マコンの生産者アンドレ・ボノームの当主オレリアン氏と奥様を迎えてのウメムラワイン会。
もう大好きな生産者!
Domaine André Bonhomme
<泡>
・Crémant de Bourgogne 2018
<白>
・Viré Clessé Tradition Les Pierres Blanches 2022
・Viré Clessé Vieille Vignes 2022
・Viré Clessé Les Foretilles 2022
・Viré Clessé Les Quarts 2019
・Viré Clessé Hommage A Gisele Bonhomme 2014
<赤>
・Bourgogne Pinot Noir Vieille Vignes 2021
クレマンはすべてヴィンテージ。デゴルジュマン前に添加するのはリキュール等ではなく1996年ヴィンテージのワイン(微量なのでヴィンテージ上の問題ナシ!)。
良年で素晴らしいワインになることを見越して大切に残してきているものだそう。なので色濃く豊かなクレマンに。
続いて、私も大好きなヴィレ・クレッセ飲み比べ。造りの概要は以下。
・収穫は100%手摘み。ヴィレ・クレッセに現在ある30~35のドメーヌの中で手摘み収穫を行うのは4軒、100%となると3軒。
・低い温度の時に健全で丸々としたぶどうを収穫し運べば酸化防止剤の使用は最小限に抑えられる。
・6カ月でボトリングできるがすべて最低でも1年は置いている。
・2021年は寒くて痩せた(エレガント)年、2022年は暖かみのある21年とは反対のスタイル。
・酸度と糖度の見極め。ブドウ実の酸が落ちることを恐れて糖度がしっかり上がらない12-12.5度あたりで収穫してしまうところも多いが、ここでは13-13.5度に上がるまで待つ。
・昔はなかなか熟さないブドウをいかに処置するか。今は熟しすぎを防ぎいかにして酸を守るか。日光から葉を守る工夫、土を守る工夫。
・プレスは優しく弱め。絞ったラストのものは不使用。バトナージュするとリッチすぎて酸が下がるのでバトナージュしない。
・区画別キュヴェ(Parcellaire/パーセレール)は新樽率やや高め(~25%)で樽熟1年の後ステンレスタンク1年を経て瓶詰。それぞれのクリマ(区画)のぶどうの樹齢、区画や日当たり、位置により、その個性を反映させた新しいキュヴェを生み出している。祖母への敬意を表現した特別なオマージュ・ア・ジゼル・ボノムのみ各区画から1930年に植えた古木のブドウのみ使用、発酵はステンレスタンクを使わず樽のみ、熟成も樽のみで2年間。
とにかく良いブドウを大切に扱っておられる、それがワインにしっかり反映されている。
Les Pierres Blanches:ミネラリーでキレキレ
Vieille Vignes:バランス抜群
Les Foretilles:強いミネラル、爽快
Les Quarts:ワンランク上、シルキーで芳醇、流麗さ
Hommage A Gisele Bonhomme:レベチ。もうグランクリュ。
岡崎市のイタリアン『コレドガーナ』さんのお料理も素晴らしく、オレリアン氏と奥様も絶賛!
「シェフを呼んでくれ」って初めて見たわ。。。
長旅&ハードスケジュールでさぞかしお疲れでしょうが、明るく元気で気さくなオレリアン氏と美人!の奥様とともに、
馴染みのメンバーと楽しく美味しく、元気を頂いた。
また来てほしいな。