が分からなくてもどんな身分の方かも分かったようです。源氏物語も薫物に注目して読んでみると面白い発見があります。同時代に書かれた清少納言の枕草子にも、こころときめきするもの、として「よき薫物たきてひとりふしたる」と書かれており、いかに薫物が生活の中に溶け込んでいたかわかります。この時代に今に伝わるお香作りの知識やセンスの基礎が定着したともいえます。そして奈良時代から平安時代にかけての薫物の調合の中で特に優れたものが「後伏見院宸翰薫物方」として今に伝わっています。宸翰とは天皇直筆という意味です。この「後伏見院宸翰薫物方」は江戸時代、塙保己一によって編纂された日本の古典文化の集大成である群書類従のうち、遊戯部という分野の中に残されている貴重な薫物の調合法です。

 

後伏見天皇は平安時代の方ではなく、鎌倉時代後期、南北朝時代のころに即位された天皇です。当時は元寇のあとで鎌倉幕府の力が強く、皇統は持明院統と大覚寺統に分かれていて比較的短い期間で天皇は交互に即位されていました。菅原道真公や源氏物語の時代と違い、武家の価値観が色濃く支配していた時代であり、お香においても鎌倉時代はお香を調合して楽しむ、というより禅宗の影響を受けた有力武士たちの好みが良質な沈水香木そのものを温めて聞き、精神修養するということにシフトしていきました。戦場で常に命の危機にさらされる武士にとって香木を聞くことによって得られる精神の落ち着きは何物にも替えがたいものであったのかもしれません。そのような時代に即位された天皇が古き良き時代の秘伝の薫物の調合方を書き残されたことで、私たちはに全く同じものではありませんが、時代を超えて千年以上も前の薫物の香りを今に蘇らせることが出来るのです。有難いことです。六種(むくさ)の薫物と呼ばれる薫物は季節に合わせて調合され当時どのような香原料が尊ばれていたか、好まれていたかも知ることが出来ます。六種とは、梅花、黒方、侍従、落葉、菊花、荷葉のことです。

黒方はそのなかでもおめでたい折に焚かれるもので明治天皇のご即位の際にも焚かれたそうです。

 

余談ですが、群書類従を完成させた江戸時代の国学者、塙保己一(はなわほきいち)の偉業のことも忘れてはならないと思います。7歳で病気のため視力を失い、学問の道を志し精進されていた34歳の時、北野天満宮に参詣し、かねてより崇敬されていた菅原道真公に群書類従の編纂と刊行を誓願されます。その後日本各地を巡り、資料や情報を収集し40年かけて666冊、34,000頁にも及ぶ群書類従の編纂を完成、刊行されたのです。

 

塙保己一のことは海を越えて、ヘレン・ケラー女史の人生にも深い影響を与えたと、女史ご自身が語られています。

 

 

 

 

薫物は公家貴族の教養やセンスを表すもの、あるいはアートのようなものでもあったことは確かですが、仏教の影響を色濃く反映しているものでもありました。平安時代は物の怪が暗躍した時代でもあり、公家貴族は皆、それらを恐れていました。陰陽師の活躍や源氏物語の葵上や夕顔の君の身の上に起きたことなどからもその事実はよく知られています。薫物は名香といわれる沈香、白檀、丁子など魔除けの力があるといわれるお香が使われており、良い香りは良い縁を呼び、悪い縁を遠ざけると信じられてきたことから薫物はかけがえのないお守りでもあったのです。

 

全く同じ分量の香原料を使って作っても、人の手のひらの皮脂や熱、また磁気のようなものはひとそれぞれ異なることから、厳密に言えば同じ香りにはなりません。同じ人が作っても時間や体調や状況によってもわずかに異なります。

 

昨日は六種の薫物の菊花を自分なりにアレンジして調合した練香を薫き、いにしえの偉人に思いを馳せた一日でした。

 

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