Kは同じ事業所にいる同期仲間の中でも、どちらかというとあまり接点の無い方だった。
在籍部署の建屋が違うということもあっただろう。普段は見かけることさえ少なかった。
たまにすれ違っても、声をかけたりかけなかったり、といった具合だ。
そんなKが、先月末から同じ建屋の同じフロア、隣の部署に異動してきた。
毎日何度も顔を見かけるようになり、ぎこちなかった関係も徐々に
良くなってきていると思っていた。
入社直後の新人研修では、研修配属先で4人1組の小グループを形成した。
Kはその中で同じグループになった。
Kは一見クールで、キレもののような雰囲気を持っていた。
しかし、自分から周囲を引っ張るようなタイプではない印象を持った。
自然に馴染んで、とても良い雰囲気を持っていた。
やや照れ屋なのだろうな、という印象が強い。
研修後は配属先も異なり、最初に書いたように接点は減ってしまった。
Kは同期仲間の中でも早くに結婚した方だ。
しかし私は自身の都合によって2次会へも参加できなかった。
職場も近くなり、朝や退社時の挨拶は普通に交わすようになった。
昨日も、退社するときに「お疲れ」と、一言だけのコミュニケーションをとった。
それがKとの最後のコミュニケーション。
今朝、Kは亡くなった。
本当に、本当に、「急死」だった。
冥福をお祈りします。