共依存という言葉を、ご存知ですか?



深いテーマです・・・。


人の幸せに大きく関わるテーマでもあります。


いくつになっても、オーガニックセクシーで。

共依存。



アルコール中毒の父親を持って、絶対にアル中だけは

嫌!と思っていた娘は


アル中の男性と結婚しやすい、という。



父親が母親に暴力をふるうのを見て、

自分にも暴力をふるわれて育った娘も同様に


暴力をふるう男性と結婚しやすい。



不思議に思える現象ですが、ちゃんと科学的に

その心理状態は説明できるんです。



あまり聞きなれない言葉だと思うのですが、

下記のように定義されるものです。








共依存(きょういそん、きょういぞん)とは、



自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存する、



その人間関係 に囚われている状態を指す。



共依存者は自己愛自尊心 が低いため、



相手から依存されることに無意識のうちに



自己の存在価値を見出し、



共依存関係を形成し続けることが多いと言われる。







ということ。





つまり、アルコール依存症という依存度の高い父親は


娘に適切な自己愛を育ててあげることができず。




その娘は、困った父と可愛そうな母を私がなんとか


しなくては、と依存されることで自己形成を行ってしまう。





だから。パパみたいな人はいや!と思っても




ついつい、自分に依存してくれる依存度の高い男性を


選びがちで。



結果、アルコール中毒の男性を


呼び寄せやすい、ということ。




うーん、深いですねェ、人の心理。。。。




ここでは過度に依存してしまう人も、

過度に依存させてしまう人も、どちらも


病的な心理状態とされています。





なんで急にこんな話になったか、というと。


先日のホリスティックビューティーセミナーで

この話題が出て、私自身、考えさせられることがあったから、です。



セラピストとして、社会人として、母として


この共依存の状態にならないよう


しっかりと自問自答して、自立することが大切、と


セミナーでは講義がありました。






この共依存という言葉。



実は私自身は大学時代に出会って

愕然とした覚えがあります。



そう、その頃の私はまさに


この共依存の状態に陥っていたからです。



いくつになっても、オーガニックセクシーで。




母親からの愛情不足で、自己愛が育たずに

コンプレックスから抜け切れなかった父親。



その父親の不安定さ、不安感を受けて育ち

私自身も自己愛を育てにくかった幼少期。




なんとか父親を幸せにしたい、父親に困惑している

母親も幸せにしたい、と


本来子供が思うべきではないことに取り組み



頼りにされることに依存していた10代。




周りとのコミュニケーションも、困っている人を見つけると

助けたくなる、



言い換えれば、依存度の高い人を見つけると

その人のそばに行って依存されることで安心する



そんなスタンスになっていました。




大学でこの共依存という言葉を知り、


祖母から、もしかしたらもっと前からの

この負の連鎖は、私で断たなくてはいけない、と



強烈に思ったのを覚えています。




その後、今の旦那サマと出会い、

自分はこのままで愛される存在なのだ、と気づき



没頭できる仕事に出会い、多くの人たちにもまれ




適切な自己愛が持てるようになりました。




ただ。一度ついた小さいころのクセのようなものは


なかなか抜け切れないところもあり。




たまに。誰かのために何かをしてあげたい、という想いが



どこからきているのか。



自分の共依存の心を満たすためだけではないか、と


自問自答する必要性を感じています。





そんな自分が母親として、息子にちゃんと


自己愛を育ててあげられるのか



不安に思うこともあるのも、正直なところです。




でも、誰だってきっと、ひとつやふたつ


傷やら、クセはありますよね~!




それがなんなのかわかっていれば


私はきっと、コントロールすることが可能だと思っています。




自分をちゃんと愛してあげること。



囚われていることがなんなのかを気づき



そこから解放してあげること。




それがすべての出発点、ですね。





自分を愛することが、子供、家族、周りのみんなを

愛することにつながる。




今日の快晴のような、おっきな心で!




いくつになっても、オーガニックセクシーで。