前回、シェーバーの話を投稿してから思ったのですが、

肝心なことは新機種のデザイン(手のひらに乗るコンパクトサイズ)がどこから出てきたかということです

新商品、新製品を開発する時には二つの方法があります

1つ目は、プロダクトアウト、テクノロジーアウトという

やり方

これは、良い技術から良い製品を作って、マーケットに提供するというもの

 

良いものは必ず売れるという発想ですね

2つ目はマーケットインというやり方
これは 市場、消費者が何を求めているかということから

発想して、新商品、新製品を作り、マーケットに提供するというもの

前者は、日本の家電メーカーのやり方と言えましょうか
このやり方は1970年代までは日本の消費者に受け入れられた(まだ単純な成長期でしたから)ものの、その後は神通力を失ったのではないでしょうか

会社内の技術陣が新技術を使って品質の良い新製品を開発し、これなら絶対売れるはずだと言って市場投入するんだけれど、どうもパッとしない
それで結局、値引きしましょということになる

(競争力を出せるのはもう価格しかありませんから)
日本のデフレ体質の根源の一つです

日本の4K 、8Kテレビもこの前者のケースではと思うのです
放送技術者の側からの願いとして実現したけれど、消費者にとってはtoo muchだったのでは

一方、後者のマーケットインの方はアップルのアイフォンが一つの例です


スティーブ・ジョブスは、消費者が魅力を感じるデザインを最初に発想し、それをメーカーに作らせた


メーカーの技術陣は最初、こんなの作れないよという反応だったが、注文量が半端ない大きさなので、それにひかれてそれまでの技術の常識を超えてアイフォンを作り上げた

さて本題であるシェーバーはどちらの発想から

来たのでしょうか


市場による検証、歴史の検証を待ちましょう