お~でぃお的春のめざめ(その4/終) オーディオ自由自在 - これなんだ!キミの音は | B級お~でぃお色ざんげ (旧 B級お~でぃお珍道中)

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わたくしを通り過ぎた、お~でぃお機材(中古ばっかり)たち(笑)


今は遥かな「ばぶる」のご時世、

されどわたくしの財布の中身は、XL-Z531様貢いだ時点で、

底を尽こうとしていたのです。
※財政逼迫は今も似たようなもんですがの(泣)



だから勢い使いこなしに、興味が向いたその矢先、
警備のバイトで巡回中の、中学校の図書室において、
こたび紹介のこちらの御本を、目に留めたるが運の尽き。
のび太 の欲しいものの中に「ステレオ」の文字も見えた時代でしたからのぉ



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例えば、
「ぼりゅーむ」 よりも 「あってねーた」 が、具合が良ろしと知ったのも、
「FET」 とかいうのを使った、あんぷに興味が向いたのも、
何より 「真空管」 というものが、過去の遺物じゃないっつーことも、



そういったことは、ほぼ全部、
この本からの入れ知恵なのです。

※ あんまり使いこなしとは関係ありませんがのぉ



書かれてることの1/3は、「あなろぐれこーど」の話題であって、

たぶん近年どつぼにハマった、“れこーどぷれーや”への妄執も、
その分野への偏愛(笑)溢れる、記事の洗脳が故に違いなく。
でも、この当時「あなろぐれこーど」は、過去の遺物の扱いであって、

同じく出番の減りつつあった、「てーぷでっき」やら「ちゅーなー」へ、

割かれたページもまた多く、
そんな御本にエロ本なんぞ、まるで及びもつかない程の、

興奮覚えたその訳は、
※ ちなみに初版=1979年って、わしまだ毛も生えてなかったっす。



高価なはずの「すてれお」セット、
命の次に大事(笑)なそれを、

まるで子供のおもちゃの如く、


いじくり倒せ!!!


と書かれてたからに他ならず、

※反面、“耳を掃除しろ”などと、微笑ましいのもありましてのぉ(笑)




曰く、
“「わいやーらっぷ」の接点はハンダ直付けにするがよろし”
※ さっそく開腹 → 墓場へ直行


曰く、
“水:アルコール=2:1の液体を、れこーど盤に垂らすがよろし”
※ 35度の「焼酎」垂らして「かーとりっじ」&「ぷれーや」とも台無し


曰く、
“とらんすのカバー内にある「しょーとりんぐ」は取るがよろし”
※ これはさすがに怖くて、できなかったっす



他にも、やれ、“●●にある○○抵抗をXXX型に変えろ”だの、
“△△△のコンデンサーを■■型に変えろ”だの、

著者が大手の雑誌などでは、見かけぬ名前だったたことなども、
XL-Z531様の一件 で、不信を抱いたわたくしにとって、

アクセルのごとく働いてしまい、

でも、内容もろくに理解せぬまま、「安く」良い音楽しみたいと、

その一念で伝家の宝刀、CDS-999様 に、

あの手この手を加えた結果は、



サブタイトルにある 「キミの音」 まで至ることなく、
かえって高く(号泣)ついたのです。



いえ、

このわたくしの「おーでぃおらいふ」に、与えたであろう影響は、
そんなものでは、済まなかったのです。



この当時は、どうしたわけか、
まだまだ充分使えるコンポが、電柱脇やら空き地なんかに

転がっていた(笑)ものだから、
壊した機械をそれらに代えて、ひとまず当座をしのぐうち、

またこの御本の随所に見える、「電気の音」と「生の音」との、

違いについての力説に、感化を受けて性懲りもなく、

「美容整形」 の実験を続け、声の「聴き分け」にハマったものが、

どうやら後の「珍道中」の、基本の形に違いなく、




だから、あくまで、

“わたくしなりに”、ではありますれども、
こちらの御本に出会ってなければ、あれほど「充実」していた日々とも、
無縁だったと思われる(感涙)、



。。。というのも、一面に過ぎず、



そうした過程で身に付いた、
ハンダごてによるSM嗜好や、路上生活者的悪習、
何よりそれだけ情熱掛けても、

日銭も稼げぬ!!!と気が付いたとき、



“やっぱり、読まなきゃよかったわい。。。”



などと、少なくはない後悔の念も、
抱かずにいられないのです。
※ホント大学受験からこっちこんなことに感けなければきっと今頃(Ry