ザ・フォッグ(リメイク版) | 【邦画/洋画】世にも奇妙な深海部屋【ホラー多め】

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期間限定(予定)の映画の感想ブログです。毎月少しずつ、消化予定。ジャンルはホラー、サスペンスが多めです。

2005年、ルパートウェインライト・監督、アメリカ制作。霧の向こうには何がいる?
小さな島の港町が誕生してから100周年を迎え、その式典に沸き立つ人々。
主人公・スティーヴィーの友人は沖で【霧】に襲われたと話すが…。

先日、某TVで夜中に放送していた物を録画して見ましたが、まさかの
リメイク版でアチャー、と思ったのは秘密です(1980年版が見たかった)
オリジナル版とは設定がやや違うようですので、ネタバレ有です。
次々と巻き起こる不可解な、霧の向こう側にいる何者かによる事件。
波の向こうから運ばれてきた懐中時計(何故か今も動き続けている)や
錆びた手鏡を持ち帰った事によって、惨劇の幕が開かれます。
町が発展し始める前に起こったとある事件が引き金となっているようで
スティーヴィーは島へ帰ってきた恋人のエリザベスと共に、真相究明へと
乗り出します。元凶ともなる事件が終盤まで見ないと明らかにされないので
そこまでは、謎解き+ホラーといった感じで話が進んでいきます。
中盤から本格的に、霧の向こう側にいる者たちが襲いかかってくるのですが
結末が、察しの良い方には「だから前フリがあったのか」と思わざるをえない
終わり方になっています。復讐を遂げるために蘇ったはずじゃなかったのか
とか、妻を迎えられればそれで良かったんかい、とかツッコミ所が多々…。
てっきり島の英雄と称えられた四人の子孫を皆殺しにして終わるかと
思っていたので、非常に肩すかしをくらった気分でした。
タイトルからして【ミスト】と同じような展開かな、と思いきや、過去の話が
絡んでくるので、全くの別物でした。スプラッタな展開も少ないので
誰が襲われるのか、どんな殺され方をされるのか、と推理しながら
見ると面白いかと思います。しかし、リメイク元の方が気になります(結論)

過去話を注意して見ないと話が分からないよ度…★8つ
その結末はナシでしょう度…★9つ