台風が過ぎ去りましたね。全国で3人もの犠牲者が出てしまった今回の台風でしたが、皆さんは大丈夫だったでしょうか。
そして…。午後、フィギュアスケートの高橋大輔選手が引退を発表しました。高橋選手と言えば、バンクーバー五輪で日本男子初の銅メダルを獲得。フィギュアスケート男子の「黄金時代」を築いた、日本のエース。けがに苦しみながら頑張ってきたその姿は、私たちを感動させてくれました。今までお疲れ様でした、と言いたいですね。
さて、前回に引き続き「火星、干潟星雲、月の接近」の現象を取り上げます。宇宙浪漫を感じる旅に出ましょう。
●火星、干潟星雲、月の接近 その見どころ
火星と干潟星雲、そして月が接近するという今回の現象。見どころはこの3者の競演ということになりますが、まずは注意を。
実は、火星と月は肉眼で十分に見えるのですが、干潟星雲は、都会のように明るい所だと肉眼では見えないのです。そのため、基本的には双眼鏡を使って探してもらうことになります。
双眼鏡を使うという手間はありますが、一度見つけてしまえば、感動すること間違いなしです。南西方向に赤く輝く火星、そしてそのすぐ右側、もやっとした赤い光の領域が干潟星雲です。真っ暗な夜空にあって、「赤」と「赤」の鮮やかな競演は、きっと印象に残ることでしょう。
そしてそれに彩りを添えるのが月。この日は月齢4.5で、三日月よりちょっと太目ですが、火星や干潟星雲の右側に見ることができます。赤と赤、そして黄色の競演。なかなか見られない、まさに奇跡の競演です。
「火星、干潟星雲、月の接近」、興味のある方はぜひ、双眼鏡片手に探してみてください。
次回は、オリオン座流星群を取り上げます。
今日もたくさんのペタありがとうございました。
ではまた。