定期検査 3年目へ | limonettaのブログ − 未分化多形肉腫闘病記

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ある日突然希少ガン患者となった私のゆるい忘備録

2021月7月27日

 

4か月半ぶりの定期検査

オリンピックとコロナ感染拡大というこれ以上ない明暗の対比のど真ん中で、どこに自分の気持ちを着地させればいいのかよく分からない今日この頃ですが、一歩馴染み深い病院の中に足を踏み入れると、奇妙に聞こえるかもしれませんが「自分の原点に戻ってきた」という感覚があって何故か逆に落ち着きます。

 

もちろん検査結果に対する不安は常にあるのですが、日常のあれこれに振り回される毎日の中で「私は一度命を脅かされ、沢山の人のおかげでまた生かされている」という原点に立ち戻れる場所なのです。

 

幸いCTとMRIの結果は異常なし。

無事3年目に入ることができましたニコニコ

 

元々どんな腫瘍だったかを思い出すために発症当時のMRIを改めて見つめていた先生が一言「これは厳しい腫瘍だったんですね...筋肉と筋肉の間に発生している」

ガーンガーンガーン

えぇっ?! いや、そんな厳しい状態だったなんて今まで私全然知りませんでしたけど...(心の声)

 

確かに手術前日「ずっと筋肉から発生していると思ってましたが、そうではなく筋肉と筋肉の間から発生しているということに手術の準備をしていて今日気がつきました。筋肉の間に発生した腫瘍は再発しやすい。なので予定より大きく切除することにします」と言われたのは覚えていますが、そのことが「厳しい腫瘍」と表現される状態なのだとは全く思っていませんでした。

まぁ、その時にそんなことを言われたらますます凹むだけで何も良いことはなかったと思うので、知らなくてよかったのかもしれません。

 

先生のおかげですよ、と改めて感謝しました。

「いや、最後は運ですよ」先生は照れ隠しもあってかポソリと仰いました。

 

次は12月です。