なんだか、またずいぶんと、
間を空けてしまいましたこと。。。
さておき、
爺様の代に建てられた、今では物置代わりの家作を、
年末年始に片付けていたら、懐かしいものが出てきたのです。
このひと達こそ、このわたくしを、半ば脅迫観念めいた、
B級お~でぃお試練の道に、引きずり込んだ張本人。
出会った当時のわたくしは、花も恥らう高・校・生!
※「花」は最初「鼻」と変換(←思春期男子の体臭を予測するわしのPC賢すぎ...)
友人たちのお勧めだった、「ヴぁん・へ~れん」やら「がんず」とやらが、
奔流のごとく飛び出してくるは、彼らの部屋に鎮座まします
「みにこん」せっとからでした。
それを持たないわたくしの内には、日に日に歪んだ羨望が、
それはそれは重く、圧し掛かっていったのです。
そんな、ある冬のこと、
このひと達の弟機である、CDS-777様を、
当時地元で営業していた「The ぷらいす
」で見かけたのです。
※ 店名が代々木忠監督作品
みたいですのぉ。。。
「あいわ」(←”哀話”と変換)と、「でぃすかうんと・しょっぷ」。
本来これ以上ないという、「ゴールデン・コンビ」のはず、
にもかかわらず、その雰囲気は、また随分と場違いでした。
ミニコンならば「ぐらいこ」が、付いて何ぼ?というものを、
このひと達ではオプションとした、「ぴゅあ」嗜好強きコンセプト。
高級コンポの代名詞、「さいどうっど」も侍らせて、
何よりこの目を惹いたのは、青く灯ったこのボタンでした。
※ おお、点いたわ!!!(さすがに音は出なかったけど)
ぶるーLEDなど無い頃だから、当時は滅多に見ない色であり、
でもボタン上の「DIRECT」という、言葉が意味するであろう世界を、
それは深くて透明な、水底を覗き見るかのような、
そんなイメージを象徴するに、まこと相応しく思えたのです。
そうして、その印象がわたくしの内に、深く刻まれたその1年後、
当時池袋のパルコにあった、「そにーShop」の店頭で、
「投げ売り」されてた777様と、思わぬ再開を果たしたのです。
※ 大量に売れ残っちゃったのは、やはりブランドイメージが故でしょうなぁ
思わず足を止めたわたくしに、忍び寄ったは悪徳店長。
ひとしきり述べた売り口上の、後に囁やく悪魔の言葉、
”実はこの上の機種(すなわち999様)を、ですねぇ、
「一台だけ」、「特価」 (14まん)にて、
お譲りできるんですよぉホホホホ”
※ 手元のパンフ上の希望小売価格 = 24まんえん(!)
受験に疲れたわたくしは、まんまと罠にはまってしまい、
生まれて初めて長期ローンを、学生だけれど入れるやつを、
組まされる羽目に陥ったのです。
でも誘惑を断てなかったのは、「ばぶるこんぽ」を象徴する、
そのスペックが故でもあり、
●あんぷの最大出力: 150W × 2!!!
※蓋を開けたら「とろいだる・とらんす」入り(容量310VA!)
●「りぼん(りーふ?)式すーぱー・つぃーた」付・4うぇいすぴーかー!!!
※うーふぁー「だいあとーん様OEM」(←店長の耳打ちによる)
●「4倍おーばーさんぷりんぐ・でじたるふぃるたー」付CDでっき!!!
なかでも打ちのめされたのは、カセットでっきに他ならず、
流石はでっきのあいわ様、ダブルリバースの片割れは、
掟破りの「3へっど」式!!!
※ 中道様のご本尊と「名目は」同じですなぁ。。
もう一方のでっきにしたって、高級機器の代名詞、
LC-OFC捲線の、「あもるふぁす」へっど搭載で、
両でっきとも「ばいあす」が、「めたるてーぷ」は無理だったけど、
調整できたりしたことも、「みにこんぽ」という立場からすれば、
常軌を逸した仕様だっだのです。
まぁ、まとまって聞いた印象を、思い返せば残念ながら、
「ドンシャリ」の域を超えた音では、なかったものと思うのです。
でもその主因はすぴーかーの、お粗末極まるネットワークと、
薄い板厚が故と思われ、
※加えて高域Fレンジ感の、演出だったに違いなく
従いまして他のすぴーかを、繋いだならばミニコンの、
範疇を超えたぶ厚い音を、奏でてよこしたものであり、
また各々の構成機器を、その後仕入れた単品コンポに、
繋いでもさほど見劣りもせず、渡り合ってたようなのです。
とまぁ、すっかり浮かれたわたくしは、
受験勉強そっちのけ!!!
※ その膨大なツケが今なお重く。。。(泣)
コンポの仕様がいくら良くても、何の役にも立ちゃしないのに、
それで厳しい戦いまでも、勝ち抜いたような錯覚を覚え、
その学力はもちろんのこと、生活習慣そのものも、
ダビング (の他は 「一人●っち」 )三昧の、日々へと蝕まれていったのです。
※ いぢり過ぎで今じゃ両方とも使い物にならず(orz...)