新世代ネゴシアンとして躍進を続けるパスカル・クレマン Pascal Clément。
当主をお迎えしてのウメムラワイン会。
3度目の来日、2015年以来お会いするのは2度目です。
ヴォルネイのブドウ栽培家の出身、3兄弟、兄達は畑を売却してしまい相続する畑を持たなかったため、ワイン造りを志した氏は買い葡萄でネゴスとしてスタート。
コシュ・デュリでワイン造りを学び、2012年からサヴィニでワイン造りを始めた。今でも現当主ラファエル・コシュとも親しい友人。
彼と初めてお会いした2015年以来、本当に進化し続けている。
長期契約のブドウ農家から買い入れる葡萄の収穫タイミングは氏が決めており、常に畑に足を運ぶ。ほぼフェルマージュ。
創設当初の生産量はトータル50樽だったが、今では300樽ほど。赤白比は50/50!白のイメージが圧倒的なのだが。
2015年にはサヴィニ・レ・ボーヌに自社畑3区画を所有している。
今回もまた氏と同じテーブルほぼ向かい席でたくさん話をさせていただいた。
泡:Gauffroy Jacob Cremant de Bourgogne Brut NV
パスカル・クレマンでは泡は作っていないため、インポータのヌーヴェルオススメのクレマンからスタート。
ムルソ―村内のACブルゴーニュ区画からのシャルドネ100%によるブラン・ド・ブラン。
白:Savingy-lès-Beaune Guetottes Blanc 2021
0.3haの自社畑の一つ。冷涼で石が多くミネラリーなスタイル。余韻に感じる塩味が特徴であり狙い。
この2021年は酸がキレイに出たクラシックスタイル。一方で22年は果実味に溢れる"濃ゆい"年(←私の解釈ね)とか。
後述する氏が目指す理想のスタイルは21年によく表れている。
白:Puligny Montrachet 2021
Les Boudrieres他数区画(年によって変わる)。買い葡萄。2021年の収穫日は9/28と遅め。450ℓ樽で15~16ヵ月熟成。
複雑さはサヴィニを上回り奥深い。酸も軽いそれとは違い抑えていてもキレイに引き立つ。寡黙な武士、刃を連想した。
白:Meursault 1er Cru Le Porusot 2016
ムルソー南部、抜群の日当たり、標高のあるポリュゾの丘。その個性が強めに出ているのか、氏のスタイルから少し異なる傾向か?
ちょっとケバい(言い方)?という最初のグラスに対し、別ボトルから注がれた次グラスのそれは全く異なる。全く。完全に別物の清純派で、1杯目と比べるとまさに氏の目指すスタイルこれな!という。"瓶差"をみんなで楽しめた奏功。
2016は暑い年、醸造途中でマロ発酵を止め酸を調整したとのこと。
氏の作りたいスタイルと異なるため、今はもうポリュゾのブドウは買っていない。
赤:Bourgogne Rouge 2021
とりわけフルーティなスタイル。2021年はサヴィニのブドウより。
白と同じく酸を意識した造りか、スタイリッシュ。どんな料理にも合うし単体でも十分楽しめる。
赤:Vosne Romanee 1er Cru Les Suchots 2017
ロマネ・サン・ヴィヴァンとエシェゾーに囲まれた好立地。力強く果実味が良く出るため初期は強めのキャラだが
2017の今くらいだと見事。スパイシーさを感じ深みがあり、きめ細かく奥深い。深淵。全房発酵。
<その他のお話>
・今は228ℓ樽をあまり使わなくなったが、氏は450ℓの樽を使う。ワイン液量に対する樽の接触面積が減るため樽香がつきにくい。新樽100%でも樽香りは抑えた設計通り。
・クラシカルな旧世代ムルソーはバニラ感の印象。早めに収穫したブドウ(酸を多く抽出)で熟成に入ればバトナージュし澱から抽出する。これに対し多くの新世代たちは完熟ギリ手前のブドウを収穫しバトナージュはしない。ポンプによる澱引きはせず重力で。その結果みずみずしくミネラル感タップリに。
・氏の愛車はレクサスRx450。素晴らしい車で大変お気に入り。燃費は、まぁ、、、。
お料理は岡崎市のアンフュージョンさん、お気に入り。
今回ペアリングが際立った素晴らしいマリアージュとなりました!めっちゃ良かった!
ウメムラさん、アンフュージョンさん、ヌーヴェルさん、皆様ありがとうございました。











