・ブリーフに対する一般的イメージ

 ブリーフについての国内一般の評は、少し前までは高齢者と子供用の下着パンツというものでした。現在に至ってはさらにマイナスのイメージが高まって、「高齢者や子供も穿かなくなった流行外れのダサい下着」とされ、時には「キモい」とまで酷評されるようです。


・逆風の実体験

生まれが1990~2010年位の男子の多くはこのようなブリーフに対する逆風(流行外れ・ダサい評)を少年~青年期に経験しているはずです(注1)。このため、逆風の雰囲気とブリーフ着用者に降りかかってくる種々のマイナス現象を否が応でも(人によっては存分に)実感的に受け取らざるをえませんでした(注2)。


・流行外れの前は「流行の始まり → 一般流行」だった筈!

しかしここで、「ブリーフは流行外れ」というのを逆に考えると、そうなる前は「海外の下着のブリーフが受け入れられ・流行して・国内一般に広がって皆が穿くようになっていた」ことになります。


・わき起こる疑問

では、「今ではダサくてキモイとまで酷評されるブリーフの流行はどのように始まり・進んで行った」のでしょうか? そう考えたとき、私達は実はブリーフの流行・普及の過程について具体的なことをほとんど何も知らないことに気付かされます。

 

・当時の受け入れ感覚は一体どうだった?

例えば、第二次大戦後の日本にブリーフが米国から移入されて来たとき、国内での反響や受け入れ感覚はどうだったのでしょうか?また、終戦前まで男子下着として一般的だったフンドシや猿股(トランクスの先祖形)とは相当に異なったタイプを穿いたり穿かせたりすることへの抵抗はなかったのでしょうか?


何しろ今の国内では、ブリーフについての批評(酷評)は他タイプに対する批評をはるかに上回っているのですから。それはつまり、日本人はブリーフという下着について種々の面で非常に敏感で小ウルサイことを意味しています。そうなのに当時はなぜ「国内男子は皆ブリーフの段階に至った」のでしょうか?


・既存の一般解説には実感が欠落

こうした疑問については、Wikiやメーカーによる説明がWEBにありますが、説明内容の矛盾を含めて表面的で類型的(通り一遍)との印象を受けます。その原因は、いわば「ブリーフ第一世代」の方々の体験や実感が反映されていないために、こんな感じになっているのだろうと思っていました。


・実感欠落を補う方法

その解消には、「ブリーフ第一世代」の方々自身から直接説明を頂ければ、当時の状況をある程度までは実感的に捉えられるのでしょう。しかし第一世代の方々はもうかなりのご高齢の筈ですから、今では難しいでしょう。次善の策としては、1~2世代下の私達が親やその同世代親族から聞き及んだことを比較し、検討し、纏めていくことになるのでしょう。


このような観点から、「第一世代からの聞き取り経験やそれに基づいた考察(大げさかもですが(笑))」を以下のサブテーマに加えていこうと思います。


(注1)ご多分に漏れず、私自身も小5後半頃からその逆風にさらされ、小6始めに別タイプに移行したことがあります(半年後にはウンザリしてブリーフ復帰してしまいました(以下の記事の補足を参照下さい)。

https://ameblo.jp/lin-baelder/entry-12688850399.html?frm=theme


(注2)例えば以下にある3つの記事のようにでした。

https://ameblo.jp/lin-baelder/theme-10118502194.html


(注3)本テーマは文章主体になりそうですので、皆様に見やすく・受け取りやすいように、各段落(パラグラフ)のポイントを冒頭に太字項目として記しています。以後執筆の方々にもこの方式をお願いし、了解いただいています。