SINのブログ

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待ちに待ったユドロ・バイエのドミニク・ル・グエン氏とのワイン会は

2013年、2015年、そして2019年以来。
思えば2013年のグエン氏とのワイン会、これが私の生産者ワイン会デビューとなったので

ユドロ・バイエへの思い入れは強く、今回もお会いできて本当によかった!

しかも息子タンギと揃っての来日は、今後もう無いかもしれない、、、

ユドロ・バイエのワインは言わずもがな、2019年からはタンギ氏もドメーヌに参画、

2020年からは父子によるワイン造りの本格スタートということでエチケットも刷新されました。


泡は作っていないため、インポータのヌーヴェル・セレクションのオススメの1本より。

<泡>
・Simon-Devaux Brut Tradition NV

PN80%、Ch10%、Pinot Blanc10%。柑橘、果実、仄かな蜂蜜のような甘さもありゆったり優しい。
寒い冬に合う。ルー・デュモンの仲田晃司さんが研修していたのがココSimon-Devaux。


<白>
・Bourgogne Blanc Cuvee Famille 2023

Pinot Blanc100%。AOCシャンボール・ミュジニィにひい爺さんが植えたピノブラン。父も白が好きだったので、父の死後も作り続けている。生産量の半分が日本に。なんとグエン家以外では日本でしか飲めない!そして果実味の膨らみとミネラルのバランス、風合いが素晴らしく美味しい。


<赤>
・Bourgogne Pinot Noir 2023

個人的には定番ボトル。シャンボール村内のACブル区画から30%、全体の20%は80~90年のVieilles Vignesブドウ。
グリーンハーヴェストで収量を抑え、凝縮感のある良いワインにできた2023年。綺麗に抽出されていると感じます。


・Chambolle Musigny Vieilles Vignes 2023

エレガントなワインを造りたい、という彼らの看板ワイン。グラスに鼻を近づけるとブワっと香りに包まれウットリ。非常~に繊細で上品。VVで根が深いので猛暑の2023年も地中深くの水分を上手く取り込めたため、このエレガンスを成しえている。


・Chambolle Musigny 1er Cru Les Charmes 2023

シャルム=チャーミングの意味で多くの1級畑の中で最もチャーミングなワインとなる。北向きの畑で朝日が良く当たる。
村名VVをもう半周分ほどリッチにてエレガントさは相変わらず。


・Chambolle Musigny 1er Cru Les Cras 2023

1級内でも最も標高が高く、表土の粘土が約60cmと薄くすぐ下に岩盤、石灰が多い。これによりミネラル豊富に。
レ・クラの所有者は5人。ユドロ・バイエの畑は南向きで太陽に良く当たる。


<Extra Bottle>
・Bonnes-Mares Grand Cru 2020

モレ・サン・ドニとシャンボール・ミュジニーにまたがる特級畑を対角線上に走る畔道(畑を東西に区切るよう)、その西側、斜面上部の石灰質の多い"テール・ブランシュ"に畝を持つ。
注がれた液体は静かで、壮大で、「お前ごときが何の用だ?」と威圧されたよう。きめ細かく複雑でスケール感が別格。ラスボスね。



お料理は岡崎市のアンフュージョンさん、個人的にもお世話になっております。
自ら狩猟し捌いて提供されるジビエが魅力。今回も最高に美味しゅうございました。


彼等と同じテーブル、目の前の席だったので、多くの話を聞けました。

・温暖化がヤバイ。若手生産者達で議論している。その対策というか、アリゴテを植えようとしている。ニュイに土地を買って来年植える予定。(今アリゴテはブームになってきている)

・2023年からはアルコール発酵を新しいタンクで行っており、新樽率を1級で50→30%、ヴィラージュは20%まで下げた。自信作になった。

・醸造設備も刷新され、広くなった上に二人で醸造できるようになったので、のびのびとワイン造りができるようになったのは大きい。

・毎年「必ず昨年より良いものを造る!」という意思のもとにワイン造りを行っている。

・「ブルゴーニュの畑では畔道の左右で全く別のワインになるが、ステップ的に変わるのか、グラデーション的に変わるのか?」
という質問があったが、どうやら区画の境目で劇的に土壌が変わるらしい。長い歴史の中で、土壌が変わるところで区切るように作られたのかも。

・畑も超高価だが、トラクターも高い(日本円で4000万円超!)。レンタルなども無いらしい。 →リース業など新しいビジネスは・・・ご検討下さい。

・元空軍メカニックのグエン氏にとっては、トラクターなどオモチャのようなもの。→上記に加え、トラクターの修理屋をやれば・・・ご検討下さい。



来日6日目ということでお疲れでしょうが、会が終わった後は会場の片づけを二人もしっかりお手伝いしておりました。

人柄が良すぎます。
来年も絶対に来てください。